TOP日本のプロレスNoah 2010年代の大会 →Noah:Best of Noah 2019 part.4

Noah:Best of Noah 2019 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 N-1V公式戦:杉浦貴vs.潮崎豪(9/15/19)

@N-1V公式戦:杉浦貴vs.潮崎豪(9/15/19)
 潮崎がチョップで早くも杉浦を胸から出血させ、
 自分の形で激しい攻めをぶつけていきます。
 杉浦も受けきった上で反撃しますが、
 単調にならないよう反撃には上手く変化をつけている。

 柔軟性を持った一進一退で
 中盤には杉浦から断崖式中年'sリフトまで飛び出てきます。
 試合時間が15分と長くないこともあって
 この断崖式が十分重みのあるスポットとして扱われていないものの
 その後も気力を伝えるハード・ヒット、受けの表情があり
 情熱迸る攻防を繰り広げました。

 ぎりぎり好勝負。

A藤田和之vs.谷口周平(11/2/19)
 平手打ちでダウンさせ頭部を蹴り飛ばしてKO狙う、
 そんな殺伐とした格闘技寄りの雰囲気感がありますね。

 藤田は歳なので多少よたよたしていますが、
 IGFも経験しているのでこのスタイルへの理解はありますし、
 ヘッド・バットにより谷口が流血したことで、
 細かい所は気にならない程の特別感がありました。

 8分程度でしたが、注目に値する独特の世界観を築き上げました。

 中々良い試合。
 (執筆日:12/?/19)

Bタッグ王座戦:潮崎豪、中嶋勝彦(ch)vs.マサ北宮、稲村愛輝(11/2/19)
 稲村はキャリア1年。
 出来ることは限られているものの
 中嶋のハードな蹴りにリアルに耐えているだけで
 上質なプロレスになり得る。
 そしてそういうプロレスの仕方をさせてまで
 抜擢するだけの魅力があって、
 特にぶちかましはインパクト大でしたね。

 成長したマサも個性を活かして活躍していた、と言おうとしたら
 マサがコーナー上から飛ぶのをミス・・・。
 点で勝負しているタッグだからこそ凡庸なミスは致命傷でした。
 
 フォローはしていたもののミスがなければ
 もっと最後まで緊密な攻防になっていたでしょうね。
 
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/19)

C藤田和之vs.谷口周平(11/2/19)
 谷口が張り手でダウンさせエプロンでバック・ドロップ。

 不器用な両者ですが、一撃性を上手く織り込んで、モンスター・バトルを繰り広げましたね。

 藤田の反撃のヘッド・バットで谷口が流血して、と
 Noah参戦の藤田は持っていますね。

 大きく弓を引くようにしたエルボーは迫力がありました。

 谷口にハイパー・アーマーを使われると
 ベースに年齢の衰えが見える藤田は厳しい所もありますが、
 フィニッシュの連打が凶悪過ぎて
 この印象で一気にひっくり返しました。

 8分程度の試合でしたが特別なものが詰まってましたね。

 これも藤田の代表作の一つでしょう。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:7/?/21)

DGHCヘビー級王座戦:清宮海斗(ch)vs.拳王(11/2/19)
 拳王がエプロンでのDDTを決めた後、清宮をリングでうつぶせに寝かせ
 後頭部にダイビング・ダブル・ストンプ。
 完全に頭部に着地していて恐ろしい技でしたね。
 その後もエプロンでのドラゴン・スープレックスが放たれたりと
 Noahらしい命をかけたプロレスです。

 ただそのスポットのせいでベース・ラインは霞んでいるし、
 ここまでの物に手を出す必要があったかは疑問です。

 とはいえ拳王の魅力的な厳しい攻め。
 これに対し清宮は1月時では不自然な一進一退となっていましたが、
 スケール感ある技を武器に
 (特にトペコンとドロップ・キックは凄かった)
 王者として受け止めきるプロレスが出来ていました。
 これは大きな進化でしたね。

 試合としては終盤が冒頭のようなインパクトがあり過ぎるスポットと
 30分という数字ありきの試合時間設定によって
 一段階評価を下げざるをえず好勝負に少し届かず、にはなりますが、
 2度目のカードで、王者の清宮をまだまだ見たい、と思わせたのは成功でしょう。
 (執筆日:12/?/19)