TOP日本のプロレスNoah 2010年代の大会 →Noah:Noah Matches 2019

Noah:Noah Matches 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@Jr.ヘビー級王座戦:原田大輔(ch)vs.田中稔(3/10/19)
 3分ほどで原田がエプロンDVDから首攻め。
 エプロン技を使うには余りに早いですね。

 稔も的確に一つ一つ打ち込みアーム・バーまで持っていくも
 両者自分のやりたいことを展開しているだけで
 試合全体の構成、相手との交錯方法を十分に考えているとはいえません。

 また、稔の緩急自体は素晴らしいものの
 打撃が重過ぎる位置付けで、気合受けも使うというのは
 年齢からすると違和感を感じざるを得ない。
 切れ味はあるのですが、技の余韻がないですね。

 多彩な要素を混ぜ込んで
 一つにしているのは評価できるものの
 どの要素も諸手で褒めるには至らない部分がある。
 中々良い試合。
 (執筆日:8/?/19)

A丸藤正道vs.小川良成(3/17/19)
 ベーシックなプロレスのレスリングのやり取り。
 動かして小川のヘッド・ロック状態に戻して、とパズルのような攻防。

 対して丸藤は腕狙い。
 こちらも大きな構築感を明示しましたね。

 能動的に次の手に移っていくので
 サブミッション偏重ながら膠着感はないですね。
 双方が動く形で実現できれば尚良かったですけどね。

 小川がとにかくねちっこく首攻めを続行。
 ただDDT等の技を放つまでは
 その首攻めは等価でダメージの蓄積感は伝わってこないですね。

 最後の攻防も小川のやりたいことに合わせるなら
 丸藤も腕攻めの流れを組んで欲しかったところ。
 それこそ最後押さえ込みで終えるにしても腕を絡めて欲しかった。

 平均的な良試合。
 (執筆日:10/?/20)

BGJL公式戦:小川良成vs.田中稔(6/27/19)
 執拗なヘッドロックなど
 小川らしくまったりとした見せ場。

 稔も合わせて低空ドロップ・キックから脚攻め。

 両者方法論合わせているので、
 細かな切り返し合いを絡めつつ
 戻すべき所にしっかり戻せていますね。

 技を出してシフトチェンジしつつも
 それでもヘッド・ロックを攻め手にする等らしさは最後まで。
 ただそれは決して王道からずれるだけの
 リターンが十分かというと足りない部分も正直ありますね。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:4/?/20)

CGHCヘビー級王座戦:清宮海斗(ch)vs.中嶋勝彦(7/27/19)
 清宮が蹴られる前に脚攻め。
 蹴られる前に、というのは筋が通っているものの
 試合の中で一から語った方がよりストーリー性は出る。

 中嶋が清宮を止めるために低空ドロップキックにドラスク。
 ここで清宮の方が脚の痛みを重く表現。
 これでは清宮のそれまでの積み重ねが無に帰します。

 中嶋がエプロンでツームストンを決めて主導権。
 ヒール的に振る舞うもあまり観客の反応がないのは寂しいですね。
 やってることは悪くないのですが。

 清宮はここに来て相手との歩調合わせに悩んでいるのか
 王者らしさを失っています。

 中嶋の向かいかたもやや独善的。
 エゴをぶつけ返してくると
 ノアの凄さを見せれる、という意思があるのでしょうが、
 清宮との間に価値観のコンセンサスが得られていない。

 それ故お互いにすれ違ったまま、どちらも譲歩せず、
 試合時間だけが過ぎていって30分。
 失敗試合と言わざるを得ない。

 平均より少し上。
 (執筆日:8/?/19)

DN-1V決勝:杉浦貴vs.拳王(9/16/19)
 杉浦の仕掛けに対し
 拳王はノーセルで起き上がり気持ちを見せますが、
 一方の杉浦は普通にダウンでしていて拳王の方針を受け止めず。

 その杉浦も早すぎる花道ネックブリーカーに
 拳王の蹴りを潰す為の脚攻撃、と
 仕掛けこそ幾つか見られるものの点で線にならない散漫な攻め。

 その後も拳王はノー・ガードで打撃を受けに行ったりと
 杉浦に対して初勝利を勝ち取ろうと意気込みを見せますが、
 杉浦はそんなに強さを見せ付けず対等に扱おうとしてしまう。
 お互い決勝ということで頑張ってはいるもののすれ違ったまま。

 最後も拳王のハイ・キックは相変わらず唐突感があり微妙だし、
 ローリング・フット・ストンプもどう見てもローリング・レッグドロップです・・・。

 決勝ながら期待外れになってしまみました。
 まあまあ良い試合程度。
 (執筆日:9/?/19)