Noah:Best of Noah 2011 part.4の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | Jr.タッグ・リーグ優勝決定戦:金丸義信、KENTAvs.鈴木鼓太郎、青木篤志(7/30/11) GHC王座戦:潮崎豪(ch)vs.秋山準(8/6/11) Jr.タッグ王座戦:金丸義信、KENTA(ch)vs.鈴木鼓太郎、青木篤志(8/24/11) 潮崎豪、杉浦貴、谷口周平vs.高山善廣、KENTA、金丸義信(9/11/11) |
@杉浦貴vs.佐々木健介(7/23/11)
ひたすらチョップとエルボーの打ち合い。
Noah得意の絶対値のぶつかり合いですね。
しかしそれだけでなく杉浦は意図的にぐったりとダウンして
大きな緩急を作り出し変化をつけています。
そうはいっても引かずにぶつかりあうので変化のふり幅は小さく
構成のレベルを更に上げたいのが正直な所。
観客の盛り上がりも良く、最後はもはや定番となったグー・パンチの応酬で〆。
好勝負に少し届かず。
AJr.タッグ・リーグ優勝決定戦:金丸義信、KENTAvs.鈴木鼓太郎、青木篤志(7/30/11)
前回に比べ丁寧に序盤を描きます。
序盤として抑え気味の中、
タッグとしてちゃんと一進一退を行っていますね。
このタッグのキーとなるスポット、
金丸の断崖式ボディ・スラムが出て青木が孤立。
これによる腰攻めは2011年の金丸を語る上で外せませんね。
金丸の基本技の見せ方の上手さが最大限に発揮されます。
鈴木がユニークな1対2スポットから脱出。
孤立シーンの後の攻防もコントロールが利いていて試合とフィットしていますね。
ユニークなタッグ・スポットとKENTAx鈴木の攻防は必見です。
ただ青木は腕攻めで華を添えたが、
勢いに乗りきれずトロい部分が出てしまった印象はある。
30分に及ぶ素晴らしい試合でした。
ぎりぎり好勝負。
BGHC王座戦:潮崎豪(ch)vs.秋山準(8/6/11)
最初のレスリングをリアル風味にして秋山がまだ一線を張れる事をアピール。
しかし一方であっさり均衡を崩されており、
そこは秋山の今の現状が素直に反映された結果となっています。
全体的にじっくりとした展開で、
時間に頼り相互の関係からくる鬩ぎ合いが少ない印象を受けますが、
潮崎が喉を柵にぶつけるというアクシデント・スポット、
額からではない口元からの特殊な流血などで、
2人の優劣関係が要所で逆転していくのは面白く、
観客を強烈に引き込む結果となっています。
ぎりぎり好勝負。
CJr.タッグ王座戦:金丸義信、KENTA(ch)vs.鈴木鼓太郎、青木篤志(8/24/11)
まず青木x金丸がフェイント・ダイブを絡めたレスリングを、
KENTAと青木が激しい打撃の打ち合いを見せます。
控えへの打撃、軽い連携技で徐々に盛り上げ、
KENTAx鈴木の場外での激しい打撃の打ち合いにつなげます。
このカードのライバリティーが浸透しているからこその見せ方ですね。
KENTAが青木をひたすらフェンスにぶつけていきます。
KENTAの規律に縛られないDISOBEY色を出すと共に
前回みたいに青木が孤立し腰攻めを食らうのだな、と予感させました。
その上で青木が場外で逆にKENTAを投げKENTA孤立という裏をかいた展開につなげます。
腕へのサブミッションはユニークな物が多く見応えがありましたね。
青木のアイディア、KENTAの気迫、
鈴木の攻防、金丸のフローと
それぞれが自分の立場を見出して試合に貢献していきました。
深みを増した一方で印象的なスポットに欠けたのが数少ない欠点です。
再び30分を超えてきた数え歌。
文句なしに好勝負です。
D潮崎豪、杉浦貴、谷口周平vs.高山善廣、KENTA、金丸義信(9/11/11)
指名してきた潮崎に高山がドロップ・キックを決め驚きと共に試合開始。
潮崎が情熱的なチョップで対抗すると
その勢いのまま杉浦とKENTAの打ち合い。
杉浦のリアリティー溢れる強さに対して
KENTAはハード・ヒットと気持ちを高いレベルで両立に見劣りしない攻防です。
残る谷口、金丸はというと他より見劣りする事は否めないけれども
高山がカットからそのまま潮崎と場外乱闘に発展させたりするのだから目が離せない。
一部しかカメラに映らない場外乱闘において
全員が手を抜かず高いテンションで乱闘していましたね。
今現在Noahはスタイル・チェンジを課題として抱えているけれども
トリオならそれはほとんど課題にならず解決される。
全員が輝き、最後はストーリー上重みのない谷口x金丸で勝負を決めに行く流れになるが
これが思いの外面白い攻防でこれまでのクオリティを下げずにフィニッシュ。
抗争の前振り含め全て詰め込んだ見事なトリオ・マッチです。
文句なしに好勝負。
(執筆日:12/?/11)





