TOP日本のプロレスその他 →WRESTLE-1:W-1 TV Matches 2018

WRESTLE-1:W-1 TV Matches 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@GP1回戦:カズ・ハヤシvs.芦野祥太郎(7/1/18)
 カズの試合運び、構成は間違いがありませんね。
 ただ一線を退いているだけにスポットといった
 絶対値評価で見ると物足りない所がある。
 芦野も相手が社長とあって少し遠慮したか。
 もう少し伸びそうな印象もありましたが、
 まあまあ良い試合程度に留まる。

AGP準決勝:黒潮イケメン二郎vs.芦野祥太郎(7/18/18)
 横浜文体のリマッチがトーナメントで実現。
 芦野の力強さ、黒潮の自分色を出した試合運び、
 それぞれの個性が出ていますが
 前回に比べると形にはまりきっていない。
 多彩な攻防が前に出て芯が見えないですね。
 黒潮がもう少し疲労感を上手く扱ったら
 印象も変わったかたもしれない、と思います。
 13分ということもあり平均的な良試合レベル。

Bタッグ王座戦:黒潮“イケメン”二郎、田中将斗(ch)vs.近藤修司、土肥孝司(8/11/18)
 イケメンは柔軟な役回りをして観客に働きかけますが、
 田中は自分の枠を抜けれない。
 ただ田中が田中であることは分かりやすく、
 相手の土肥にしてみればやるべきことが明確になりやりやすい。
 拙い部分はありつつも主要な攻防の担い手としてやりきりました。
 近藤は存在感薄め。
 もう少しリードして欲しかったですね。
 まあまあ良い試合。

Cキャプテン・フォール・イリミネーション・マッチ:W-1(黒潮“イケメン”二郎(c)、稲葉大樹、頓所隼、立花誠吾)vs.ストロング・ハーツ(CIMA(c)、トアン・イーナン、ビッグマネー・クランチ、ビッグマネー・プラス)(9/2/18)
 これまでの対抗戦に比べると選手のクラスが落ちますね。
 SH側の外人選手がZero-Oneに来てた
 WWE入り目指すデカ物みたいな感じで
 懐かしいようなしょっぱいような。
 それでも観客席を暖めるには十分なものが揃っているし、
 驚いたことにバルコニー・ダイブのサービスもありました。
 最後はCIMAが黒潮をタップさせましたが、
 アンチ・クライマックスで終わりましたね。
 シングルに向けてのストーリー・ラインなら良いですが。
 平均より少し上。

Dクルーザーディビジョン王座戦:児玉裕輔(ch)vs.吉岡世起(9/2/18)
 吉岡はW-1初期以来の視聴ですが、
 俊敏性は衰えておらず、
 トペ・アトミコも華があって素晴らしい。
 他団体に出れる選手だと思いますね。
 児玉はタジリ的キャラを掴んではいるものの
 キャラを意識し過ぎてキャラに食われているところがあり、構成が下手。
 序盤の停滞感、終盤のギアがあがらない攻防は勿体無かった。
 まあまあ良い試合。

EWRESTLE-1王座戦:芦野祥太郎(ch)vsペガソ・イルミナル(10/24/18)
 ペガソは新人でしょうか。
 ルチャドールではない間とアピールで
 そうなるとマスク・マンというキャラが彼にとって良いのか疑問です。
 そのペガソがロープに乗ろうとした所で落下。
 リングアウトになりかける大ダメージで(実際脳震盪を起こしたとのこと)、
 ここからは芦野の一人相撲。
 立体的な脚攻めの組み合わせは惚れ惚れしますね。
 まともに反撃成功させられない中で
 どう作るか箒相手の試合運びを見せています。
 王者のワークですね。
 ペガソは何とか振り絞って終盤は攻防を見せていましたが、
 技に魅力がなく、技セットにも一貫性がなく散々。
 フェード・アウトして、少しして別キャラで出てきても驚きません。
 平均より少し上。

F芦野祥太郎、羆嵐、新井健一郎vs.Tホーク、エル・リンダマン、吉岡世起(11/23/18)
 Tホークは自分を飛び越えてCIMAを意識する芦野が面白くなく、
 完全に芦野狙いで乱闘を仕掛けます。
 そのため芦野が試合の中核に絡まず
 W-1側に物足りなさを感じる結果に。
 羆嵐は体格こそ貴重ですが、まだまだ不器用過ぎますしね。
 吉岡がSHのスパイだったことが発覚してから最初の試合だったりと、
 ストーリー・ライン上の繋ぎの試合としては意味があるものの
 試合単独で見るとクオリティはそこまでではないですね。
 平均より少し上。

Gクルーザーディビジョン王座戦:児玉裕輔(ch)vsアンディ・ウー(11/23/18)
 たいした攻撃もしていないのに
 アンディが開始直後からダウン。
 マスク・マンがムーブへの期待感を一切作らないのは如何なものか。
 児玉も何を考えているか分からないキャラ表現を
 意識する余り攻防が退屈。
 タジリのフォロワーとしては完成していますが、
 タジリにも当然良い所もあれば悪い所もあった。
 この試合ではその悪い所の真似が強く出ている。
 最後まで微妙な印象をぬぐいきれず。
 平均レベル。

H芦野祥太郎、児玉裕輔、羆嵐、新井健一郎、トンドコロ隼vs.吉岡世起、CIMA、Tホーク、エル・リンダマン、ロジャー(12/26/18)
 ドラゲー定番の開始時全員場外乱闘など
 ヒートアップするシーンを挟みながら構成。
 軍団外の隼とロジャーが加わっていますが、
 隼は活きの良い若手で孤立シーンで貢献していましたね。
 一方でロジャーはあまり存在感がなく、
 ストロングハーツがリード・ラインを引いている。
 大なり小なり多彩な面子で色が添えられていますが、
 中でも芦野とCIMAの絡みが大きな可能性を感じさせました。
 他でもない芦野とCIMAでフィニッシュする等サービスも十分。
 中々良い試合です。
 (執筆日:2/?/19)


注目試合の詳細

なし

試合結果


@GP1回戦:カズ・ハヤシvs.芦野祥太郎(7/1/18)
AGP準決勝:黒潮イケメン二郎vs.芦野祥太郎(7/18/18)
Bタッグ王座戦:黒潮“イケメン”二郎、田中将斗(ch)vs.近藤修司、土肥孝司(新チャンピオン!)(8/11/18)
Cキャプテン・フォール・イリミネーション・マッチ:W-1(黒潮“イケメン”二郎(c)、稲葉大樹、頓所隼、立花誠吾)vs.ストロング・ハーツ(CIMA(c)、トアン・イーナン、ビッグマネー・クランチ、ビッグマネー・プラス)(9/2/18)
Dクルーザーディビジョン王座戦:児玉裕輔(ch)vs.吉岡世起(9/2/18)
EWRESTLE-1王座戦:芦野祥太郎(ch)vsペガソ・イルミナル(10/24/18)
F芦野祥太郎、羆嵐、新井健一郎vs.Tホーク、エル・リンダマン、吉岡世起(11/23/18)
Gクルーザーディビジョン王座戦:児玉裕輔(ch)vsアンディ・ウー(11/23/18)
H芦野祥太郎、児玉裕輔、羆嵐、新井健一郎、トンドコロ隼vs.吉岡世起、CIMA、Tホーク、エル・リンダマン、ロジャー(12/26/18)