TOP日本のプロレスNoah 2010年代の大会 →Noah:Best of Noah 2016

Noah:Best of Noah 2016の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@丸藤正道、潮崎豪vs.鈴木みのる、杉浦貴(3/27/16)
 鈴木軍興行。
 鈴木軍興行とあって半分フェイス/ヒールが逆転する形。
 ルール違反への注意も緩く、
 鈴木軍は椅子攻撃にロープを活かした攻撃と
 ヒール・プレイをいつも以上に全開で臨みます。
 独特な雰囲気間は面白く、
 4種4様の攻防がバランスよく配置されているので、
 それぞれのファンがそれぞれの見方で接することができます。
 しかし最後は矢野が乱入し、
 みのるをテープで柵を固定するというチープなもの。
 興行の位置づけ的には仕方ないのかもしれないけれどこれは興醒めでした。
 中々良い試合。

AGHC王座戦:杉浦貴(ch)vs.潮崎豪(5/28/16)
 5年ぶりの対決。
 潮崎がキレ良い真っ直ぐなチョップを繰り出します。
 それに対し杉浦は内出血しながら受け続けますが、
 王者として受けるにしても表現が少しずれているか。
 また、三沢亡き後エルボーの打ち合いを意図的に避けていますが、
 打撃を打ち合うべきスポットも間違いなくある。
 火花のちらし合いが不十分です。
 守勢に回った潮崎は今度はチョップで疲労感を表現。
素晴らしいですね。
 一方で杉浦は寡黙なファイトとはいえ
 表現としてどうとでも受け取れるもの。
 椅子攻撃こそありましたがヒールにもなりきれていません。
 鈴木軍乱入も蛇足の印象を助長している。
 杉浦が迫力ある張り手の連打を叩き込み、
 そこから潮崎が逆転を試みる流ながら
 カタルシスに昇華しそうで昇華しきれないまま終了。
 変わろうとしているのに大成しきれないNoahを象徴するような内容に。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

B柴田勝頼vs.潮崎豪(10/23/16)
 団体として圧倒的な差がついてしまった今、
 一昔前の対抗戦としての熱量は生まれません。
 それでもしっかり仕事をする両者。
 自分の型をベースにしながらぶつかり、
 ちょっとしたこの試合ならではのムーブも見せて華を添えます。
 ただ状況が違えば観客関係なく、
 この2人自体が団体を超えた若手?ライバル対決として
 もっと情念をもって枠を超えた試合に仕上げてきたのでは、と思うほど
 綺麗にまとまりすぎている。
 中々良い試合。

C鈴木みのるvs.杉浦貴(12/3/16)
 チームでやっていたものの
 昨日の試合の中で袂を分かった両者。
 憎しみのままにぶつかります。
 気迫は良いものの特に予期せぬ動きもなく
 (リバース・スープレックスが決まるかなんて耐えあいが攻防的見せ場・・・)
 ひたすら根性試しのようなエルボーの打ち合いが中心になっているのは
 良くも悪くも不良の喧嘩と評したい。
 凄い試合だと評されることもあるかもしれないが、素直な感想は退屈。
 平均的な良試合です。

DGHC王座戦:中嶋勝彦(ch)vs.マサ北宮(12/24/16)
 マサはボディ・スラムといった基本技を技セットに据え、
 地道に脚を攻めて監獄固めを狙うというオールド・スクールな位置づけ。
 現代では目新しくキャラとしては良いでしょう。
 しかし基本技でやっていくために
 間を空けて大きく見せようと教科書に書いているからその通りにしているだけ。
 状況、相手に合わせて変化することを知らないので間延びする。
 また、脚攻めでテクニカル要素はないので、
 相手のリアクションに質は依存しますが、
 中嶋の攻める王者像に脚の痛みを表現する要素は弱いようで、
 結局中嶋のハードな攻めを耐え忍びながら
 個性を出そうとする努力が見えた試合でしたね、という評になるのでしょうが、
 そんなに長い目で見守れる状況下という疑問も。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:6/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@丸藤正道、潮崎豪vs.鈴木みのる、杉浦貴(3/27/16)
AGHC王座戦:杉浦貴(ch)vs.潮崎豪(5/28/16)
B柴田勝頼vs.潮崎豪(10/23/16)
C鈴木みのるvs.杉浦貴(12/3/16)
DGHC王座戦:中嶋勝彦(ch)vs.マサ北宮(12/24/16)