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Zero-One:Best of Zero-One 2010の分析


名勝負 なし
好勝負 日高郁人、澤宗紀vs.望月成晃、田中将斗(3/2/10)

火祭り決勝:大谷晋二郎vs.田中将斗(8/4/10)

@世界ヘビー級王座戦:川田利明(ch)vs.関本大介(1/1/10)
 挑発する打撃、KOする打撃、張り合う打撃。
 川田は同じ打撃でも違う意味合いで使い分け。
 精度高く、分かりやすさも素晴らしいですね。

 相手を切り捨てない格下の扱い方には熟練味を感じます。

 関本は下に据えられながらも
 トーチャーラックなどスケールの大きな大技。

 その位置づけに基づく振る舞い、持って行き方に関して
 関本自身がもう少しセルフプロデュースできれば尚良かったですね。

 好勝負に少し届かず。

A日高郁人、澤宗紀vs.望月成晃、田中将斗(3/2/10)
 ハードヒットに、泥臭く、偏執的に。
 コンスタントに見せ場があり、
 観る者の集中力を保つベース・ラインでしたね。
 
 それぞれ違うバックグラウンド、団体経験を持ちながらも
 特に攻防にズレもなく自分の良さ、相手の良さを引き出していましたね。

 連携技が加わり終盤の攻防はホットに。
 ボリューミーで熱狂右肩上がりが最後まで続きました。

 ぎりぎり好勝負。

B火祭り決勝:大谷晋二郎vs.田中将斗(8/4/10)
 エンブレム同士での決勝ということで
 田中の方はオーソドックスな試合運びの中に
 感傷的な打撃使いが見られますね。

 大谷は場外マットのない所でのブレーン・バスターに
 テーブル葬までも食らって劣勢に。
 ダメージ表現はナチュラルではないものの
 握り拳から自在に緩急をつけて、らしさ満点です。

 また、ここぞのハイ・スポットの使い方はベテランの妙がありますね。

 火祭り決勝ということでニア・フォール量も多く、見応えがありました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@世界ヘビー級王座戦:川田利明(ch)vs.関本大介(1/1/10)
A日高郁人、澤宗紀vs.望月成晃、田中将斗(30分時間切れ)(3/2/10)
B火祭り決勝:大谷晋二郎(優勝!)vs.田中将斗(8/4/10)