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新日本プロレス:Complete Inoki V.6 Disc 1の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間です。

@アントニオ猪木vs.長州力(4/19/84)
 レスリング力は実質的には使われていないのだけど
 前半はアップ・テンポで見所の多いレスリングを披露。
 スタンディングになるや長州がバック・ドロップ、ラリアット、シャープ・シューターと一気に技を使う。
 猪木も1つの流れで使い切っていてとても褒められたものではないですが
 大まかに見ればそれなりに流れもあったかと。
 最後は卍固めにギブ・アップしない事を選んだ結果、
 長州が腰から崩れる形となり見栄えが悪かったですね。
 平均より少し上。

Aアントニオ猪木vs.長州力(5/18/84)
 いきなりラリアットという興の無い事をします。
 問題はそこからまるで繋げず責任を取れていないという事です。
 まるで試合における意図がない抑えのグラウンドはなんだったんでしょう。
 悪い試合。

Bアントニオ猪木vs.長州力(8/2/84)
 30分弱というこの時点で長州における一番のロング・マッチです。
 こうなると当然中身は正統なレスリングになりますね。
 必然的にこのDVDに収録されている5試合の中で一番のクオリティになります。
 序盤は防御と構えが利いていて動かなくても鬩ぎ合いが伝わるレスリングです。
 またそれが面白いかどうかはともかくサブミッションに瞬発系の大技の織り交ぜによって緩急をつけています。
 フィニッシュも良かったですね。
 ただ相手が年をとっている、しかし猪木という大スターという事で
 変に一進一退となり長州らしさが失われているのは残念です。
 まあまあ良い試合。

長州が猪木に挑戦する様子(6/12/87)

CIWGP王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.長州力(2/4/88)
 いきなりのラリアット2連発・・・。
 速攻を仕掛けているにも関わらず勝負から離れているというダラダラぶり。
 猪木も反撃初手で延髄切り2連発。
 もう滅茶苦茶です。
 最後は猪木が卍固めを決め、長州がロープを掴むのですが、試合続行不可能という事でレフェリー・ストップという微妙すぎるエンディングです。
 ひどい試合。

Dアントニオ猪木vs.長州力(7/22/88)
 #1コンテンダーズ・リーグ戦の1試合という他より軽い位置づけで時間は長くないのに、長州が猪木より初フォールを奪う、というエンディング。
 よくよく考えれば長州向きの時間なのに適当すぎてよいとこなし。
 悪い試合。 

Eアントニオ猪木vs.長州力(2/22/89)
 技ありどころか効果も取れないレスリング。
 ヒート・アップも腕攻めもまるで構築として型にはまっていません。
 行動が散逸で最後は愚直なラリアット連発でエンド。
 ひどい試合。

Fアントニオ猪木vs.谷津嘉章(11/3/83)
 谷津がやたら外して猪木を苛立てる展開で始まりますが、
 一度戦い始めると予想通り長州の手下、雑魚として軽く一蹴です。
 でもEなんかよりは面白かったり・・・。
 悪い試合。
 
総評
 対長州特集ですが、まあ面白くなかった。
 まだそれなりに戦える時期だとは思うのですが・・・。
 (執筆日:8/14/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アントニオ猪木vs.長州力(4/19/84)
Aアントニオ猪木vs.長州力(5/18/84)
Bアントニオ猪木vs.長州力(8/2/84)
CIWGP王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.長州力(2/4/88)
Dアントニオ猪木vs.長州力(7/22/88)
Eアントニオ猪木vs.長州力(2/22/89)
Fアントニオ猪木vs.谷津嘉章(11/3/83)