Ganbare Pro:Best of Ganbare Pro 2022の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | スピリット・オブ・ガンバレ無差別級王座戦:今成夢人(ch)vs.入江茂弘(8/13/22) |
@スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座戦:高岩竜一(ch)vs.岩崎孝樹(2/27/22)
高岩は肉体的には下り坂ですが、
場外DVDを放つなど過激技スタイルは変わらず。
ただエプロン技を自分も受けたりと押し付けではない中で
岩崎の若さ、頑丈さを活かす形になっています。
現役最前線の自団体レスラーと
下り坂ながらレジェンドの王者という
シチュエーションを等身大で描いたのがハマりましたね。
沸点を超える所までは行きませんでしたが、良い内容でした。
中々良い試合。
(執筆日:3/?/22)
Aスピリット・オブ・ガンバレ無差別級王座戦:今成夢人(ch)vs.入江茂弘(8/13/22)
今成が入江に対して肉弾戦で挑むという予想だにしない出だしでフックをかけます。
偽ることなく今成が消耗戦に追い込まれる展開。
戦い的には自業自得ですが、ドラマ的には良く思わず応援したくなります。
そしてその中で入江が最高のワーク。
しっかり間をとった試合運びで、彼の爆撃力が最高に映えています。
そしてエプロンからのアトミコ自爆。
単なる攻めだけでなくハードな受け身も行っていて
入江のこの日のワークレイトは凄まじいものがありました。
今成はダウンベースながら後半においても
小細工に逃げず力技で立ち向かうスタンスをぶらしません。
入江の首をへし折るようなクローズラインを受けても逃げない。
入江のスーパー・ファイト依存の根性ファイトという側面もありますが
ここまで絶対値で勝負されれば
リアルになるし、そこでへし折れない精神には賛辞も集まる。
唯一ケチをつけるならばここまでの差があるので、
単なるスリーパーでひっくり返すのは勿体ない。
入り方とか決まり方とか一工夫加えると
このドラマが完璧にまとまっていましたね。
文句なしに好勝負。
(執筆日:10/?/22)
Bスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座戦:ハートリー・ジャクソン(ch)vs.渡瀬瑞基(ガンプロ 12/27/22)
ハートリーはハイパー・アーマー属性つけて
強靭な王者像を作り上げていますね。
粗さはありつつも序盤からビッグ・スポットを持ってきて掴み、
中盤以降もしっかり煽ります。
渡瀬はひたすらに受けながら応援を引き出すスタイル。
ただダウンの取り扱いが不鮮明で、
気合の耐えが定型にも乗り切れていない感あり荒削り。
最後のフィニッシュも説得力足りず、
激闘の雰囲気に対してクオリティは比例し切らなかった所があります。
平均的な良試合。
(執筆日:3/?/23)