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Noah:Best of Noah 2025 part.3の分析


名勝負 60分アイアン・マン・マッチ:拳王vs.清宮海斗(12/7/2025)
好勝負 なし

@GHCヘビー級王座戦:KENTA(ch)vs.Yoshiki Inamura(11/8/2025)
 稲村が陽キャラとパワーを披露。

 KENTAは稲村に鉄柱にぶつけ、フェンスに誤爆させ腕攻め。

 稲村は腕攻めに苦しみつつダウンまではいかず
 細かな攻防を入れる感覚を共有できているのが良いですね。
 US経験が活きてすり合わせが出来ています。

 繋ぎの時間帯をしっかりやることの大事さを共有できていますね。
 若干一部出来不出来のレベル差もありますが概ね上手くいっています。

 良い形でまとめた王座交代劇。
 20分越えのニア・フォール合戦にチャレンジした時にどこまで出来るかはまだ見えませんが、
 稲村の防衛ロードには期待がかかりますね。

 好勝負に少し届かず。

AGHCヘビー級王座戦:Yoshiki Inamura(ch)vs.清宮海斗(11/21/2025)
 稲村はパワフルなムーブを見せ方も意識しながら披露。

 清宮は変則シャイニング・ウィザードや
 感情の切り替えからのシャイニング・ウィザード乱れ打ちなど
 スタイルの再構築は興味深く、
 遊びをカタチにする経験は後の糧になるでしょうね。
 ただ王座戦としては定番性がもう少し欲しいところ。

 稲村による20分未満の王座戦、
 アメリカン・スタイルの持ち込みは良いものの
 観客の熱量が思ったようについてきていない感も少し気になるか。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

B60分アイアン・マン・マッチ:拳王vs.清宮海斗(12/7/2025)
 清宮の10周年興行。
 清宮は同興行で2試合やった上でこのメインに。
 
 まずはオーソドックスな流れから
 セカンド・ロープに乗った清宮を拳王がジャーマン。
 序盤からありえることを程よいバランスで織り込み緊張感を作りましたね。

 清宮は腕に狙いをつけグラウンドに。
 拳王は場外を使って腕の痛みを表現。
 両者の見せ方の違いを最初に明確にしたのは良かったですね。

 10分経過。
 清宮がノーパンなのかの確認かという緩いネタもありましたが、
 オーソドックスなポイントを押さえた良質な内容。

 20分経過し、拳王がクロス・フェイス攻めで追い込むと26分で1本。
 26分の1本勝負として見ても既に好勝負レベルです。

 そこからは脚に焦点を当てて攻防。
 ストーリーにのった変化になっていると共に
 1本が遠い中での清宮の必死さが際立つので引き込まれていきましたね。
 脚に焦点を当てつつも分かりやすい脚攻めに手を出さなかった所に
 こだわりを感じますし、実際に上手くいっていましたね。

 同点に追いついて残り17分。
 ここでも清宮が表情の見せ方にシフトし、
 思い切ってアクションから離れたのもナイス。

 とはいえその延長で出してきた狂乱キャラに関しては個人的にしっくり来ず。
 清宮のキャラにあった演出とはどうしても思えず、
 また定番化しすぎていてもう少し出し所、きっかけ作りを大事にしてほしいと個人的には思いますね。

 攻防自体は良好で、最後まで貫徹。

 振り返ってみても試合時間配分、構成の妙が光る一戦でしたね。
 日本の60分試合でここをこのレベルで実現させたものは初めてかもしれませんね。
 
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:12/?/25)