TOP日本のプロレスその他 →FMW:Best of FMW 1990

FMW:Best of FMW 1990の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@テキサス・ストリート・ファイト:大仁田厚、ターザン後藤vs.ドラゴン・マスター、栗栖正伸(4/1/90)
 入場してきた栗栖らにトペを仕掛け、無秩序乱戦。
 
 息を合わせるなんてせず、
 観客にも気を使わず非常に荒々しい乱戦ですね。

 只どう繋げるのかも考えていないので
 もたつきながらリングに移行するし、
 大仁田が後藤を庇って椅子攻撃を食らうシーンも
 見せ場としてしっかり作れていません。

 また、フォール後10カウントというテキサス・ルールも
 何故つけたのか意味が分からない程
 フォール数も少ないし、フィニッシュも普通の技。
 
 しかしそのテンションは飛び切りで
 40歳を超えるドラゴン・マスターことナガサキや栗栖も
 年齢による制限を感じさせないファイトっぷりでした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:5/?/20)

A異種格闘技戦:大仁田厚vs.リー・ガク・スー(5/19/90)
 切れ味鋭い蹴りを見せるリー。
 精度も高く、当たり所でKOするのでは、と
 観客に信じさせるだけのものがありますね。

 道着を脱いだり、流血したり、R制を使った攻防作り等の
 演出が補って良い試合には仕上がっていますが、
 4R目で限界が来るレベルの伸びしろ程度ではあります。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:12/?/21)

Bストリート・ファイト担架デス・マッチ:ターザン後藤vs.リッキー・フジ(6/2/90)
 ファン・カメラ映像です。
 観客が総立ちなので試合を捉え切れておらず、
 特に場外はあまり映っていないですね。

 なので担架なんて使ってましたっけ、というレベル。

 ターザンがリッキーをシバくスカッシュ・マッチ同然の内容ですが、
 当時の熱量は感じ取れる内容でした。

 少し悪い試合。
 (執筆日:8/?/22)

Cブラスナックル王座戦、ノー・ロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ:大仁田厚(ch)vs.ターザン後藤(8/4/90)
 有刺鉄線に押し込んで爆破させる攻防がメインになるのかと思いきや
 ダウンした際にたまたま体が触れた時に爆発が起きたりして、
 ノー・ウェイ・アウトなリングであることを印象付ける仕掛けとして使われていますね。
 ユニークな見せ方だと思います。
 一方で爆破を添え物として使って試合で魅せれるか。
 後藤はダウンを上手く使った試合運びで良かったですね。
 しかし大仁田はというとごつごつとした流血戦なのに
 基本となる拳でさえまともに見せれないし、
 そのメリハリの中での耐え凌ぐ姿を見せる技量もありません。
 所詮大仁田の試合だな、という印象で終わる。
 平均的な良試合。
 (執筆日:3/?/12)

Dノー・リング・チェーンデスマッチ:ターザン後藤vs.リッキー・フジ(9/20/90)
 ファン映像。
 遠方で観客により見えなくなる場面もありますが、
 基本的には全体像をしっかり捉えており、
 会場を広く使ったワイルド・ブロウルを楽しめます。

 後藤のテンションは高く、
 攻防の鬩ぎ合いも一定量あって良かったですね。

 ノー・リングということで代わりにマットが敷かれており、
 そこが一番の安全地帯というジレンマがありますが、
 そこは8分程度の試合なので基本最後だけ戻ってくる形で問題にならず。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:3/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@テキサス・ストリート・ファイト:大仁田厚、ターザン後藤vs.ドラゴン・マスター、栗栖正伸(4/1/90)
A異種格闘技戦:大仁田厚vs.リー・ガク・スー(5/19/90)
Bストリート・ファイト担架デス・マッチ:ターザン後藤vs.リッキー・フジ(6/2/90)
Cブラスナックル王座戦、ノー・ロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ:大仁田厚(ch)vs.ターザン後藤(8/4/90)
Dノー・リング・チェーンデスマッチ:ターザン後藤vs.リッキー・フジ(9/20/90)