大日本プロレス:Best of 2017の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ストロング・ヘビー級王座戦:関本大介(ch)vs.鈴木秀樹(3/30/17) ストロング・ヘビー級王座戦:鈴木秀樹(ch)vs.岡林裕二(5/5/17) ストロング・ヘビー級王座戦:鈴木秀樹(ch)vs.神谷英慶(5/25/17) |
@ツイン・タワーズ(石川修司、佐藤耕平)vs.ストロングBJ(関本大介、岡林裕二)(1/2/17)
ゆったりと着実に積み重ねつつもテンポが良い。
関本への腰攻めでツイン・タワーズが先手を取りますが
ストロングBJも得意の同時サブミッションを決め反撃。
石川は前半合わせに行くシーンが多く
他の3人に比べると控えめな印象でしたが、
終盤は一転攻防のキーになり、
ストロングBJの前に大きく立ちふさがりましたね。
この変化は印象深く盛り上がります。
ただ全体的にはこのカードから想像がつく内容で
何かもう一つスパイスが欲しいですね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:9/?/17)
Aストロング・ヘビー級王座戦:関本大介(ch)vs.鈴木秀樹(3/5/17)
鈴木は中々面白い存在ですね。
190cmの恵まれた体躯ですが、
関本らに比類する力強さはない。
その中でクラシカルなスタイルを
現代的に味付けさせたスマートさで勝負している。
意図の見える試合運びで感心しました。
一方で関本はストロングBJの中では
異質な相手で少し困惑していたか。
鈴木が攻めに対して受けのレベルが
少し落ちるのもあって、
もう1レベル・クリックしたいのが埋まらなかった印象。
好勝負に少し届かず。
Bストロング・ヘビー級王座戦:関本大介(ch)vs.鈴木秀樹(3/30/17)
前回終盤まで温存していたストロングのぶつかり合いを
序盤にも入れて鈴木の気持ちをより感じさせるようにしています。
それでいて自分のスタイルは忘れていない。
より戦略的な技も取り入れていますね。
打撃成分多い分、関本も自分がどのように輝いて
鈴木を出迎えるべきか分かっています。
完全に前回の試合の上のレベルを行くことが出来ました。
ぎりぎり好勝負。
Cストロング・ヘビー級王座戦:鈴木秀樹(ch)vs.岡林裕二(5/5/17)
鈴木が執拗な腕攻め。
岡林はその痛みを表現しつつ
萎縮しない攻めで絶妙のバランス感を見せます。
鈴木はまだ王者らしさを作ることはできていませんが、
自分のスタイルを徹頭徹尾貫いていて
岡林を下すだけの説得力を最終的には作り上げました。
関本、岡林のような自分にない物を持っている相手で
補完しあって素晴らしい試合に仕上がっていますが、
それとは別のタイプのレスラーが挑戦してきたときに
更なる真価が問われることになりそうですね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/?/17)
Dタッグ王座戦:ストロングBJ(関本大介、岡林裕二)(ch)vs.浜亮太、中之上靖文(5/25/17)
浜とストロングBJの絡みがホットなのは実績がありますが、
中之上も浜が生み出した点を繋いで勢いにちゃんとしているのは評価したい。
終盤の攻防では浜の機動力のなさが欠点ですが、
ここでも中之上がそれを補う活躍を見せました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Eストロング・ヘビー級王座戦:鈴木秀樹(ch)vs.神谷英慶(5/25/17)
神谷が執拗なヘッド・ロック戦略。
これに対する鈴木の受けが素晴らしいですね。
細かな仕草で意味づけをしている。
攻めに転じれば腰攻めで理の通った締め上げ。
神谷もアンダードッグな自分自身を
素直に認め変に格好をつけず試合の臨んでいる。
両者の良さがかみ合ったサイエンティフィックな面白さのある試合。
地味ながらこれは良い。
文句なしに好勝負。
(執筆日:9/?/17)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ツイン・タワーズ(石川修司、佐藤耕平)vs.ストロングBJ(関本大介、岡林裕二)(1/2/17)Aストロング・ヘビー級王座戦:関本大介(ch)vs.鈴木秀樹(30分時間切れ)(3/5/17)
Bストロング・ヘビー級王座戦:関本大介(ch)vs.鈴木秀樹(新チャンピオン!)(3/30/17)
Cストロング・ヘビー級王座戦:鈴木秀樹(ch)vs.岡林裕二(5/5/17)
Dタッグ王座戦:ストロングBJ(関本大介、岡林裕二)(ch)vs.浜亮太、中之上靖文(5/25/17)
Eストロング・ヘビー級王座戦:鈴木秀樹(ch)vs.神谷英慶(5/25/17)