Noah:New Sunrise 1/4/20の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ナショナル王座戦:杉浦貴(ch)vs.マサ北宮 GHCヘビー級王座戦:清宮海斗(ch)vs.潮崎豪 |
@モハメド・ヨネ、クワイエット・ストームvs.齋藤彰俊、井上雅央
Aタダスケ、YO-HEY vs.熊野準、諸橋晴也
B谷口周平、原田大輔vs.イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、大原はじめ
C拳王、稲村愛輝vs.鈴木秀樹、岡田欣也
D丸藤正道、田中稔vs.ダグ・ウィリアムス、クリス・リッジウェイ右
E中嶋勝彦vs.マイケル・エルガン
FJr.ヘビー級タッグ王座戦:小峠篤、鈴木鼓太郎(ch)vs.覇王、仁王
GJr.ヘビー級王座戦:HAYATA(ch)vs.小川良成
小川は53歳になりますが、特に問題なくHAYATAと演舞。
レスリングでアクション量を稼ぎ、HAYATAがトペコン。
軽快な立体殺法を小川が促した後、
プランチャを自爆させ脚攻め開始。
あらゆる脚の攻め方を見せるので面白いものの
HAYATAの攻められている側の反応が弱く、
その脚攻めの多彩さが構成に十分には活かされません。
脚の痛みはある程度表現できているんですけどね。
小川が最後まで掌でHAYATAを踊らせきって
この試合を締めくくる完璧なフィニッシュ。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Hナショナル王座戦:杉浦貴(ch)vs.マサ北宮
ショルダー・タックルの耐えあい。
定番のネタながらじっくりとやりきりましたね。
北宮がエプロンでのガットレンチを防いでダブル・ニー・バスター。
プロレス的仮想をまとった脚攻めに移りますが、
この愚直さは良かったですね。
杉浦は場外ジャーマンという
派手なスポットを使いつつも
しっかり脚のセルをし続けたのは好感度高し。
杉浦のジャーマン押しに対し、
北宮も技を絞ることで見せ方のピントが合っていますね。
バランスが良い。
エルボー合戦にしても
杉浦が足を動かさず、一方北宮は足を使って打ち込んだりと
無骨さと芸の細かさが両立された素晴らしい試合でした。
文句なしに好勝負。
IGHCヘビー級王座戦:清宮海斗(ch)vs.潮崎豪
潮崎がチョップを叩き込むのではなく切り倒すような形で行い、
鉄柱も途中で手を離してぶつけたりと荒々しさが際立たせます。
清宮がエプロン技を防いで柵への腕折り。
強烈な一発だが、ここで潮崎が引かず清宮の追撃を引き出します。
普段より引き際を遅らせて
それぞれ各種ハードな技で
Noahらしい激戦への階段を一つ一つ登っていきます。
空間の上手い使い方が付随しているので
単なる過激さ推しではない、見せ方があります。
潮崎がトータル・パッケージで強さの表現。
バランス良さはベテランの今だからこそですが、
若さの代名詞である気迫やムーブも
この試合は特筆すべきレベルでしたね。
全然清宮に負けていません。
清宮も追い込まれつつも王者であり続ける努力ができているのが
1年前とは違うところを見せてくれました。
終盤からクライマックスへのシフトチェンジが少し物足りず、
清宮が何かサブミッションを使いこなせていれば
最後もう一つ仕掛けを作れたように思いますが、
近年の中ではトップ・クラスのGHCヘビー級王座戦でした。
文句なしに好勝負。
(執筆日:2/?/20)
Rating:★★★★☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@モハメド・ヨネ、クワイエット・ストームvs.齋藤彰俊、井上雅央Aタダスケ、YO-HEY vs.熊野準、諸橋晴也
B谷口周平、原田大輔vs.イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、大原はじめ
C拳王、稲村愛輝vs.鈴木秀樹、岡田欣也
D丸藤正道、田中稔vs.ダグ・ウィリアムス、クリス・リッジウェイ
E中嶋勝彦vs.マイケル・エルガン
FJr.ヘビー級タッグ王座戦:小峠篤、鈴木鼓太郎(ch)vs.覇王、仁王
GJr.ヘビー級王座戦:HAYATA(ch)vs.小川良成(新チャンピオン!)
Hナショナル王座戦:杉浦貴(ch)vs.マサ北宮
IGHCヘビー級王座戦:清宮海斗(ch)vs.潮崎豪(新チャンピオン!)