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大日本プロレス:Best of BJW 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 デス・マッチ・ヘビー級王座戦、蛍光灯316本デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.伊東竜二(3/16/20)

@タッグ王座戦:関本大介、佐藤耕平(ch)vs.入江茂弘、岡林裕二(3/3/20)
 比較的あっさりと序盤は終わり関本孤立へと展開。
 場外で打撃戦を経て今度は岡林を孤立。

 オーソドックスな内容ですが、
 技の一つ一つは相手の体力を"削る"ハードなものだし、
 ペース配分は適度なものになっています。

 そして最後にはしっかり右肩上がりにして
 関本vs.岡林で爆発させました。

 好勝負に少し届かず。

Aデス・マッチ・ヘビー級王座戦、蛍光灯316本デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.伊東竜二(3/16/20)
 開始時に蛍光灯をリング中央にばらまき、
 蛍光灯の破片でリングを埋め尽くしたりと
 200本マッチではない316本ならではの
 単純明快な蛍光灯物量で勝負できていますね。

 まったりした試合も多いものの
 ここぞの試合の小林のタフっぷりは見事なもので、
 伊東もまたピークを越えながらも
 レジェンドとしてしっかり仕事をしました。

 表に見える蛍光灯を使い切ったかと思いきや、
 蛍光灯BOXで大量に追加されたりと
 濃淡生まれず一定ライン以上で走り切りました。

 ぎりぎり好勝負。

B蛍光灯567本3WAYデス・マッチ:アブドーラ小林vs.佐久田俊行vs.石川勇希(6/21/20)
 コロナにかけた本数であり、
 無観客だからできる本数でもあります。

 ロープに据え付けてトラップを用意するだけでは
 この蛍光灯の本数を消化できないので、残りはリングに直置きすることになります。

 そのために一歩歩くだけで蛍光灯が割れることになり、
 常に蛍光灯が割れる試合となっています。

 また、蛍光灯からの煙が蔓延する光景も他になく特異で一見の価値あり。

 一方で当然ウルさくてリズムに欠け、
 視野が行き届かないので攻防も雑になるマイナス面もある。

 また、それとは関係なく3人目の混ざり方がかなり雑で
 終盤も間延びした印象がありましたね。

 中々良い試合。
 (執筆日:6/?/20)

Cストロング・ヘビー級王座戦:橋本大地(ch)vs.入江茂弘(8/29/20)
 お互いの意図がずれつつも
 それを認知した上で矯正に動いていますね。

 それがリアルな心理戦にもつながっていて
 ストーリーをむしろフォローする形にもなっている。

 場外での激しいエルボー合戦は見応えあり。

 橋本が場外からエプロンへのスープレックスを決めて首攻め。
 ここの攻め方はまだ甘さがありましたが理は通っています。

 入江が反撃し重みのある攻め。
 コブラ・クラッチをキーとなる技として
 印象的な工夫を凝らしましたね。

 入江が方向性をぶらさずに一本気を通して
 最後まで試合のテンションを落とさずやりきりました。

 好勝負に少し届かず。

Dデス・マッチ・ヘビー級王座戦、蛍光灯&ガラス・ボード・デス・マッチ:伊東竜二(ch)vs.藤田ミノル(8/29/20)
 蛍光灯で藤田が血だるまになりながらもレッグ・ロック。
 デス・マッチの当たり前に縛られず
 彼独特の攻め味を出しましたね。

 ガラスを椅子に設置しようとして割れてしまうアクシデントすら
 藤田の非デス・マッチ路線からの挑戦というストーリーを後押しします。

 リアルとストーリーが交錯し雰囲気感が出てきます。

 伊東は意図的に早いテンポに変えて
 焦っている感、相手にのせられている感を出したのは上手い。

 ただ両膝をついてエルボーの打ち合いから
 ここからクライマックスに入るかというところでのフィニッシュ、は
 意表を突いたといっても全体構成上はもう少し時間を置いてするべきでした。

 良い面ばかりでもありませんが、
 Noahで小川がGHCヘビー級王座を奪取した時のような
 新しい風を感じさせる思い切った決断で今後が楽しみです。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Eストロング世界ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.関本大介(11/23/20)
 集大成と位置付けるべく
 単純なパワーのぶつけ合いもありますが、
 それ以外にかわし合いや相打ち等
 全方位で攻防を繰り広げましたね。

 関本のトぺ墜落や岡林がブレーン・バスターで腕を少し痛める等
 アクシデントもありましたが、2人の戦いに集中し続けました。

 期待通りの重厚感を持たせながら
 何度となく戦ったライバル関係をしっかりプロレスとして昇華させた内容。

 それぞれ40歳を目前にしている中で無理は利きませんが、
 ベテラン妙技で25周年のメインとして十分な仕事をしました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:11/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@タッグ王座戦:関本大介、佐藤耕平(ch)vs.入江茂弘、岡林裕二(3/3/20)
Aデス・マッチ・ヘビー級王座戦、蛍光灯316本デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.伊東竜二(新チャンピオン!)(3/16/20)
B蛍光灯567本3WAYデス・マッチ:アブドーラ小林vs.佐久田俊行vs.石川勇希(6/21/20)
Cストロング・ヘビー級王座戦:橋本大地(ch)vs.入江茂弘(8/29/20)
Dデス・マッチ・ヘビー級王座戦、蛍光灯&ガラス・ボード・デス・マッチ:伊東竜二(ch)vs.藤田ミノル(新チャンピオン!)(8/29/20)
Eストロング世界ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.関本大介(11/23/20)