Noah:Best of Noah 2018 part.3の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | 丸藤正道vs.ヒデオ・イタミ(9/1/18) 青木篤志、秋山準vs.原田大輔、杉浦貴(9/1/18) GHC王座戦:杉浦貴(ch)vs.中嶋勝彦(10/4/18) GL公式戦:樋口和貞vs.潮崎豪(11/8/18) |
@丸藤正道vs.ヒデオ・イタミ(9/1/18)
もう交わらなかったはずのライバル対決。
まずヒデオがオーソドックス・プロレス。
WWEのベースのスタイルではありますが、
WWEのハイ・レベルなプロレスはそれではないので
序盤はそこまで見応えはなし。
丸藤も違うスタイルを貫き、
それぞれ一方的に魅せているだけ。
攻防の作り方も以前の共通理念で生みでたものではありませんでしたが、
丸藤のエプロンでのパイル・ドライバーのように
過激な技が出始めると間の処理、表情作りで
エモーショナルな空間を作ることに成功。
かつての2人の攻防とは違うと感じさせつつ、
それでもかつての場面を思い起こさせ歴史を感じさせる理想的な状態に。
G2Sやエメラルド・フロージョンを出す価値のある試合でした。
現状のヒデオに満足している人はいないであろう中で
今のヒデオを否定せずにこういう試合をできたことは幸せ。
ぎりぎり好勝負。
A青木篤志、秋山準vs.原田大輔、杉浦貴(9/1/18)
全日に戻ったレスラーとNoahに残ったレスラー。
気迫の打撃戦はかつての新日との対抗戦を思い起こさせます。
控え攻撃や柵攻撃で荒々しい雰囲気を表出。
以前なら秋山vs.杉浦、青木vs.原田の組み合わせのカードですが、
今回原田が秋山をKOするのではないかと
思うほどの攻撃を見せていたのが良かったですね。
追い込まれて秋山の老獪なテクニックも光った。
残り時間が少なくなる中で
時間切れは当然に予想できましたが、
もしかしたら勝敗をつけるのではないかと思わせるだけの
手を抜かない熱いニア・フォールが展開。
過去のマッチアップだけに依存せず今で勝負した素晴らしい試合。
文句なしに好勝負。
BGHC王座戦:杉浦貴(ch)vs.中嶋勝彦(10/4/18)
トリックスターになった中嶋。
寝そべって挑発し椅子で攻撃し。
一方でハード・ヒット要素も忘れない。
これは面白いスタイル・クラッシュになりましたね。
ただヒールになりきれているかという点で物足りない部分がある。
自分勝手なキャラは演じれているものの
ヒールとしては観客を煽りきれていない。
といっても観客も特にヒールを望んでいるわけでもないというのが難しいのですが。
終盤の中嶋の強烈な張り手の嵐は見応えあり。
杉浦が崩れ落ちて劣勢になるのに実に説得力がありました。
そしてそれを受けて解禁された杉浦のナックルもまた良かった。
ぎりぎり好勝負。
CGL公式戦:潮崎豪vs.杉浦貴(10/30/18)
ゆったりながら
打撃のハードさで着実に2人らしさを伝えています。
もう少し色味があってもとは思いますけどね。
中盤カウンターのコーナー・ジャーマンから
断崖式ガットレンチ・スープレックス。
強烈なスポットで後半への足がかりにしました。
このスポットも凄いのですが、
後半、潮崎のチョップがより情熱的に伸びてきたのが大きかった。
情熱性を前面に押し出して
16分ながら激戦の印象を残すことに成功しました。
好勝負に少し届かず。
DGL公式戦:樋口和貞vs.潮崎豪(11/8/18)
肉弾戦に樋口は応じつつも変則的に自分のペースへ持ち込む。
一方で技の位置付けは分かりやすく
Noahの観客からの反応も良かったですね。
潮崎はストレートに求められている役回りを完遂。
要所に配置されたチョップ合戦は見応えがあり、
両者の胸は真っ赤に染まりましたね。
またチョップは細かな鬩ぎあいでも上手く使われていた。
綺麗に両者映える試合が出来ていて
ある意味他団体対決とは思えない完成度です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/?/19)





