TOP日本のプロレスUWF →UWF:Best of UWFi Disc Four

UWF:Best of UWFi Disc Fourの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Highspots製。
Disc 4は約2時間10分です。

@高山善廣vs.トム・バートン(2/14/93)
 高山は分かりやすい戦いをしますね。
 20分間と長めの時間設定ながら
 飽きないファイトを見せてくれました。
 これってそこそこ凄い事です。
 まあまあ良い試合。

A高田延彦vs.田村潔司(2/14/93)
 高田はトータル・パッケージとして安定感のある働きです。
 田村は食いついて離れないようなサブミッションが良いですね。
 ただスケール・アップは余り出来ていない。
 ポイントに差があるように田村は追い詰め切れていないし、
 かと言って田村ははね返り的で応援したくなるような立ち位置にも立てていないんですよね。
 まあまあ良い試合。

B高田延彦vs.ダン・スバーン(5/6/93)
 スバーンはレスリング・ベース。
 しかし技術を攻防に昇華させられてませんね。
 また打撃に対応できていないし、投げを見せるタイミングも滅茶苦茶。
 高田はどうしようかな、と考えているものの
 何も思いつかず無為に時間を過ごす結果になっています。
 ひどい試合。

Cプロレスリング世界王座戦:高田延彦(ch)vs.ベイダー(12/5/93)
 WCW王座こそ賭けられていないものの
 ベイダーの背にアメリカン・プロレスを見て非常に盛り上がっていますね。
 試合はベイダーの圧迫感を見せ、
 高田のその苦境からの脱出という流れで魅せてきます。
 ベイダーがタックルやボディ・スラムといった基本的な技をハイ・スポットにしてきたのも分かっているな、と感心しますね。
 しかし初戦という事で2、3戦目よりは見劣りします。
 ベイダーのドミネイトっぷりが足りないし、
 高田の見せ場作りが弱めでやや地味です。
 通常のロスト・ポイント制ならそういう部分を補えたように思います。
 まあ、それをせずにもしロスト・ポイント制なら高田が負けていた、という状況を作るのが試合外的には上手い訳だけどね。
 中々良い試合。

D田村潔司vs.佐野直喜(5/6/94)
 バランスが良く、柔軟に試合が動かされるので
 どう試合が転がっていくか読めなくて面白いですね。
 田村の自己プロデュース能力が向上している事を感じられる場面も見られました。
 充実した内容で平均的な良試合。

E桜庭和志vs.山本喧一(10/14/94)
 山本のデビュー戦。
 強さを表題に掲げていれば
 こういうキャリアの差がある場合そのまま出せば良いだけなので楽だよねぇ。
 普通のデビュー戦です。
 悪い試合。 

Fダン・スバーンvs.高山善廣(10/14/94)
 Bに比べるとスバーンはUWFスタイルになれて
 相手とちゃんと関わりを持てるようになっていますね。
 考えが固まってきたのが感じ取れる。
 ただこれ以上の試合時間で見せていくには力不足にも見えます。
 悪くない試合。
 
G宮戸成夫vs.桜庭和志(11/30/94)
 見せ方がいまいちですね。
 それは宮戸も分かっているようで
 安直なアピールという行為に走っている。
 悪い試合。

H田村潔司vs.ダン・スバーン(11/30/94)
 スバーン、蹴りに弱すぎるだろ、っていう
 ダウン続きでTKOという拍子抜けな展開です。
 ひどい試合。

Iゲイリー・オルブライトvs.高田延彦(11/30/94)
 山のような重量と圧迫感を持つオルブライトを高田がどう攻略するか、
 vs.ベイダーのように面白い物になると思ったのですが・・・。
 オルブライトは攻略しにくさ、硬い防御力を感じさせるものの
 グラウンドの動きは少ないし、
 武器である投げに対してのアピールが足りません。
 投げで10カウント・ダウン狙えそうにもないし、
 投げた後にサブミッションが狙えるようでもありません。
 エネルギーを凝縮しそこねた内容。
 平均より少し上。

(執筆日:4/17/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Cプロレスリング世界王座戦:高田延彦(ch)vs.ベイダー(12/5/93)
  握手を交わす。
  高田が蹴りを叩き込むと同時にベイダーが張り手を狙うも避けられる。
  高田がロー・キック。
  ベイダーが高田をコーナーまで追い詰める。
  張り手を叩き込んでいくも高田は逃れる。
  ベイダーが高田の両腕を挟んでコーナーに追い込む。
  張り手を叩き込もうとするも逃げられる。
  高田が脚をかけて倒そうとする。
  ベイダーが高田を潰す。
  上にかぶさる。
  顔に掌底を叩き込む。
  ヘッド・ロック。
  高田がロープに脚をかける。
  高田はすぐに起き上がれずダウン扱いとなる。
  ベイダーがコーナーに追い詰め張り手を打ち込んでいく。
  高田が一本背負いを狙うも失敗。
  ベイダーが張り手を叩き込む。
  バックを取りスリーパー。
  高田がロープに脚をかける。
  高田が近寄ってきたベイダーに蹴り。
  蹴りを打ち込んでいく。
  ベイダーは耐えると高田をロープに押し込みハンマー。
  高田がダウン。
  ベイダーが高田をコーナーに追い詰める。
  高田が蹴りを打ち込む。
  ベイダーが掌を叩きつけ掴む。
  高田が腰を落とす。
  ベイダーを下にして上になるとアーム・バーを狙う。
  ベイダーがロック。
  ロープに脚をかける。
  高田が蹴り。
  ベイダーの掌底を後ろに下がって避けながら蹴り。
  ハイ・キック。
  左の蹴り。
  ロー・キックを打ち込んでいく。
  ベイダーが受け止めて押し倒す。
  腕を取ろうとする。
  高田の顔に掌を叩きつけヘッド・ロック。
  高田がロープに脚をかける。
  ベイダーがコーナーに押し込み腹に掌底。
  高田はベイダーを掴むとニーを叩き込んでいく。
  ロー・キックを打ち込み膝をつかせる。
  ダウン。
  ベイダーがカウント9で立ち上がる。
  高田がロー・キック。
  ロー・キック。
  ロー・キック。
  ベイダーは痛がりながらも体勢を直す。
  高田がロー・キック。
  更に2発打ち込み膝をつかせる。
  ベイダーがカウント8で起き上がる。
  ベイダーがタックル。
  マウントで掌をたたきつけていく。
  高田がロープに脚をかけ場外に出る。
  リングに戻る。
  高田がロー・キック。
  ベイダーが掌底。
  変形ボディ・スラム。
  高田がカウント8で起き上がる。
  ベイダーが高田につかみかかり変形ボディ・スラム。
  カウント8で起き上がる。
  ベイダーが高田の腕を取り脇固めを狙う。
  狙いを変えフルネルソン。
  高田がロープに脚をかける。
  高田が胸に蹴り。
  つかみに行く。
  高田が蹴り上げ張り手。
  ベイダーがハンマー。
  高田がニーに蹴り。
  ベイダーが殴りつける。
  かぶさろうとする。
  高田が脚をかけて倒す。
  ベイダーがロープに逃げる。
  高田がタックルから脚をかけて倒す。
  うつぶせのベイダーにかぶさる。
  離れて蹴りつけていく。
  起き上がろうとするベイダーを蹴りつけていく。
  受け止めようとしたベイダーを倒し蹴りつける。
  そしてアーム・バー。
  引っ張り上げベイダーをタップさせる!
  高田の防衛!

試合結果

@高山善廣vs.トム・バートン(20分時間切れ)(2/14/93)
A高田延彦vs.田村潔司(2/14/93)
B高田延彦vs.ダン・スバーン(5/6/93)
Cプロレスリング世界王座戦:高田延彦(ch)vs.ベイダー(12/5/93)
D田村潔司vs.佐野直喜(5/6/94)
E桜庭和志vs.山本喧一(10/14/94)
Fダン・スバーンvs.高山善廣(10/14/94)
G宮戸成夫vs.桜庭和志(11/30/94)
H田村潔司vs.ダン・スバーン(11/30/94)
Iゲイリー・オルブライトvs.高田延彦(11/30/94)