TOP日本のプロレスNoah 2010年代の大会 →Noah:Best of Noah 2015 part.2

Noah:Best of Noah 2015 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@Jr.ヘビー級王座戦:タイチ(ch)vs.原田大輔(9/19/15)
 タイチは手練手管何でもやり原田は愚直にパワー殺法。
 対極な試合スタイルでお互いが映えますね。
 セコンドは前半敢えて介入しませんが、
 場外への投げの受け手になったりしていて
 DGみたいなレフェリー、セコンドを交えた演出が見られましたね。
 タイチが意外にNoahの激戦風味の攻防で資質を見せ、
 素晴らしい試合になりましたが、
 一線を越えるためには原田がもう少しペース変化をコントロールし、
 絵を作る表現力を磨かなければいけない。
 好勝負に届かずも中々良い試合
 (執筆日:6/?/17)

AGHCヘビー級王座戦:鈴木みのる(ch)vs.杉浦貴(9/19/15)
 みのるの年齢もあるのでしょうが
 エルボーにしたってスープレックスにしたって
 かなりナチュラルなダメージ表現を取っています。
 一方杉浦は無口なダメージ表現ですが、
 これはこれで同じように疲労感が観客に浸透していく。
 ただ後半にかけての相手の感情を逆なでして
 火花を散らす行為は彩りを加えようということなのだろうけど
 この試合の魅力と相反する所があり、
 結局ビッグ・ブーツを打ち合ったりと
 良くも悪くもNoahを抜けきらない内容だな、と。
 クライマックスの延々と続くような攻防はそそられなかった。
 中々良い試合。
 (執筆日:6/?/17)

BGL優勝決定戦:丸藤正道vs.シェルトンXベンジャミン(11/8/15)
 丸藤が早々に不知火を決める等
 色々仕掛けていくも特に後にはつながっていない。
 ベンジャミンの試合運びも退屈で序盤は無味。
 ベンジャミンが介入から主導権を掴むと
 持ち上げて柵にぶつけていったりと
 パワフルなムーブで丸藤を甚振ります。
 その技の数々は見応えがありましたが、
 ムーブ頼みでヒール・ワークも微妙。
 Noahに飛び込んで大抜擢されてますが、
 元々の表現力の甘さもあり、まあまあ良い試合程度に留まってます。
 (執筆日:6/?/17)

C小川良成vs.ザック・セイバーJr.(11/26/15)
 セイバー来日シリーズ最後ということでパートナーの小川との一戦。

 軽快なレスリングを楽しむやり取りに観客も沸いていますね。
 
 ザックが観客をのせて気持ちの良い攻めを見せ、
 その中で小川がポイントを突いたカウンターで先輩風を吹かせます。

 終盤の抑え込み合いはスリリングで狙い通りの攻防でした。
 
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/?/23)

DGHCヘビー級王座戦:鈴木みのる(ch)vs.丸藤正道(12/23/15)
 みのるは定番の腕攻め。
 丸藤はスプリングボード系の飛び技で動き回ります。
 みのるは場外を適切に使うので、
 丸藤も動きがいがありますね。
 ただスタイル・バトルにはなっているが、
 試合としての一体感はやや薄いものがあります。
 それでも新しいものが生まれて良い場面も生まれていますが、
 一方ではセコンド・ワークのリアリティがなかったり、
 タフマン・コンテストの反動か、
 最近のNoahに良くありますが、
 わざとらしいKOの見せ方といった欠点も同時にあって伸び悩み。
 35分くらいの試合時間ですが、
 もう少しコンパクトにまとめても良かったのでは。
 中々良い試合。
 (執筆日:6/?/17)