大日本プロレス:BJW Matches 2011の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@関本大介vs.岡林裕二(1/2/11)
前半はスローで基本的な試合運び。
危惧していた通りですね。
関本が打撃を一つ一つ間を持って見せ岡林を試すストーリーへ。
武器が同じなので簡単には凄いものを生み出せない中で
上手い攻防の選択をして岡林の地位を関本に近づけていきました。
結局関本の完勝という形で試合を締め、
魅力としては中途半端になってしまいましたね。
9月4日の再戦が見たい所ですがこちらの大会はダイジェスト放送しかされなかったようですね・・・。
平均的な良試合。
A一騎当千、オープン・フィンガー蛍光灯デス・マッチ:竹田誠志vs.アブドゥーラ小林
(2/11/11)
MMAの扱い方は他と比べると劣りますね。
ただ小林がMMAと縁遠いので対比的に試合の中でのMMA要素は強調されている。
竹田がMMA的な攻防を使って工夫を凝らしたスポットを見せ、
小林も両面テープを使ってタイペイ・デス・マッチ化させるなど負けていない。
持ちネタでのせていきました。
フォールで決着しないルールがマイナスに響くかと思いきや
それが却ってデス・マッチの課題、中盤/終盤の切り替えをクリアする事につながっている。
試合形式勝ちと言うに値するユニークな内容で竹田をしっかりプッシュできました。
平均的な良試合。
B一騎当千サバイバー、鉄檻&剣山&蛍光灯:葛西純vs.竹田誠志(3/21/11)
最初にレスリングで竹田が上という事を示し、
葛西が蛍光灯を竹田に渡した後自らに叩きつけ、竹田も真似する。
竹田が葛西に憧れてBJWに入った経緯を見せた良質な導入ですね。
中盤以降は各凶器を只こなしているだけ、という印象が強い。
スポットの強弱に対する意識が低く、段階付けが弱いので
何故こんな事をしているのだろう、と
理のない先行きに疑念が浮かんできます。
しかし断崖式ブレーン・バスター、
鉄檻からのスーパープレックス、
鉄檻の上で肩車してのフェイス・バスター、
鉄檻からのダイブと
クレイジーな4スポットがあるのでその点でやはり一見の価値ある試合になってはくる。
中々良い試合。
Cデス・マッチ王座戦、ブロック&蛍光灯オブジェ+αデスマッチ:伊藤竜二(ch)vs.佐々木貴(5/5/11)
伊藤が正統に試合を構成するも、
それが却っていつも刺激の少ない展開につながっている。
また今回のコンクリートを序盤から使っていますが、
コンクリートだと流石に思い切り行う事が出来ず動きが委縮するし、
その痛みは只観客の想像に依存するばかりなので
1スポットのみに向いている形式だと思いますね。
+αと形式についている分決着の付き方が明白で
この瞬間に試合が決まるかも、と見ていて思えないのも駄目ですね。
良質だがそれ以上ではない内容。
平均的な良試合です。
D岡林裕二、忍vs.佐々木義人、橋本和樹(7/25/11)
忍と佐々木が突っかかりあい、
佐々木が岡林を上回りそうなサプライズも見せる。
岡林は橋本の攻めを平然と耐えて見せ橋本の壁になる。
全員ストロングBJで一致しているのに
それぞれの立場の違いがある。
これが頭より体が先に動いているにも関わらず
試合に出てきているのはムーブメントの勢いだなぁ、と感じさせる。
オープニングという事で凝縮しきらなかったものの下手すればMOTNになりえる。
平均的な良試合。
(執筆日:12/22/11)
注目試合の詳細
なし試合結果
@関本大介vs.岡林裕二(1/2/11)A一騎当千、オープン・フィンガー蛍光灯デス・マッチ:竹田誠志vs.アブドゥーラ小林(2/11/11)
B一騎当千サバイバー、鉄檻&剣山&蛍光灯:葛西純vs.竹田誠志(3/21/11)
Cデス・マッチ王座戦、ブロック&蛍光灯オブジェ+αデスマッチ:伊藤竜二(ch)vs.佐々木貴(5/5/11)
D岡林裕二、忍vs.佐々木義人、橋本和樹(7/25/11)