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RINGS:Best of RINGS 1995の分析


名勝負 メガ・バトル・トーナメント準決勝:ヴォルク・ハンvs.山本宜久(12/19/95)
好勝負 なし

@ディック・フライvs.山本宜久(7/18/95)
 フライは海外の人間らしくルールを道ではなくルールとして捉え
 レッド・カード覚悟でグラウンド状態の相手にニーを叩き込むことも辞さないし、
 危ない雰囲気を感じればすぐにロープに逃げます。
 中々恐ろしい相手ですがその戦いゆえにポイントは嵩むというのが面白い所。
 3ダウンになったのを契機に山本が仕掛け、
 フライも押し返してヒート・アップしました。
 ドラマチックな展開を生み出し盛り上がりましたが残念なのは最後。
 もう逃げられないと判断したフライが
 完全にロックが決まる直前でロープを掴み負けてしまうのですね。
 普通にタップして終えて欲しかった。
 中々良い試合。

Aヴォルク・ハンvs.ビターゼ・タリエル(8/27/95)
 タリエルは極真ベース。
 そんなに強烈な打撃でもないし、
 スタイルも特筆すべきではありません。
 凡庸なレスラーといって良い。
 しかしこの試合はハンがとにかく素晴らしかった。
 タリエルのでかい体を活かして様々なサブミッション・テクニックを見せるのはいつもの応用として
 今回は攻めではなく受け、タリエルの打撃に対するダメージ表現が神がかっていました。
 これほどまでのものはそうそうお目にかかれないですよ。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Bメガ・バトル・トーナメント準決勝:ヴォルク・ハンvs.山本宜久(12/19/95)
 3度目の対決。これまでハンが連勝していて状況です。
 まずハンというレスラーに驚愕する。
 相手の行動なんて関係ないとでも言うように
 躊躇なくスタスタと距離を詰めていき接触し、
 どんな体勢からもサブミッションにもって行きます。
 このサブミッションが技術面から見てもポージング面から見ても実に見事。
 また相手のサブミッションに対しても魔術のようにするりと逃れてみせる。
 脚が長いので裁き方の上手さも引き立ちますね。
 ショーマン・シューターとしてはプロレス史上最高のレスラーかもしれない。
 どこに付け入る隙があるのか、と頭を抱えてしまうようなハンを前にして
 山本は集中力高くレスリングに臨み、
 腕に狙いをつけて目の離せないじっくりとした攻防を重ねます。
 その努力を実らせて徐々にハンに詰め寄っていく過程は素晴らしく、
 そこをひっくり返し凄さを再認識させるハンもまた天晴れ。
 打撃で終盤をアピールすると最後は山本がハンから初勝利を得るという
 ドラマチックなエンディングで試合の幕を閉じました。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:?/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ディック・フライvs.山本宜久(7/18/95)
Aヴォルク・ハンvs.ビターゼ・タリエル(8/27/95)
Bメガ・バトル・トーナメント準決勝:ヴォルク・ハンvs.山本宜久(12/19/95)