TOP日本のプロレスUWF →UWF:Fighting Network 11/10/88

UWF:Fighting Network 11/10/88の分析


名勝負 なし
好勝負 高田延彦vs.前田日明

1枚、約1時間20分です。
IVPvideoにて購入。

@中野龍雄vs.宮戸成夫
 これといった見所に欠ける内容が
 延々と20分も続くのだから少々辛い物がありますね。
 少し悪い試合。

A安生洋二vs.マック・ローシュ
 UWFらしい緊迫感は無く鈍い動きが目立つ物の
 レベルが高くないなら、いっそこれぐらいまったりレスリングしてくれた方が見やすいですね。
 ローシュが一応パワーを見せるもののふてぶてしさ、タフネスが無く
 安生が蹴り崩す爽快感が弱めなのが残念。
 少し悪い試合。

Bバート・ベイルvs.山崎一夫
 ベイルが本質を理解してない見よう見まねレベルで
 山崎が途方に暮れてベイルを泳がせている内容。
 フィニッシュ前のジャーマン以外テンション低かったですね。
 こんな相手にスカッシュを許されないとは山崎は適正な待遇を受けてないなぁ。
 ひどい試合。

C高田延彦vs.前田日明
 序盤に引いた最底辺が実に素晴らしい。
 蹴りが肉にぶつかり、空気を切り裂く音を
 バックグラウンドにグラウンドでじっくり見せます。
 鬩ぎあいでありながら心地よい静けさです。
 そこに織り交ぜられる一撃性のサブミッションも
 唐突と感じさせずに包み込む静けさです。
 蹴りとパンチの一進一退、という
 シンプルなやり方で試合がのし上がっていきます。
 そして表現力の足りない部分は
 5回ダウンでTKO、ロープ・エスケープ3回でダウン1回とカウント、というルールが補っています。
 やや打撃戦とサブミッション狙いの
 シーン転換がはっきりし過ぎて軽く違和感を覚えましたが
 瀬戸際ぎりぎりの攻防を見せる事には成功していて盛り上がりました。
 文句なしに好勝負。

総評
 外人が微妙で高田vs.前田がクラシック・バウトと呼ぶべき好勝負だった事に救われた内容。
 でその試合はHighspotsのUWF特集に・・・。
 (執筆日:4/14/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

C高田延彦vs.前田日明
  握手してゴングがなる。
  前田が牽制の蹴り。
  高田も牽制。
  前田がハイ・キック。高田がガード。
  高田がロー・キック。
  ハイ・キックを放つも避けられる。
  前田がロー・キック。
  高田がロー・キック。
  前田がハイ・キックを放つも避けられる。
  高田がロー・キック。
  組むと見せかけ前田がフェイント。
  高田がハイ・キックで牽制。
  前田がフロント・ヘッド・ロックへ。
  高田が逃れ組む。
  もつれる。
  前田が腕を取って引きずり込む。
  高田がアーム・バーを狙う。
  前田が防いで立ち上がるとレッグ・ロックへ。
  高田が防いで起き上がる。
  かぶさる。
  ハンマー・ロック。
  前田が回転して逃れる。
  仕切りなおし。
  前田がロー・キック。
  ハイ・キックを放つもガードされる。
  両者同時に蹴り。
  高田が蹴りを放つもかわされる。
  高田がロー・キック。
  組む。
  前田がフロント・ヘッド・ロック。
  後ろに投げてかぶさる。
  かぶさり直しハンマー・ロックを狙う。
  高田が耐える。
  うつぶせになる。
  前田がバックを取る。
  高田が回転しバックを取り返す。
  ヘッド・ロック。
  前田が脚を取って倒しレッグ・ロック。
  高田が体を起こし引き離そうとする。
  前田がかぶさりヘッド・ロック。
  高田が回転させに行く。
  前田が対応し脇固め。
  高田がロープに脚をかける(1回目)。
  仕切り直し。
  組む。
  高田がヒップ・トスからヘッド・ロック。
  腕を極めようとするも前田が抵抗。
  高田がかぶさりハンマー・ロックを狙う。
  脚で頭部を押さえつける。
  ハンマー・ロックへ。
  上にかぶさる。
  前田が体をずらそうとする。
  高田がかぶさる。
  前田が体をずらし逃れようとする。
  高田が対応しレッグ・ロック。
  前田がロックを外し起き上がる。
  離れて仕切り直し。
  前田が蹴り。
  蹴りを打ち込んでいく。
  ふらついた高田に蹴り。
  高田がパンチを打ち込んでいく。
  前田がニーを突き上げハイ・キックを叩き込む。
  高田がダウン(1回目)。
  カウント9で起き上がる。
  前田がパンチにハイ・キック。
  ニーを突き上げる。
  高田が腹にパンチ。パンチを打つ。
  前田は蹴り。
  腹にパンチ。
  エクスプロイダー。
  首を固めて両肩をつけにいく。カウント1。
  仰向けにすると押さえ込む。カウント2。
  うつぶせになった高田に脇固め。
  高田が2回目のロープ・ブレイクを使う。
  前田が蹴り。
  ふらついた高田の腹にパンチを打ち込む。
  蹴りを打ち込んでいきダウンさせる。
  高田は2回目のダウン。
  カウント9で起き上がる。
  前田がニーを打ち込み左右のハイ・キック。
  ニーを突き上げダウンさせる。
  高田は3回目のダウン。
  カウント8で起き上がる。
  高田が向かってきた前田にカウンターのハイ・キック。
  前田がダウン。
  前田がカウント8で起き上がる。
  高田が脚を取って倒しアーム・バーへ。
  前田がロック。
  体を反転させると高田の脚を取って起き上がる。
  高田は張り手を打ち込み脚を引き抜くとハイ・キック。
  ハイ・キックを放つ。
  前田が受け止めキャプチュードを狙う。
  高田が張り手。
  前田のハイ・キックをガードするとヘッド・バッド。
  揺らいだ前田にレッグ・ロック。
  前田もレッグ・ロックを決める。
  15分経過。
  高田が先に放してしまう。
  高田は回転してロープに逃げる。
  3回目なのでダウン扱い。
  4回目のダウンとなり残り1回ダウンすれば負けとなる。
  前田がタックルを狙う。
  カウンターの蹴りをスウェーでかわすとタックルへ。
  高田がカウンターでニー。
  張り手にソバット。
  ハイ・キック。
  ハイ・キック。
  パンチを叩き込みソバットでダウンさせる。
  前田は2回目のダウン。
  カウント7で起き上がった前田にハイ・キックを叩き込む。
  前田もハイ・キック。
  高田がパンチ。
  前田がパンチ。
  高田は張り手からハイ・キックを叩き込みダウンさせる。
  前田は3回目のダウン。
  高田が起き上がった前田に距離を詰めベリー・トゥー・ベリー。
  固めるもカウントは2。
  グラウンドでスリーパー。
  前田がロープに逃げる(1回目)。
  高田がニーを叩き込む。
  前田が裏に回りスリーパー。
  グラウンドに引きずり込む。
  高田がロックを外し脚を取ろうとする。
  腕を挟もうとした前田の脚をキャッチしハーフ・ボストン・クラブまで持っていく。
  前田がロープに逃げようとする。
  高田が中央に戻す。
  前田がロープを掴む(2回目)。
  高田がバック・ドロップ。
  チキン・ウィング・クロス・フェイスに捕らえる。
  起き上がりろうとする前田をグラウンドに引きずり込む。
  前田がロープに脚をかける。
  3回目なのでダウン扱いとなりこれで4回のダウン。
  前田も後1回のダウンでTKOとなる。
  高田が蹴り。
  前田が蹴りで高田を後退させる。
  高田のパンチにパンチを打ち返し蹴り。
  蹴りを打ち込んでいく。
  ふらついた高田に蹴りを打ち込んでいく。
  しかし高田がハイ・キック。
  ハイ・キック。
  ハイ・キック。
  前田がぐらついてダウン。
  5回目のダウンという事でTKO!
  高田の勝利!

試合結果

@中野龍雄vs.宮戸成夫
A安生洋二vs.マック・ローシュ
Bバート・ベイルvs.山崎一夫
C高田延彦vs.前田日明