TOP日本のプロレスNoah 2010年代の大会 →Best of Noah 2011 part.6

Noah:Best of Noah 2011 part.6の分析


名勝負 なし
好勝負 Jr.ヘビー級王座戦:リッキー・マルビン(ch)vs.中嶋勝彦(11/27/11)

三冠王座戦:秋山準(ch)vs.太陽ケア(11/27/11)

@丸藤復帰戦:杉浦貴vs.丸藤正道(11/27/11)
 復帰戦とあって丸藤はスロー・スタート。
 杉浦の攻めが主導で構成します。

 かといって試合に熱がなかったかというとそうではなくて、
 杉浦が中途半端なことは許さない厳しさを見せ、
 圧をかけられる中でも丸藤が輝くムーブを見せるので、
 復帰戦というシチュエーションをドラマチックに描いていました。

 終盤もコーナーへのジャーマンを丸藤がコーナーに着地する切り返し等
 印象的なシーンが幾つもありましたね。
 復帰戦ということで意図的に点を線にせず、
 今後に向けて残して完結させましたが、
 復帰戦としては120点でしょう。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/25)

Aグローバル・リーグ優勝決定戦:KENTAvs.森嶋猛(11/20/11)
 まずはゆったりとスタート。
 GHC王座戦の挑戦が決定しているKENTAですが
 流石に森嶋相手という事で自分が体格で劣っている事を否定しない。
 ロー・キックを武器に相手を倒しておく戦略を取っています。
 新技ゲームオーバーとも相性が良く素晴らしい攻めでした。
 同時に潰されながらも何度もGTSに挑戦し、
 最後に決めて見せ一つのやりきった感を残しました。
 森嶋も大きな流れを作るべき所は作り、
 律儀に一進一退しつつも最後は怪物としてアピールする形で攻防を切っていました。
 Noahの決勝にしては17分という短さ。
 シンプル過ぎるきらいもありますが、
 その分Noahの悪い所がほとんど出ず素晴らしい試合となりました。
 好勝負に少し届かず。

BJr.ヘビー級王座戦:リッキー・マルビン(ch)vs.中嶋勝彦(11/27/11)
 中嶋が王座を返上した前王者という事で
 マルビンは気持ちが入っていますね。
 中嶋相手に引けを取らない激しい打撃の打ち合いを見せています。
 中嶋のKO級の蹴りから試合は展開。
 中嶋の脚攻めとなります。
 この試合の唯一にして最大の欠点は
 終始マルビンが脚のダメージをこれっぽっちも表現しない事です。
 脚を引きずっていてはやりたい事が出来ないというのは分かるし、
 かといって脚攻め以外で印象的な展開付が出来ないのも納得いきますけどね。
 その後マルビンがエプロンにダウンした相手へのダイビング・ボディ・プレス
 柵越えダイブなど素晴らしいスポットで大いに盛り上げます。
 両者厳しく攻め合う中で過激化していったるので
 マルビンがバイソン・テニエルという追悼ムーブを出したのも
 しっくりくる程ドラマチックな激戦でした。
 ぎりぎり好勝負。

C三冠王座戦:秋山準(ch)vs.太陽ケア(11/27/11)
 重厚なレスリング。
 ショルダー・タックルといったお約束の攻防の後ろに
 理を感じさせる所は見事ですね。
 ケアの打撃を受けた上で秋山が仕掛ける、と
 両者によって生まれた緩急から試合が動いていきます。
 秋山が環境を使った厳しい攻めでいつも通り試合のペースを掴むかと思いきや
 ケアが同じやり方で秋山の痛めている肩を攻めコントロールを得ます。
 ケアはバランスの良い腕攻めで中盤を構築。
 そこからの秋山の反撃ですが流れに乗せられるではなく
 完全に自身で流れをコントロールしていましたね。
 ダイナミックさには欠けるものの両者のミックスといい完成度は高い。
 終盤は秋山がエクスプロイダーよりもニーを中心に攻め、
 ケアは一つ一つインパクトのある見せ方をした大技で対抗。
 全体的に秋山が諏訪魔戦に比べ緩急の急の絶対レベルが落ちている事と
 観客が全日的構成(+ケアを知らない?)というだけで明らかに盛り上がりが薄く
 エネルギーを感じないのが残念でならない。
 全日でやった方が良かったのではないか。
 ぎりぎり好勝負。