TOP日本のプロレスその他 →WAR:革命陽上3rd in 両国国技館 6/4/95

WAR:革命陽上3rd in 両国国技館 6/4/95の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Highspots製。
1枚、約2時間です。

5分以下のハイライト・マッチには触れません。
その中にはマスカラス、バックランド、スヌーカvs.イリミネーターズ、ヘクトール・ガルサがあった事だけ言及しておきます。

@インターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座戦:ライオンハート(ch)vs.ウルティモドラゴン
 (序盤で2回カットあり)
 序盤は分かりやすく、鏡合わせでかわし打ち同時に放ってポーズを決める。
 中盤は常に技を1つ付け加えられないかと考えた攻防で、
 技を大量に詰め込んでも単調にならないよう場外やコーナー上を織り交ぜています。
 中盤は雪崩式技とクイックを中心に変化させて盛り上げました。
 派手な内容ながらダメージ表現も
 相手との関係構築も関係なしの表面的な内容に留まる。
 中々良い試合。

A邪道、外道vs.ターザン後藤、ミスター雁之助
 (複数カットあり)
 邪道、外道が巧みな連携技で相手の言いようにさせず感情を溜め込んでいきます。
 中盤は一転してターザン、雁之介のペース。
 邪道のまだ癒えていない肩を攻め、外道は椅子攻撃で流血させます。
 見下しながらも容赦ないパワフルな攻め。
 力関係が一気に逆転するのでその攻防はないものの
 その構図が持つドラマを遺憾なく発揮して盛り上がりました。
 まあまあ良い試合。

B長州力、アニマル浜口vs.後藤達俊、小原道由
 長州力は頑固なベテランだが、それを構図の中で演じれる器ではない。
 アニマル及びそのジムから生まれた最初のレスラー、小原は
 あのアニマルの有名なアピールみたいにナンセンス且つ短絡的なファイト。
 後藤も下手なヒール・ワークなので試合の中に流れはなく唐突なタイミングで締めに持っていく。
 ひどい試合です。

C冬木弘道vs.越中詩郎
 越中が言葉や冬木のような動きで挑発する他、
 冬木の動きに合わせて試合を作っています。
 しかし合わせる冬木がひどい。
 馬鹿みたいな気合の見せ方、技の出鱈目な使い方、
 それらによって試合は思うように進まず行ったり来たりしている。
 フットルース時代は少なからずプロレスの一端をリードした選手だったのにねぇ。
 少し悪い試合。

D3分10R:天龍源一郎vs.北尾光司
 体格に恵まれた北尾の打撃は確かにハードだが、
 レスラーとしてのキャラ、演技力、構築能力はなく、
 天龍も防御のテクニックがないのでまったくストーリーが紡がれない。
 途中で冬木が天龍にビール瓶攻撃しますが、それによるその後の空白期間はひどかった。
 ひどい試合でした。
 
総評
 ジェリコが当時のキャリアの中でトップ・クラスの試合を残すも他がひどい出来。
 (執筆日:12/?/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

@インターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座戦:ライオンハート(ch)vs.ウルティモドラゴン
 バックの取り合い。
 ジェリコがショルダー・スルー、モンキー・フリップを狙うも着地される。
 ウルティモがモンキー・フリップへ。
 側転で着地されるもアーム・ドラッグ。
 ジェリコもアーム・ドラッグ。
 同時にドロップ・キック。
 (カット)
 ジェリコがスリーパー。
 ロープ・ブレイク。
 ジェリコはロープに振り返されるも蹴り上げタイガー・ドライバー。カウント2。
 (カット)
 スリングショット・バック・ドロップを狙う。
 逃げられたので場外へのショルダー・スルーを狙う。
 エプロンに着地されたので三角とびへ。
 ウルティモはかわして転落させると619のフェイク・ダイブ。
 ロープ越しに蹴り倒すとロープ越しにとび不完全ながらコークスクリュー・ボディ・プレス。
 リングに戻ろうとする。
 ジェリコが引き戻しパイル・ドライバー。
 リングに戻る。
 戻ってきたウルティモにボディ・スラムを決めると余裕を見せながらエプロンへ。
 ウルティモが起き上がり三角とびドロップ・キックで落とす。
 三角とびトペ・コンヒーロで追撃する。
 リングに戻る。
 エプロンに上がってきたジェリコにリング内へのブレーン・バスターを狙う。
 逆に持ち上げられるも決める。カウント2。
 ラ・ケプラーダ。カウント2。
 フィッシャーマンズ・スープレックス。カウント2。
 シャープ・シューター。
 コーナー上にのせ雪崩式技を狙う。
 ジェリコが突き飛ばす。
 ムーンサルトで着地したウルティモにミサイル・キック。カウント2。
 ライオン・サルトを狙う。
 ウルティモが足を掴んで倒しラ・マヒストラル。カウント2。
 バックの取り合いからジェリコが丸め込む。
 体勢を入れ替えあう。カウント2。
 ウルティモがドラゴン・スープレックス。カウント2。
 ジェリコをコーナーに乗せると雪崩式ハリケーン・ラナを狙う。
 ジェリコが後ろの場外に落とすとダイビング・ボディ・アタックへ。
 ウルティモがカウンターで蹴りをいれた様子。
 カウント15でリングに戻る。
 同じくジェリコもエプロンへ。
 ウルティモがリング内へのブレーン・バスターを狙う。
 ジェリコがリングに着地しロープに走る。
 ショルダー・タックルからライオン・サルト。
 ボディ・シザースで丸め込む。カウント2。
 タイガー・ドライバーへ。
 ウルティモがハリケーン・ラナ。カウント2。
 ロープに走ったジェリコにカウンターで前転からのハリケーン・ラナ。カウント2。
 ジェリコがロープに走る。
 カウンターのラリアットに絡みつきタイガー・スープレックス。カウント2。
 コーナー上に載せるとスーパープレックスへ。
 ウルティモが体重をかけつぶす。カウント2。
 パワー・ボムへ。
 ジェリコがハリケーン・ラナに切り返そうとする。
 ウルティモが体勢を入れ替える。カウント2。
 DDT。
 コーナーに上る。
 ジェリコが捕まえトップ・ロープからのベリー・トゥー・ベリー・スラム。カウント2。
 コーナーに上りムーンサルトへ。
 ウルティモはかわして自爆させるとボディ・スラム。
 ムーントルネードへ。
 ジェリコはかわして自爆させるとコーナー上に載せる。
 雪崩式ダブル・アーム・スープレックスを決めカウント3。

試合結果

@インターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座戦:ライオンハート(ch)vs.ウルティモドラゴン
A邪道、外道vs.ターザン後藤、ミスター雁之助
B長州力、アニマル浜口vs.後藤達俊、小原道由
C冬木弘道vs.越中詩郎
D3分10R:天龍源一郎vs.北尾光司