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Noah:Best of Noah 2020 part.3の分析


名勝負 GHCヘビー級王座戦:潮崎豪(ch)vs.中嶋勝彦(11/22/20)

GHCヘビー級王座戦:潮崎豪(ch)vs.杉浦貴(12/6/20)
好勝負 ナショナル王座戦:拳王(ch)vs.清宮海斗(11/22/20)

@潮崎豪、清宮海斗vs.中嶋勝彦、拳王(11/8/20)
 すぐ場外戦に移り中嶋らが支配。
 タッグの展開としては簡素ですが、
 その要素一つは工夫されていた李、
 コンスタントに努力を積み重ねていたり、
 このマッチアップにしかできないハード・ヒットがあります。

 前哨戦として王座戦への期待感も高まる攻防でしたね。
 シングルへの期待値を高く保ちつつ
 それでいて後半はタッグとしてのテンポ感にのせているので
 タッグ単品としても満足感が高かった。

 好勝負に少し届かず。

Aナショナル王座戦:拳王(ch)vs.清宮海斗(11/22/20)
 始まるなり激しいエルボーの打ち合い。

 主導権を先に握ったのは拳王。
 環境を上手く使って厳しい攻めを見せましたね。
 清宮の素直なハード・バンプも光り立体感のある攻防です。

 清宮が脚に狙いをつけるも防がれて逆襲。
 今度は清宮のターンだろうと思わせての展開でフックが利いていますね。
 清宮の反撃は短かったものの
 印象的で清宮がやられ過ぎて弱く見えることもなかったのは良かった。

 拳王の蹴りに耐えて清宮が気迫の表情。
 ストレートな感情が伝わる張り合いで最後まで魅了しました。

 ぎりぎり好勝負。

BGHCヘビー級王座戦:潮崎豪(ch)vs.中嶋勝彦(11/22/20)
 ローブ際離れる際にvs.藤田を彷彿とさせる視殺戦。
 そこから動き出し展開させるかと思いきや外してきます。
 構成的ですが通常より長く静かに。

 中嶋は顔を掴んだりヒール的なやり方を使うのに対し、
 潮崎はクールに振舞って対比的な絵が良いですね。

 一発一発の重み。
 形を変えどNoahのDNAが生きていると実感させる内容です。

 無駄な動きは抑制して内に込めつつ表現性豊かに。
 
 これからも変容はするでしょうが
 個ことしてのレスラーとしての評価はそれぞれ今が最大値でしょう。
 そんな今最高の試合をやってやろうという気概がひしひしと感じ取れます。

 腕攻めで潮崎のチョップは全然ダメージを与えられず。
 そんな中で腕を使わない攻めに逃げず、我慢してチョップを打ち続ける
 悲壮感もある攻め方が実にNoah的で浸っている。

 試合時間が長すぎるので、一部シーンは独立して繋がりが弱いものの
 潮崎の感性的強弱のコントロールや
 中嶋の最後まで均質に保ち続ける拘りが光りました。

 クライマックスも動きの乱れというアクシデントがありましたがリアルさに繋がっているし、
 中嶋の変調により閉塞感を打開してフィニッシュに持っていきました。

 ぎりぎり名勝負。

CGHCヘビー級王座戦:潮崎豪(ch)vs.杉浦貴(12/6/20)
 まずはじっくりとレスリング。
 形式的にならず重みがあります。

 杉浦は年齢を踏まえた弱さも見せつつも
 ハードなエルボーで絶対王者に渡り合う武器も示します。

 それぞれ小気味良くダウン受けをしつつ
 攻め手の力強さを引き立てていきましたね。

 即時的に化学反応とならなくても
 しっかり有機的な蓄積を積み上げていきました。
 
 痛みを抱えながらの真っ向のぶつかり合い。
 それも勢いに依存せず、どっしり構えつつ、
 一つ一つ丁寧に、ハードに、エネルギッシュにこなしています。
 サブミッションを食らって苦しそうにロープに逃げる、
 そんな単純なことでさえ見応えが十二分にあります。

 潮崎のチョップはいつも以上に切れ味鋭く、交通事故レベルの衝撃。
 杉浦も脚にエルボーを打ち込み、マットを外した場外へのネック・スクリューに繋げたりと厳しい攻め。
 三沢が全日時代とは違う四天王プロレスをNoahでやったのと同じく、
 今だからこその集大成的試合をやってのけました。

 文句なしに名勝負。
 (執筆日:12/?/20)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@潮崎豪、清宮海斗vs.中嶋勝彦、拳王(11/8/20)
Aナショナル王座戦:拳王(ch)vs.清宮海斗(11/22/20)
BGHCヘビー級王座戦:潮崎豪(ch)vs.中嶋勝彦(11/22/20)
CGHCヘビー級王座戦:潮崎豪(ch)vs.杉浦貴(12/6/20)