新日本プロレス:Complete Inoki V.1 Disc 2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約1時間45分です。
@NWA王座戦、3本勝負:ドリー・ファンクJr(ch)vs.アントニオ猪木(8/2/70)
序盤。
前回との違いは明らかですね。
小技であるにしろ技という物を決める、という行為にかけていたエネルギーが他の試合並みに低下しています。
技をかける事が当たり前になっている。
執着的アーム・ロックも意味が低下している。
その分華麗な趣も出ているが補完するには至らない。
その後一極攻めに同技の打ち合いが繰り広げられます。
前回と違って完全に対等な地位に立っての攻防ですね。
少し違和感はあるものの猪木を誇らしく思わせる高いレベルで推移している。
猪木が力尽きる形で1本目をフィニッシュ。
2本目は場外で上手く流れを作り素晴らしいジャーマンで追いつきます。
1本目終盤から3本目への展開は良かったですね。
ただそれはこのまま先に3本目へのフィニッシュがあった場合です。
今回再びフルタイム戦となり3本目が理想ラインよりも遠いこと。
同じ動きからの変化、という前回の序盤でやったものを3本目序盤に適用しましたが、
疲労感ゆえフィットせず効果を十分に挙げる事は出来ません。
かと思うと後半は何度も見たシーンや蓄積した疲労に潰されるシーンが出てきて
悪い意味でなるべくしてなった60分時間切れのゴングです。
クオリティは高いものの前回より劣っている事は否めません。
好勝負に少し届かず。
AUN王座戦、3本勝負:アントニオ猪木(ch)vs.ディック・マードック(12/4/71)
猪木が切れのあるムーブを披露したりと目立っていますね。
しかし密度の薄い時間が散見されるしフライング・ヘッド・シザースのミスもありました。
マードック側は猪木との格差を、もう埋められない距離として諦めているというか
猪木側がヒール・ワークに対して表情優先で余り協力的でないのもあるのだけど
悪い意味で引き立て役に収まっていますね。
また1本目が自爆させてからのブレーン・バスター、
2本目が場外への道連れ投げからの鉄柱攻撃のCO、
3本目がブレーン・バスターと、どのフィニッシャーもインパクトに欠けるのは大きなマイナス要素です。
平均より少し上。
総評
ドリーとのフルタイム戦2回目。
上質ですし新日時代とは一味違うという点でも興味深い一戦です。
(執筆日:10/29/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
@NWA王座戦、3本勝負:ドリー・ファンクJr(ch)vs.アントニオ猪木(8/2/70)組むと猪木がバックを取ろうとする。
ドリーが腕を押さえて防ぎロープ・ブレイク。
がっぷり組む。
猪木がヒップ・トス。
バックを取ろうとするもドリーが回転して逃げる。
組むと猪木がフロント・ヘッド・ロック。
転がす。
ドリーが起き上がりスナップ・メア。
仕切りなおし。
組むとドリーがヘッド・ロック。
グラウンドに倒す。
猪木が両肩をつけにいく。
返されるもグラウンド・ヘッド・シザース。
ドリーが跳ね除ける。
組むと猪木がコーナーに押し込む。
クリーンに離れる。
組むと同時に猪木がアーム・ドラッグでアーム・ロック。
ドリーが起き上がりヒップ・トスへ。
猪木がロックを離さず。
ドリーはロープに振ると伏せる。
猪木がその前で止まる。
組むと猪木がロープに押し込む。
クリーンに離れる。
組むとドリーがヘッド・ロック。
ハンマー・ロック。
回転した猪木を潰すようにアーム・ロック。
猪木がブリッジで起き上がる。
ドリーが脚をかけて倒す。
猪木が回転し蹴り飛ばす。
猪木がハンマー・ロック。
逃げようとするドリーについていき倒す。
ドリーが起き上がりドロップ・トー・ホールド。
レッグ・ロック。
インディアン・デス・ロック。
猪木がロープに逃げる。
組むと猪木がヘッド・ロック。
ドリーが転がし両肩をつける。
猪木が元に戻す。
ドリーは起き上がると低いバック・ドロップのように両肩をつける。
猪木がカウント2で返して元に戻す。
ドリーは起き上がると持ち上げようとする。
猪木が首投げでグラウンドに倒す。
10分経過。
ドリーは起き上がるとレッグ・ブリーカー。
レッグ・ロックを狙う。
猪木がもがいて逃れる。
組むと猪木がコーナーに押し込む。
クリーンに離れようとする猪木にドリーがタックル。
レッグ・ロック。
猪木が逃れてアーム・バー。
ドリーが逃れてSTF。
ヘッド・ロック。
ロープに脚をかけ威力を強化する。
腰にニー。
レッグ・ロック。
セコンドと手を繋ぎ強化しようとするもチャンスが得られない。
インバート・インディアン・デス・ロック。
レッグ・ロック。
猪木が下から腕をとる。
ハンマー・ロックで倒すと腕にストンピング。
ハンマー・ロック。
ドリーは起き上がるとロープに振りドロップ・キック。
猪木もドロップ・キック。
アーム・ドラッグでアーム・ロック。
ドリーは起き上がるとロープに振りボディ・スラム。
猪木がボディ・スラム。
アーム・ドラッグでアーム・ロック。
ドリーがロープの反動でヒップ・トスを狙うも猪木はロックを離さず。
ドリーが起き上がりロープに振る。
猪木がショルダー・タックル。
ロープに走る。
ドリーがドロップ・トー・ホールドからレッグ・ロック。
猪木がリスト・ロック。
ストンピング。
ハンマー・ロック。
両肩をつけにいく。
ドリーが防ぐ。
ロープ・ブレイク。
組むとドリーがヘッド・ロック。
アーム・ロック。
回転して倒す。
猪木が回転してハンマー・ロック。
アーム・ロック。
ドリーが起き上がるとロープに振りヒップ・トス。
キー・ロック。
体勢を変えた猪木を元に戻す。
元に戻す。
25分経過。
元に戻す。
猪木がロープに逃げる。
ドリーが腕にストンピング。
猪木が場外に逃れる。
ドリーは戻ってきた猪木の腕を取る。
ロープに絡め殴り蹴りつける。
ストンピング。
猪木が場外に転落する。
リングに戻る。
ドリーが場外に出て間を置く。
ドリーがコーナーに押し込みエルボー。
猪木が殴りつけていきターン・バックルにぶつける。
ヘッド・ロック。
ドリーがコーナーに押し込み腹にエルボー。
猪木が殴り返しヘッド・ロック。
ドリーが起き上がりバック・ドロップに切り返す。
スナップ・メア。
エルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
チン・ロック。
ターン・バックルに2度ぶつけバタフライ・スープレックス。
カバー。1,2,3!
ドリーが先取!
ドリーがコーナーに振りニー。
エルボー。
スナップ・メア。
チン・ロック。
バタフライ・ロック。
起き上がった猪木の脚を蹴りつける。
猪木がバタフライ・ロックに返そうとする。
ドリーが更に回転させ戻す。
回転しあって猪木が体勢を入れ替える。
バックを取ると後ろに転がす。
ボディ・シザース。
ドリーが体勢を変えエルボー。
上にのる。
ジャンプする。
猪木がボディ・シザースに捕らえる。
ドリーが上から殴りつけナックル・ロックで押し込む。
猪木が起き上がる。
ドリーがロープの反動からモンキー・フリップ。
上にかぶさろうとする。
猪木がボディ・シザースに捕らえる。
ドリーが逃れレッグ・ロック。
ニーを落とす。
ストンピング。
場外に落とす。
場外に下りると椅子に叩きつけていく。
リングに戻る。
猪木を引き入れると反対に投げ落とす。
場外に下りるとテーブルに叩きつける。
リングに戻る。
猪木を引き入れるとバタフライ・スープレックスを狙う。
猪木がこらえてリバース・スープレックスを狙う。
ドリーがこらえて狙う。
猪木が防いでリバース・スープレックス。
カウント2で返されるもジャーマンで1,2,3!
猪木が追いつく!
猪木がバックを取る。
ロープ・ブレイク。
猪木がアーム・ドラッグで倒しアーム・ロック。
ドリーが起き上がりヘッド・ロック。
猪木がロープに振りフライング・ヘッド・シザース。
ドリーが逃れニー。
ニー。
ヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走りショルダー・タックル。
ロープに走る。
猪木がフライング・ヘッド・シザース。
ドリーが体勢を変えてすり抜けヘッド・ロックへ。
猪木がグラウンド・ヘッド・シザースにすぐ返す。
ドリーがすり抜けエルボー・ドロップ。
エルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
エルボー。
エルボー。
ロープに振る。
猪木がハリケーン・ラナを狙う。
耐えられるも強引に決める。
ドリーが上体を起こし両肩を押し込む。
ロープを掴む。
ブレイク。
エルボー。
両脚を取って倒しボストン・クラブを狙う。
猪木が回転して投げる。
ドリーがボストン・クラブを狙う。
猪木が回転して投げる。
猪木が逆にボストン・クラブを狙い決める。
ドリーが上体を起こして押さえこむ。
猪木が体勢を入れ替えるもロープ・ブレイク。
ドリーが場外に逃れる。
リングに戻す。
組むとドリーがフルネルソン。
猪木がミュール・キック。
カバー。カウント1。
ヘッド・ロック。
ドリーがロープに振ると両者激突。
両者ダウン。
ドリーがロープにのってのボディ・シザースで落とす。
ストンピング。
45分経過。
リングに戻る。
猪木をエプロンに引き上げるとエルボー。
猪木が場外へのスナップ・メア。
椅子にたたきつける。
リングに戻る。
戻ってきたドリーにスナップ・メア。
4の字を決める。
ドリーがロープに逃げる。
ドリーがニー。
ヒップ・トスからキー・ロック。
体勢を変えた猪木を元に戻す。
元に戻す。
元に戻す。
猪木は起き上がると殴りつける。
ドリーが髪をつかんで倒しアーム・ロック。
腕にニーを落とす。
リスト・ロック。
猪木が起き上がり殴りつける。
ドリーが髪をつかんで倒しリスト・ロック。
猪木は脚を掴んで倒すとレッグ・ロック。
ドリーがふくらはぎを叩きつける。
エルボー。
エルボー。
猪木がアブナミドル・ストレッチを狙う。
ドリーがロープに逃げる。
エルボーで猪木を倒すとストンピング。
ロープに振る。
猪木がロープの間から場外に転落。
リングに引き戻すとエルボー。
ヘッド・ロックにきた井の木をロープに振る。
セコンドが脚を掴んで猪木を倒す。
ドリーが猪木を場外に落とす。
ドリーがレフェリーの注意を逸らしている隙にセコンドが猪木を殴りつける。
ドリーは猪木をエプロンに引き上げるとターン・バックルにぶつける。
平手。
リングに引き入れ殴りつける。
猪木が殴り返しブレーン・バスター。
カバー。カウント2。
場外に落とす。
エプロンから飛び殴りつける。
ドリーが猪木をエプロンに叩きつける。
もう1回。
リングに戻る。
戻ってきた猪木にエルボー。
ヘッド・ロック。
猪木がロープに振ると両者激突しダウン。
ドリーがスナップ・メア。
エルボー・ドロップへ。
猪木はかわすとカバー。カウント2。
ドリーがヘッド・バッドを決めるが自分も倒れる。
猪木が先に起き上がりダイビング・ニー・ドロップ。
カバー。カウント2。
もう1発狙う。
ドリーはかわして自爆させると脚にエルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
コーナー上からダイビング・ニー・ドロップ。
カバー。カウント2。
ストンピング。
コーナー上へ。
猪木が捕まえデッドリー・ドライブ。
カバー。カウント2。
残り5分。
ヘッド・ロック。
ドリーがバック・ドロップに切り返す。
カバー。カウント2。
猪木がカバー。カウント2。
返された勢いで猪木が場外に落ちる。
ドリーも場外に。
殴りあう。
ドリーがエプロンに叩きつける。
同時にリングに戻る。
猪木がボディ・スラムからカバー。カウント2。
ボディ・スラムを狙う。
猪木が潰す。カウント2。
ドリーがバタフライ・スープレックス。
ちょっとしてからカバー。カウント2。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
猪木が蹴り上げカバー。カウント2。
ドリーがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
猪木がアブナミドル・ストレッチ。
ドリーがロープを掴み場外へのヒップ・トス。
残り2分。
ドリーは猪木をエプロンに引き上げ張り手。
猪木は脚を掴んでドリーを場外に引き摺り下ろすとリングに戻ろうとする。
ドリーが脚を掴んで引っ張るとテーブルに叩きつける。
リングに戻る。
戻ってきた猪木にフルネルソン。
猪木は起き上がるとミュール・キック。
ボディ・スラム。
カバー。カウント2。
起こそうとする。
ドリーがインサイド・クレイドル。カウント2。
殴り合う。
猪木がアブナミドル・ストレッチ。
ドリーがロープに逃れ場外へのヒップ・トス。
猪木がリングに戻るも時間切れ!
試合結果
@NWA王座戦、3本勝負:ドリー・ファンクJr(ch)vs.アントニオ猪木(1−1)(60分時間切れ)(8/2/70)AUN王座戦、3本勝負:アントニオ猪木(ch)vs.ディック・マードック(2−1)(12/4/71)