TOP日本のプロレスその他 →大日本プロレス:Best of BJW 2022 part.2

大日本プロレス:Best of BJW 2022 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:野村卓矢、阿部史典(ch)vs.岡林裕二、関本大介(6/27/22)

ストロング・ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.入江茂弘(8/28/22)

@タッグ王座戦:野村卓矢、阿部史典(ch)vs.岡林裕二、関本大介(6/27/22)
 岡林、関本の単純明快なパワー。
 それに対して体格で劣りつつも阿部、野村はハード・ヒットで覆せるので、
 小難しいことをせず真っ向勝負。

 大まかなタッグの構図としては最小限な所もありますが、
 1シーン1シーン充実していて、
 特に阿部と岡林の一進一退は見応えあり。
 この2人のシングルも見てみたいですね。

 全然攻防の質が落ちずに30分間走り切りました。

 文句なしに好勝負。

Aストロング・ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.入江茂弘(8/28/22)
 パワーとスピードの両方を兼ね備えたレスラー対決。
 
 岡林が腰攻めで王者として上回る所を見せつつも
 入江がとんでもないスピードでエプロンに座る岡林にクロス・ボディ。
 一発でひっくり返す迫力が入江の魅力ですね。

 同じ技を2発目も決めるようにニア・フォールの作り方は単純気味ですが、
 二度目でもインパクトが薄れない程の一撃一撃であり、
 この2人ならある意味悪くない作戦とも言えますね。

 終盤は入江がサブミッションに転じる形で変化もついており素晴らしい試合でした。

 文句なしに好勝負。

B流血無双決勝:アブドゥーラ小林vs.神谷英慶(8/28/22)
 蛍光灯が大量に用意されているので、
 取り敢えずベースは安定していますね。

 神谷がためて蛍光の上にボディスラム。
 後追いで歓声が起きますが、これが全て。

 神谷のスター性には正直足りない部分があります。

 小林も攻防の切り返しの面白さは少ないので、
 愚直な積み重ねで跳ねる要素は少なめ。

 最後持ち出してきたのが大量のレモンというのも絵面としては地味でしたね。

 中々良い試合。

C世界ストロング・ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.橋本大地(10/10/22)
 橋本静かに手合わせ。
 受ける際も足使ってちゃんと考えていますね。

 冷静に体力削るサブミッションで
 橋本のペースで前半戦は終了。

 積み重ねの中で均衡を傾け合うやり取りは
 派手ではないが手に汗握る攻防です。

 とはいえ、もう少し緩急効かせても良かったですね。
 更なるロング・マッチするならこの進め方でも良いのですが…。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/22)