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FMW:Best of FMW 1999の分析


名勝負 なし
好勝負 アジアタッグ王座戦:ハヤブサ、新崎人生(ch)vs.田中将斗、黒田哲広(3/19/99)

インディペンデント・ワールド世界ヘビー級王座戦(レフェリー:冬木弘道):ミスター雁之助(ch)vs.田中将斗(8/20/99)

@アジアタッグ王座戦:ハヤブサ、新崎人生(ch)vs.田中将斗、黒田哲広(3/19/99)
 場外に出たハヤブサに黒田がクローズライン。
 ハヤブサに対するカウンターパートとして黒田が見事に機能しています。
 
 田中と人生の慎重ながら見応えのあるやり取りも味わい深かったですね。

 テンポの良いタッチ・ワークに変則的な切り返し合い、と
 自由に攻防を操って緩急をつけていきます。

 シンプルなタッグ性で勝負しつつも、それだけでは終わらせず
 最後のシークエンスではもう一伸び作ってきましたね。

 ハヤブサを食うほどの黒田が輝いていて魅了されましたね。

 ポイントを押さえたロング・マッチ。

 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:12/?/21)

Aイリミネーション・マッチ:ミスター雁之助、大矢剛功、金村ゆきひろ、保坂秀樹、非道vs.石川雄規、池田大輔、臼田勝美、モハメド・ヨネ、土方隆司(5/5/99)
 自陣で全員で殴ったりとファン要素もあるし、
 スタイルの違いも押し出す事が出来ています。
 ロープを使っての技、カットで熱を維持しながらの進行も出来ている。
 しかし5vs.5の団体対決と大々的に銘打ったところで
 個で魅せれる選手がいない状況なので没個性的になり後半伸び悩みました。
 平均的な良試合。
 (執筆日:3/?/12)

Bインディペンデント・ワールド世界ヘビー級王座戦(レフェリー:冬木弘道):ミスター雁之助(ch)vs.田中将斗(8/20/99)
 レフェリーが冬木ということで雁之助贔屓のレフェリング。
 エンタメに振りつつも日本らしいシリアスさを失っていないのは良いバランス感でしたね。

 それは冬木の振る舞い方だけでなく
 レスラー達がそういうアクセントを付け加えようが
 本道はしっかりやろうと高い意識を保っていたからに他なりません。

 最初のレスリングは俊敏で、
 頭部へも容赦ないハードな打撃を打ち込み、
 田中の剥離骨折した肘への攻めも鋭く、と
 シンプルにどの面でもクオリティが高かった。

 色々な要素を多角的に入れつつも
 全くそれが反発を生まずにギュっと、まとまった素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:3/?/22)

CWEWタッグ王座戦:H、ミスター雁之助(ch)vs.大矢剛功、黒田哲弘(12/11/99)
 黒田が気持ちを持っていって観客をのせます。

 大矢は良くも悪くも浮いていますね。

 Hが孤立役に細かな攻防、と
 エースとして試合のベース・ラインをしっかり務め上げます。

 雁之助も確かな働きでタッグ要素も豊富に用意しましたね。

 一方で連携技の入れ所はメリハリに欠け、
 特別感を生み出す仕掛け、工夫には物足りなさが残りました。

 中々良い試合。
 (執筆日:12/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アジアタッグ王座戦:ハヤブサ、新崎人生(ch)vs.田中将斗、黒田哲広(3/19/99)
Aイリミネーション・マッチ:ミスター雁之助、大矢剛功、金村ゆきひろ、保坂秀樹、非道vs.石川雄規、池田大輔、臼田勝美、モハメド・ヨネ、土方隆司(5/5/99)
Bインディペンデント・ワールド世界ヘビー級王座戦(レフェリー:冬木弘道):ミスター雁之助(ch)vs.田中将斗(新チャンピオン!)(8/20/99)
CWEWタッグ王座戦:H、ミスター雁之助(ch)vs.大矢剛功、黒田哲弘(12/11/99)