Zero-One:Best of Zero-One 2001の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 星川尚浩vs.丸藤正道(3/2/01) 三沢光晴、秋山準vs.橋本真也、永田裕志(3/2/01) |
@星川尚浩vs.丸藤正道(3/2/01)
確実な試合運びの中、
Jrとしてスピードを追求するものの
それは最高速度ではなく理想的な速さとなっている。
星川は蹴りが武器ですが
そこいらの只打ち込みが強いレスラーと違って
照準が実に正確で目を見張ります。
一方の丸藤も天才的な細工を施し、
横のロープに移るダブル・スプリングボード・トペコンなんて技も見せる。
終盤も星川が流星を中心に段階踏んでの真っ向勝負なのに対し、
丸藤は変幻の攻めなので対比的で素晴らしい攻防となりました。
ぎりぎり好勝負。
A三沢光晴、秋山準vs.橋本真也、永田裕志(3/2/01)
投打締、全てを同列に扱うレスリング。
永田と秋山が素晴らしいものを見せました。
また同列といいつつも大技に対しては
しっかり余韻の間でもって表現できている。
ロープ・ワークを上手く合言葉にして
普段接点がない問題をクリアしていますね。
それぞれがトップ・レスラーとして魅力を発揮する綺麗な試合ですが
挑発・見得、仕切りを豊富に含むので
対抗戦の雰囲気も失われていない。
こういう試合は落とし所がネックになりますが
そこはブッカーの橋本が飲んでいます。
他に比べ打撃に特化しているので展開上も違和感なかったですね。
最後、混沌とする中で橋本が秋山に目が向く展開は
理解しかねる所がありましたが素晴らしい試合。
ぎりぎり好勝負です。
B高岩竜一vs.丸藤正道(4/18/01)
丸藤はセンス、身体能力を感じさせ、
高岩はそんなこと関係なくパワー・ファイトを見せる。
スポット・ベースでベースは適当。
相手にカウンターさせるために不必要なスポットに出ている所はありましたが
そんな構築でも良しと思える程魅力的なスポットが揃っている。
好勝負に少し届かず。
C高岩竜一vs.星川尚浩(9/1/01)
気持ちを前面に出す星川が
高岩の攻めを耐えながら必至に向かっていく姿勢は熱いですね。
一方で高岩は受け時の防御・表情がいまいちで
不器用さが散見されてしまっていますね。
基本的にファイト・スタイルは噛み合っているものの
中々良い試合止まり。
(執筆日:1/?/15)
注目試合の詳細
なし試合結果
@星川尚浩vs.丸藤正道(3/2/01)A三沢光晴、秋山準vs.橋本真也、永田裕志(3/2/01)
B高岩竜一vs.丸藤正道(4/18/01)
C高岩竜一vs.星川尚浩(9/1/01)