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Noah:Autumn Navigation 10/29/06の分析


名勝負 GHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.KENTA
好勝負 GHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.ナイジェル・マッギネス(ROH Glory by Honor V Night Two 9/16/06)

@秋山準、橋誠vs.森嶋猛、モハメド・ヨネ
 橋なんて見たことがないな、と思ってたら
 ああ、しょぼいからですか。
 森嶋、ヨネは一応即席ではありませんし
 秋山がある程度暴れたので形にはなりました。
 平均レベル。

A三沢光晴、小川良成、鈴木鼓太郎vs.高山善廣、佐野巧真、杉浦貴
 シングルでも楽をするのに
 6人もいてさぼらない訳がない三沢を初めとして
 どう考えてもセミ・メインをまかせるに足らないカードで
 試合時間だけは長いのだものなぁ。
 それぞれ違う意味で場違いな所に引っ張られた
 鈴木と佐野が多く出ているので面白くないですね。
 平均レベル。

BGHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.KENTA
 始めの方から飛 びついてエプロンでのDDTが出て
 後半には場外ダウンの丸藤にスプリングボード式ダブル・ストンプ(スパドラでも滅多にやらない。)等
 かなり激しい技が繰り出されました。
 それでも四天王プロレスもどきみたいに
 スーサイド・パフォーマンスに見えず
 何より面白かったのは
 グラウンド・サブミッションを挟んだりと
 緩急をつけ、息の合った攻防含め素晴らしい完成度の高さ故か。
 そこまで完成度が高いなら技の過激度を1段階落としても良い気がするけれども
 ヘビーの王座でメインという事でする必要が求められたのでしょう。
 またラ・ケプラーダで双方共に大ダメージを負う事故もありながら
 最後までまったく体力の衰えが見えなかったのは凄まじすぎる。
 逆に言えば疲れとかそういうのも合わせて表現しても良い気がします。
 アスリート的で色気が足りない。
 悪い点なんて挙げるとしたらこのぐらいの物ですね。
 各所で見せる丸藤の天才的発想からくるムーブが良いポイントになっていた事も付け加えておきます。
 文句なしに名勝負。

 
@GHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.ナイジェル・マッギネス(ROH Glory by Honor V Night Two 9/16/06)
 お互い一点集中のグラウンド中心の攻防から
 薄く厚く土台を敷き詰めると
 一気にヒート・アップし必殺技、得意技でたたみかけ
 細く高くしていくというシンプル・イズ・ベスト的な内容。
 ナイジェルがブレイクするきっかけになった試合ですね。
 ぎりぎり好勝負。
 これが初めて海外で行われたGHC王座戦だそうです。

総評
 特典試合を持っていても
 B1試合のために手に入れる価値はありますよ。
 Noahは試合数が少なく、高いのでレンタルしてくれたら一番良いのですけれど・・・。
 ケーブル・テレビでノー・カットで流しているんだし。
 (執筆日:?/?/07)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

BGHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.KENTA
  バックの取り合いから離れる。
  ヘッド・ロックを食らったKENTAは丸藤をロープに振ると伏せる。
  そこに丸藤がドロップ・キックを放つ。
  KENTAは避けるとロープに走りリープ・フロッグに行った丸藤にドロップ・キック。
  蹴りを放つ。
  丸藤は避けると距離を取る。
  レスリング後張り手の打ち合い。
  丸藤がソバット。
  KENTAのビッグ・ブーツを受け止めると突き飛ばしアックス・ボンバー。
  エプロンに逃れたKENTAに飛びつきエプロンでのDDT。
  5分経過。
  戻ってきたKENTAに首狙い。
  場外に落とすと柵にぶつける。
  柵の前に座らせるとエプロンからドロップ・キック。
  肩から鉄柱にぶつけリングに戻すと肩と首を攻める。
  フォア・アームズの打ち合いからKENTAが蹴り。
  両者崩れ落ちる。
  KENTAが先に起き上がり腹に蹴りを叩き込んでいく。
  場外に逃れた丸藤を腹から柵の上に落とす。
  リングに戻ってきた丸藤をロープの上にのせるとダイビング・ダブル・ストンプ。
  張り手の打ち合いになるもKENTAの蹴りに丸藤は崩れる。
  セカンド・ロープからダブル・ニー・ストンプ。
  ロープを背にブレーン・バスターの体勢。
  丸藤が体勢を入れ替え持ち上げる。
  エプロンに着地したKENTAに正面ロープを使ってのスプリングボード式ドロップ・キック。
  ランニング・ブランチャへ。
  KENTAが避け着地した丸藤に蹴りを放っていく。
  丸藤は避けるとKENTAを観客席に蹴りいれスプリングボード式ムーンサルト。
  KENTAが流血するが丸藤も柵に喉を激突。
  カウント15でKENTAがリングに戻る。
  丸藤がパワー・ボムを狙う。
  逃れられるも蹴りを受け止めフィッシャーマンズ・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  KENTAが丸藤を捕まえスーパープレックスを狙う。
  丸藤がKENTAを殴りつけサンセットフリップ・パワー・ボムを狙う。
  防がれるもロープに飛びのりKENTAの額を鉄柱にぶつける。
  スーパー・キックへ。
  避けられるも倒してスライディング・キックへ。
  KENTAは避けると蹴りを入れる。
  KENTAが飛び技を狙った丸藤にエース・クラッシャー。
  20分経過。
  連続蹴りからスプリングボード式ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  フィッシャーマンズ・スープレックスからカバー。カウント2。
  ブサイクへの膝蹴りの流れへ。
  丸藤が同ロープに走りアックス・ボンバー。
  丸藤がセカンド・ロープを使って横に飛んでコーナーのKENTAにエルボー。
  パワー・ボムはカウント2。
  スーパー・キックから不知火へ。
  KENTAは丸藤を場外に投げ捨てる。
  KENTAが花道から場外へのブレーン・バスターを狙う。
  逆に持ち上げられるも後ろに着地しジャーマン。
  丸藤は着地するとスーパー・キック。
  花道を使って不知火を狙う。
  KENTAは押し飛ばして防ぐもダウン。
  丸藤はリングに戻ろうとしたKENTAを捕まえるとエプロンでジャーマンを狙う。
  KENTAがロープを掴んで耐える。
  狙いを変え不知火の体勢に。
  KENTAはこらえるとエプロンから場外へのファルコン・アロー。
  25分経過。
  更に場外でダウン中の丸藤にKENTAがスプリングボード式ダブル・ストンプ。
  カウント14で戻ってきた丸藤にミサイル・キック。
  コーナーへのダブル・アーム・スープレックス。
  タイガー・スープレックスもカウント2。
  ブサイクへの膝蹴りを決めカバーするもカウント2。
  抱え挙げようとする。
  丸藤は逃れると不知火。
  両者ダウン。
  コーナー上へ。
  飛びかかってきたKENTAを蹴り飛ばすと飛び技へ。
  KENTAが抱え挙げた状態にキャッチしようとするも崩れる。
  もう1度抱え挙げようとする。
  丸藤が後ろに逃れジャーマン。
  KENTAが起き上がりバック・ドロップ。
  丸藤が起き上がりジャーマン。
  KENTAが起き上がりジャーマン。
  丸藤が起き上がりジャーマンへ。
  KENTAが着地しローリング・ラリアット。
  丸藤は耐えるとスーパー・キック。
  両者ダウン。
  丸藤がスーパー・キック。
  アーム・ロック不知火。
  カバーするもカウントは2。
  30分経過。
  不知火・改を狙う。
  KENTAが防ぎ雪崩式ジャーマンの体勢に。
  落とされるも跳躍し雪崩式タイガー・スープレックス。
  カバーする もカウントは2。
  蹴り倒してカバーするもカウントは2。
  G2Sを狙う!
  丸藤が逃れてロープに走る。
  KENTAは打ち上げて担ぎ上げるとG2S。
  カバーするも丸藤の脚がロープにかかる。
  ロープを往復。
  丸藤も同ロープに走りアックス・ボンバーへ。
  避けられるもスーパー・キック。
  KENTAは食らいながらもブサイクへの膝蹴りを放つ。
  両者ダウン。
  張り手の打ち合いから丸藤がスーパー・キック。
  KENTAが蹴りを打ち返していく。
  丸藤は避けるとスーパー・キック。
  ソバットに顔面への払い蹴り。
  カバーするもカウント2。
  ならばと不知火・改を決めるもカウントは2。
  新技ポールシフトを決め1,2,3!
  丸藤の防衛!


@GHC王座戦:丸藤直道(ch)vs.ナイジェル・マッギネス
  基本ムーブの攻防でお互い様子見。
  ナイジェルが場外へのショルダー・スルーを狙う。
  丸藤はエプロンに着地するとロープを使ってしドラゴン・スクリュー。
  丸藤は鉄柱も使って執拗な脚攻めで4の字。
  ナイジェルはロープを掴んで逃れる。
  ナイジェルは突進してきた丸藤を避け鉄柱に突っ込ませる。
  丸藤が肩を痛めたと見るやフェンスを使って肩を破壊する。
  リングに戻し腕を集中攻撃。
  丸藤がクローズラインを決めるもナイジェルは倒れない。
  丸藤は低空ドロップ・キックでナイジェルに膝をつかせると強烈なクローズライン。
  ナイジェルもお返しのクローズライン。カバーするもカウント2。
  ナイジェルがコーナーでの3点倒立からミュール・キック。
  カバーするもカウントは2。
  丸藤をロープに載せダイビング・クローズラインを狙うも避けられる。
  丸藤はエプロンでナイジェルを捕らえると場外へ不知火!
  ナイジェルはカウント17で戻ってくる。
  丸藤がすかさずカバー。カウント2。
  丸藤は雪崩式の技を狙う。
  ナイジェルは丸藤を殴りつけロープ上に落とすと強烈なクローズライン!
  カバーするもカウントは2!
  観客からはLet's go Nigel!Let's go Marufuji!
  ならばとタワー・オブ・ロンドン!
  しかし丸藤は気合ですぐに起き上がり不知火!
  両者カウント9で起き上がると張り手に殴り合い。
  ナイジェルが強烈なアッパー・カート。
  丸藤のエルボーを食らい転落かと思われたが
  ロープを使い上手く戻ってきてクローズライン!
  カバーし1,2,2!カウントは2!
  This is awesomeチャント!
  ナイジェルがエプロンへのタワー・オブ・ロンドン!
  カウント16で丸藤も戻る。
  ナイジェルがすかさずカバー。カウント2。
  気合を振り絞っての張り手合戦。
  丸藤がスーパー・キック!
  ナイジェルも倒れずスーパー・キック!
  丸藤も倒れず2度目のスーパー・キック!
  肩膝をついたところで更にもう一発!
  カバーするがカウントは2!
  コーナーに振られたナイジェルは3点倒立へ!
  しかし丸藤が頭部にスーパー・キック!
  ナイジェルを逆さ吊りにするとリング横断のスプリングボード式ミサイル・キック!
  そして雪崩式不知火で1,2,3!
  防衛を果たした丸藤にMarufujiチャント。
  ナイジェルにもNigel is Awesomeチャント。
  2人は互いの健闘を称え握手。

試合結果

@秋山準、橋誠vs.森嶋猛、モハメド・ヨネ
A三沢光晴、小川良成、鈴木鼓太郎vs.高山善廣、佐野巧真、杉浦貴
BGHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.KENTA
@GHC王座戦:丸藤正道(ch)vs.ナイジェル・マッギネス