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大日本プロレス:Best of BJW 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 最狭タッグ・トーナメント1回戦:阿部史典、野村卓矢vs.大谷晋二郎、青木優也(9/14/20)

スキャフォールド・デス・マッチ:石川勇希vs.木高イサミ(11/26/20)

@デス・マッチ・ヘビー級王座戦、蛍光灯&ガラス・ボード・デス・マッチ:伊東竜二(ch)vs.藤田ミノル(8/29/20)
 蛍光灯で藤田が血だるまになりながらもレッグ・ロック。
 デス・マッチの当たり前に縛られず
 彼独特の攻め味を出しましたね。

 ガラスを椅子に設置しようとして割れてしまうアクシデントすら
 藤田の非デス・マッチ路線からの挑戦というストーリーを後押しします。

 リアルとストーリーが交錯し雰囲気感が出てきます。

 伊東は意図的に早いテンポに変えて
 焦っている感、相手にのせられている感を出したのは上手い。

 ただ両膝をついてエルボーの打ち合いから
 ここからクライマックスに入るかというところでのフィニッシュ、は
 意表を突いたといっても全体構成上はもう少し時間を置いてするべきでした。

 良い面ばかりでもありませんが、
 Noahで小川がGHCヘビー級王座を奪取した時のような
 新しい風を感じさせる思い切った決断で今後が楽しみです。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:11/?/20)

A最狭タッグ・トーナメント1回戦:阿部史典、野村卓矢vs.大谷晋二郎、青木優也(9/14/20)
 大谷に気後れせず青木が出たがる凸凹タッグっぷりが良いですね。

 阿部、野村も自分の個性を押し出すので、
 典型的なものに不要の時間を割かず、
 ユニークな4人の絡みを生み出していきます。

 青木がドラゴン・リング・インしたのには笑いましたね。

 1回戦という舞台だからこそ自由に伸び伸びとやれたのでしょう。
 面白かった。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/22)

Bストロング・ヘビー級王座戦:橋本大地(ch)vs.岡林裕二(新チャンピオン!)(10/21/20)
 岡林が大地をねじ伏せパワー差を見せつけても
 大地は引かずに張り合いに行きます。

 蹴りが体重乗っていてインパクトあるので、
 それが打開策になる展開が説得力ありますね。

 ちょっと打撃の耐え合いに頼り過ぎて
 試合が進むにつれてのハネが小さくなってしまってるところもありますが、
 ストロング・ヘビーとしての王道を行っており、見応えはありました。

 岡林は終盤更にスケール・アップして見せました。
 ここで大地が反撃策を用意していれば更に面白くなりますね。
 ただ今は粘るのがせいぜいでした。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:5/?/22)

Cタッグ王座戦:阿部史典、野村卓矢(ch)vs.エル・リンダマン、Tホーク(11/23/20)
 ベーシックなことで合わせつつ
 細かなところまで行き届いた試合運び。

 リンダマン、Tホークはヒールでもないですが、
 それでも団体対決としては声を出せない静かな環境がネックになってしまったか。

 終盤は見応えのある攻防でしたが、
 もっと本来なら出来る感が残りましたね。

 中々良い試合。
 (執筆日:5/?/22)

Dストロング世界ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.関本大介(11/23/20)
 集大成と位置付けるべく
 単純なパワーのぶつけ合いもありますが、
 それ以外にかわし合いや相打ち等
 全方位で攻防を繰り広げましたね。

 関本のトぺ墜落や岡林がブレーン・バスターで腕を少し痛める等
 アクシデントもありましたが、2人の戦いに集中し続けました。

 期待通りの重厚感を持たせながら
 何度となく戦ったライバル関係をしっかりプロレスとして昇華させた内容。

 それぞれ40歳を目前にしている中で無理は利きませんが、
 ベテラン妙技で25周年のメインとして十分な仕事をしました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:11/?/20)

Eスキャフォールド・デス・マッチ:石川勇希vs.木高イサミ(11/26/20)
 高所足場の他に蛍光灯も出てくるので
 ハードコア要素とデス・マッチ要素を
 バランスよく楽しめる内容になっています。

 石川は勝利を信じさせるに足る気迫を見せているし、
 イサミはそれを受け止めた上で
 試合をユニークにさせるアイディアにも気を配る懐の深さを見せました。

 思いのほか試合を面白くする工夫に満ちていた充実の内容。

 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:5/?/22)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@デス・マッチ・ヘビー級王座戦、蛍光灯&ガラス・ボード・デス・マッチ:伊東竜二(ch)vs.藤田ミノル(新チャンピオン!)(8/29/20)
A最狭タッグ・トーナメント1回戦:阿部史典、野村卓矢vs.大谷晋二郎、青木優也(9/14/20)
Bストロング・ヘビー級王座戦:橋本大地(ch)vs.岡林裕二(新チャンピオン!)(10/21/20)
Cタッグ王座戦:阿部史典、野村卓矢(ch)vs.エル・リンダマン、Tホーク(11/23/20)
Dストロング世界ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.関本大介(11/23/20)
Eスキャフォールド・デス・マッチ:石川勇希vs.木高イサミ(11/26/20)