WRESTLE-1:Best of Wrestle-1 2017の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | WRESTLE-1王座戦: 芦野祥太郎(ch)vs.黒潮イケメン次郎(9/2/17) |
@WRESTLE-1王座戦: 芦野祥太郎(ch)vs.黒潮イケメン次郎(9/2/17)
芦野により長期欠場に追いやられたイケメンが
復帰してGP覇者となり再戦に挑むという
団体をあげてのストーリー・ライン。
序盤はじっくりとグラウンド。
芦野のアマレス能力とイケメンのプロレス的戦略が
ミックスした非常に上質な内容になっています。
続いて芦野がエプロンでラナを決め場外に落とすと
二階席からバルコニー・ダイブというハイ・スポット。
リングに戻ってグラウンド・ベースの試合運び。
やや狙いが散逸ですが、アピール性を強く押し出していて良いですね。
ちょっと古臭いレスラー的振る舞いが鼻につきますけれども。
クイックも真剣味を持って見せているので緊張感が生まれてくる。
芦野がタイミングを図った上で
エプロンからガットレンチ・スープレックス。
主導権を取り返すと必殺のアンクル・ロックを隙あらば狙いつつ
豪快な投げを放っていきます。
まさしくカート・アングル・スタイルですね。
イケメンもハイ・フライとアーム・バーを使い分けて応じる。
ハイ・スポットと抜きのバランス感が良いですね。
芦野はカートの試合を良く観ているんだろうな、と
思わせる良質な構築でした。
団体の狙い通り36分するだけにふさわしい大熱戦となりました。
文句なしに好勝負です。
(執筆日:1/?/18)