大日本プロレス:Best of BJW 2021の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@ストロング・ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.中之上靖文(1/2/21)
中之上が腹攻めに行くも
岡林がひっくり返し基本的に中之上は守勢に。
岡林はストレートな攻めを
時に変則的にアレンジして普通ではない所を演出。
これに対して中之上は、自分が追い込んでいるから、という
意味を付与しに行きたかったですね。
その為にはもう少し攻め比率向上させたかった。
この試合の時点ではまだ足りない部分もありましたが、
シングル初戴冠で機会をもらったのは本当に良かったですね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:5/?/22)
Aデス・マッチ・ヘビー級王座戦、2面有刺鉄線ボード+2面セルフボード・デス・マッチ:藤田ミノル(ch)vs.塚本拓海(1/2/21)
お題目のボードは存在感、というか物として大きくリングを占めていますが、
スピーディな攻防からボードへのバンプに入り掴みはOK。
そこからの試合運びはやや下手にも見えるが、
塚本がミノルのデス・マッチ・キャリアの短さを突いたと強引に見れば納得できなくもないですね。
ミノルは有刺鉄線を自らの額に巻き付けたり、口に押し付けたりと
普通のデス・マッチ・ファイターなら地味でやらないようなことを等身大のまま披露していきます。
塚本も愚直に付き合って積み重ね。
お題目が最初から見えているものだからこそ
最後のフィニッシュも印象的でした。
ただ過激とは程遠いので不満なファンも一定量いるはずで
まさにミノル政権を象徴するような試合でしたね。
ミノル政権にポジティブな印象を持つ人は楽しめただろうし、
ネガティブな印象を持つ人からすると大きなスポットないまま最後も肩透かし、と感じるでしょう。
中々良い試合。
(執筆日:3/?/21)
B一騎当千公式戦、蛍光灯デス・マッチ:アブドーラ小林vs.ビオレント・ジャック(3/8/21)
小林に髪があるというのは見慣れない光景ですね。
小林は体が重たく動きに鈍さがあるものの
ジャックがジャベなども使って変化させるので
あまり動かなくても成立できて安定感のある内容になっています。
剣山を頭に突き刺し椅子を叩きつけるシーンは衝撃。
蛍光灯の大盤振る舞いといいこのリーグ戦の中でも
代表的な試合になるだろうと確信させましたね。
ただ最後のキックアウトと同時にサブミッションをかけるフィニッシュは
個人的にしっくりこない所がありました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:3/?/21)
C一騎当千Cブロック公式戦、ガラス・ボード+Light tube wallデス・マッチ:伊東竜二vs.竹田誠志(5/16/21)
蛍光灯の強みを活かして気持ちよく勢いのあるスタート。
伊藤は少し攻守共に衰えを感じさせますが、
コンスタントな蛍光灯が補えていますね。
最初からリングに設置され目玉となっていた
立板に挟まれた蛍光灯トラップへの一発が炸裂。
これを食らった伊藤でしたが、ガラス・スポットで盛り返すとジャーマンの打ち合いで形を整え、
最後は迫力あるドラゴン・スプラッシュ。
この一発で締めれる当たりまだまだ伊藤の神通力は通じますね。
そんなに長い試合ではないですが充実していました。
中々良い試合。
(執筆日:6/?/21)
D一騎当千Deathmatch Survivor決勝、ノー・キャンバス・デス・マッチ:ドリュー・パーカーvs.伊東竜二(6/28/21)
序盤のガラスでドリューが背中にひどい切り傷を負ってしまいます。
試合中止レベルの流血量でしたが、
パーカー優勝という筋書きを覆す訳にもいかず
パーカーも気持ちは死んでいないので続行。
ただ相当に状況は良くなく、ドリューの動きは冴えなくなるし、
伊東はともかくドリュー一切その後は蛍光灯、ガラスには手を出さない慎重っぷり。
普通の攻防を行うのが精一杯なので
ノー・キャンヴァスの重みを表現するまで手が回らないし、厳しかったですね。
伊東がせめてもう少し受けれなかったか。
ドリューの尋常ならざる意気込みは買うし、
そこにはデス・マッチの魅力の一面があるけれども
この一面だけでこの試合が凄かったと言わせるには絶対的に足りない。
塚本との王座戦でこの決勝のフラストレーションをはらして欲しいですね。
平均的な良試合。
(執筆日:8/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
@Aデス・マッチ・ヘビー級王座戦、2面有刺鉄線ボード+2面セルフボード・デス・マッチ:藤田ミノル(ch)vs.塚本拓海(新チャンピオン!)(1/2/21)
B一騎当千公式戦、蛍光灯デス・マッチ:アブドーラ小林vs.ビオレント・ジャック(3/8/21)
C一騎当千Cブロック公式戦、ガラス・ボード+Light tube wallデス・マッチ:伊東竜二vs.竹田誠志(5/16/21)
D一騎当千Deathmatch Survivor決勝、ノー・キャンバス・デス・マッチ:ドリュー・パーカー(優勝!)vs.伊東竜二(6/28/21)