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SMASH:Best of SMASH 2011の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@セリーナ、朱里、真琴vs.トリプル・テイルズ(華名、紫雷美央、紫雷イオ)(SMASH 16 4/30/11)
 現在売出し中のセリーナvs.華名でいきなり始め盛り上げます。
 テキパキともがくセリーナに対し、
 その情報量を華名はちゃんと処理していますね。
 緊張感を伴いつつアクションとして魅力的なレスリングです。
 2組目のイオと朱里は一転打撃の張り合いで盛り上げる。
 3組目の美央と真琴の絡みにおいてトリプル・テイルズが
 ルチャ的に控えが入ってきて真琴の孤立につなげます。
 トリオとしてテンポを維持しながら3人の連携技を披露していましたね。
 孤立後は朱里のマシンガン・キックから初めて、
 紫雷姉妹のユニークなタッグ技やダブル・ダイブ、
 セリーナvs.華名の気持ちのこもったトップ対決と続いていく。
 男子に比べると見劣りする部分もありますが
 トリオとしての王道を行く構築、展開、スポットは文句のつけようがありません。
 女子は全女の影響で型を作っていく事を疎かにする傾向があるので
 この試合には大変感心しましたね。
 中々良い試合。

A華名vs.セリーナ(SMASH 17 5/3/11)
 シングル初対決。
 変哲がないが技術のしっかりしたレスリング。
 仕掛けでレスリングが終わるかと思いきや
 そういうのを織り交ぜながらレスリングがベースであり続ける。
 レスリングならではの自由度の高い戦いから一転激しい打撃の打ち合いに。
 一つ一つを重く見せながらお互いの鬩ぎ合いが出来ていますね。
 普通ならそこに齟齬が生まれるものだけどお互いの狙いを交えながら戦いとして発展しています。
 しかし終盤の技のインパクトが不十分で
 最後もスピアーは必殺技とはいえ効果的とは言い切れない形でのフィニッシュ。
 平均的な良試合。

B初代ディーバズ王座戦:セリーナvs.華名(SMASH 21 9/8/11)
 華名が間でスターとしての格式を生み、受けも重く見せている。
 重厚感のある立ちかまえですが、
 今回は上手くバランスの取れた攻めでスピード感も兼ね備えています。
 お互い相手を良く見ながら攻防を進めセリーナの腹攻めにつなげます。
 一つ一つ意義深く魅せており
 腹攻めにより着実に華名が敗北に近づいている事が感じ取れるが
 華名はいつでも逆転しうるので緊迫感があります。
 フィニッシュがやっぱり唐突な印象を受けますが、
 他の華名の試合に比べ華名自身の中でも相手との関わりにおいても調律の取れた試合。
 中々良い試合でした。

CSMASH王座戦:スターバック(ch)vs.デイブ・フィンレー(SMASH 23 11/24/11)
 フィンレーは俊敏に仕掛け、
 基本的なサブミッションは重く打撃もハード。
 エプロンを使うなど攻め方も容赦ない。
 ベテランではなく強いレスラーという求められた属性を完全にこなしています。
 このコンディションで攻めれる隙があれば必ず攻めるというスタイルを取っています。
 その結果生まれたものとは言えば15分のスカッシュ・マッチ。
 強く印象を残すためにフィンレーがやや過剰に特化させた印象はあるものの
 こうなった責任はスターバックの方にあります。
 受け手に回るくせに流れの作り方はなっておらず
 TPOを弁えないシャッ!要求でずれた盛り上げ。
 スターバックには何一つ褒めれる部分がありませんでした。
 初代王者がいきなり敗れるのはどうかとは思うが、
 スターバックは格好だけなのでここで切り捨てるのもそんなに悪い判断ではないか。
 悪くない試合。

 試合後フィンレーが握手を求める。
 応じてきたスターバックに暴行。
 入ってきた選手も蹴散らす。
 TAJIRIは体がすくんでリングに入れず。
 大原やAKIRAに説得され、TAJIRIはフィンレーに立ち向かう決意をする。
 なんか大仁田っぽいやり取りだなぁ。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@セリーナ、朱里、真琴vs.トリプル・テイルズ(華名、紫雷美央、紫雷イオ)(SMASH 16 4/30/11)
A華名vs.セリーナ(SMASH 17 5/3/11)
B初代ディーバズ王座戦:セリーナvs.華名(初代チャンピオン!)(SMASH 21 9/8/11)
CSMASH王座戦:スターバック(ch)vs.デイブ・フィンレー(新チャンピオン!)(SMASH 23 11/24/11)