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JTO:Best of JTO 2022 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 KOPW争奪戦、鷹木式ラストマン・スタンディング・ランバージャック・デス・マッチ:鷹木信悟(co)vs.タイチ(12/19/22)

@稲葉ともかvs.鈴季すず(12/19/22)
 すずが強烈なハード・ヒットで稲葉の顔面を蹴り飛ばします。
 躊躇なく圧倒するドミネイトっぷりが素敵です。

 稲葉も劣勢ながら持ち前の鋭い打撃で
 笑顔でのしばきあいに応じます。
 
 単純ですが終盤も異常なハードヒットで走りぬき、
 最後の最後までその魅力を失わず最後の一閃。

 ここまでの試合になるとは思わなかった。

 好勝負に少し届かず。

A鈴木みのる、DOUKI vs.葛西純、本間朋晃(12/19/22)
 みのると葛西が字面通り期待を裏切らない乱戦。
 その間セコンドが全く画面に映らないのが潔くて良いですね。
 この試合のこの場面においては不要。
 
 みのるが流血し顔芸、仕草芸で見事に歌舞きます。
 本間も流血しみのるとの頭突き対決。
 スリーパーを決めた状態で両者顔を真っ赤に染めて白目むきあっているのが素敵。

 あれ、DOUKIいましたっけ?
 タッグとしてはそんな感じで微妙ですが、求めている魅力には溢れている。

 好勝負に少し届かず。

BKOPW争奪戦、鷹木式ラストマン・スタンディング・ランバージャック・デス・マッチ:鷹木信悟(co)vs.タイチ(12/19/22)
 フォールを奪った後、10ダウン・カウントで負けというルールと
 ランバージャック・ルールの複合形式。
 
 ランバージャックを意識させる為に場外転落したり、
 丸め込みでカウント3を取られたりと
 ルールを認知してもらう為に丁寧な導入を描きます。

 ただカウント2.9プロレスをしているレスラーが
 そう簡単にカウント3を許すことがどうなのか、どう見えるのかは別問題です。
 普通のラスト・マン・スタンディング形式だとダメだったのでしょうか。
 
 そしてわざわざ複合されたランバージャックも余り意味がなく…。

 ルールへの不満を除けば試合は素晴らしかった。
 安定感ある一進一退で
 顔面へ強烈な打撃を打ち込んだりと壮絶な潰し合いです。

 2人の特別な世界はもう数え歌として確立されていますね。
 死闘にふさわしいやり取りでした。

 ぎりぎり好勝負。

(執筆日:12/?/22)