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健介オフィス:Best of Kensuke Office 2008の分析


名勝負 なし
好勝負 サバイバル・タッグ・マッチ:小橋健太、KENTA、青木篤史、伊藤旭彦vs.佐々木健介、中嶋勝彦、起田高志、宮原健斗(8/17/08)

@中嶋勝彦vs.マグニチュード岸和田(3/28/08)
 4年前は歯が立たなかった中嶋。再戦に臨みます。

 岸和田は椅子も使ってヒールぶりますが、
 試合をコントロールし過ぎることなく、
 4年間の中嶋の成長も信じた試合の作り方をしていますね。

 中嶋もその期待に応えてタフな攻め合いで応じます。

 4年をどう捉えるかという問題があって、
 岸和田は上手さ故に簡単に中嶋に攻防を譲っている所は一部ありますが、
 それでもベテランの壁として押さえるべき点は外していません。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/?/22)

Aサバイバル・タッグ・マッチ:小橋健太、KENTA、青木篤史、伊藤旭彦vs.佐々木健介、中嶋勝彦、起田高志、宮原健斗(8/17/08)
 2対2のタッグでスタート。
 フォールを取られるとメンバーが追加されていき、
 最後2人になった所でフォールを取られると負けという特殊ルールです。

 まずはKENTA、青木vs.起田、宮原。
 伊藤ではなくKENTAがいきなり出てくるサプライズから
 出だしで仕掛けたのは良いフックでしたね。

 健介オフィス側はグリーン・ボーイで
 圧倒的実力差なので、温める為の試合でしたが、
 沖田が単純ながら活きの良い動きをしていましたし、
 青木のサブミッション・テクも印象に残りました。

 追加で入ってきたのがまさかの健介。
 KENTAと火花を散らし盛り上げた後、
 健介が青木を軽く一蹴します。
 先ほど青木がサブミッションで印象を残したことを考えると
 健介の強さを見せつけつつも青木にももう少し見せ場を残せた感もありますね。
  
 青木に入ってきたのは伊藤。
 投げ込まれたテープに滑って転びそうになったのが全て。
 伊藤も起田も小橋、健介に数分で仕留められたのは良かったですね。

 ということで前座20分の戦いを踏まえて健介、中嶋vs.小橋、KENTAの最終カードへ。

 それぞれチョップの打ち合い、ビッグ・ブーツの打ち合いを見せ大いに盛り上げます。
 
 同階級対決はもとよりJr.vs.ヘビーの組み合わせでも
 真っ向からぶつかれるのがこのカードの魅力ですね。
 一発一発、注目の打撃だけでなくサブミッションに至るまで
 気迫がこもっていて、特に健介のそれはこの中でもずば抜けていましたね。

 脱落者もリング横に残って応援するので盛り上がりました。

 一方で小橋が場外で中嶋にチョップを打ち込んでいっても健介がエプロンで見守っていたりと
 タッグとしての構造作りは弱めで、
 連携技が軽くアクセントとしてある程度。

 それでも文句を言わせない程濃厚なシングル。
 最後はKENTA vs.中嶋でたっぷり見せてくれました。

 サバイバル・タッグという立て付けが必要だったかは疑問ですが、
 期待に応えて見ごたえのある試合になっています。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:7/?/21)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@中嶋勝彦vs.マグニチュード岸和田(3/28/08)
Aサバイバル・タッグ・マッチ:小橋健太、KENTA、青木篤史、伊藤旭彦vs.佐々木健介、中嶋勝彦、起田高志、宮原健斗(8/17/08)