カナプロ:Best of Kana-proの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | KOルール:池田大介、朱里vs.山本喧一、華名(6/17/12) |
@石川雄規vs.AKIRA(6/17/12)
石川のレスリングにおいての見せ方は流石。
AKIRAはオーソドックスなレスリングに終始していますが、
経験量は多いので同じ土俵に立つことはできています。
汗と密度を感じさせるレスリングです。
AKIRAが場外に出て間を置いた後、脚攻めへ。
助走をつけた低空ドロップ・キックなどを織り交ぜたその攻撃は
活き活きとして自分の形に持っていっていることを強く感じさせます。
この荒々しさ及び技の多彩さにAKIRAの個性を移し、
一方の石川はレスリングをそのまま個性として残して攻防。
当然に技にシフトした分発散してしまったところはあるものの
美しい丸め込みで締めてきました。
中々良い試合。
AKOルール:池田大介、朱里vs.山本喧一、華名(6/17/12)
池田と華名がカットの際に火花を散らしたぐらいなもので
後はタッグ要素というのはほとんどなく
46分間4種類のシングルをとことんやろうという構成です。
本来最上位に位置づけられる男子対決ですが
池田vs.山本は後半多少の競い合いはあったもののほとんど印象に残っていません。
団体における位置づけ上仕方ないかもしれませんね。
しかし他の絡みは特別なものとなっています。
山本vs.朱里。
山本がゆっくり過程を踏みながら極めていく様は
ある種の機械的な作業であるが故に
かえって朱里との越えられない壁を感じさせ、絶望を生み出す。
その中で朱里が何とかしようと抗う様は情緒的です。
華名vs.朱里。
これはもう鉄板の打撃戦。
激しく全力を尽くし全てをやりきりました。
そして最後は池田vs.朱里。
池田が男女関係なしの対応でハードな打撃を叩き込んでいきます。
華名はうめき声をあげながらvs.朱里とは別の情熱でもって戦いを繰り広げました。
中々もって見応えのある異質な試合。
ぎりぎり好勝負です。
(執筆日:1/6/13)
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なし試合結果
@石川雄規vs.AKIRA(6/17/12)AKOルール:池田大介、朱里vs.山本喧一、華名(6/17/12)