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新日本プロレス:History of New Japan vs. UWF Feud II Vol.2の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間10分です。

@アントニオ猪木、藤原喜明vs.前田日明、木戸修(12/10/86)
 猪木はUWF対抗戦では面白い活躍を見せれませんね。
 可もなく不可もなくの内容。
 しかしUWF3人が結託するのでは、というストーリー・ラインからクライマックスを作れている。
 平均より少し上。 

A坂口征二、上田馬ノ助vs.前田日明、藤原喜明(2/4/87)
 UWFがらしくないヒール的タッチ・ワークを見せています。
 しかしそれがどうって事もなく最後は上田が不満を爆発させて椅子攻撃、反則終了。
 悪い試合。

Bタッグ王座戦:前田日明、高田延彦(ch)vs.藤原喜明、山崎和夫(5/25/87)
 王者組みが復帰明け、体の痛みで不調。
 山崎が探りを入れるも解決策は見つけられず
 投げで見せ場を作ったりペースが中途半端だったりと不本意な内容。
 ただ純UWFという事で決して手を抜いてはおらず楽しめる。
 平均より少し上。

C木戸修vs.ケビン・フォン・エリック(6/9/87)
 ケビンは派手な動きを見せていますが
 ケリーと比べると体躯もクローも余り絵になってないですね。
 それは大きい。
 試合は良い試合ではないが、思ってた程噛み合わないなんて事もなく。
 っていうかこれは新日VSUWFじゃないでしょう。
 平均レベル。

D長州力vs.藤原喜明(6/9/87)
 入場時の奇襲から始め、乱戦の勢いが落ちない乱戦でしたが
 長州が単純過ぎて凡庸な内容へと落ちていきます。
 ターン・バックル外しもネタの域を超えないですね。
 平均レベル。

E長州力、スーパー・ストロング・マシーン、小林邦昭vs.藤原喜明、木戸修、高田延彦(6/12/87)
 長州軍団が予想以上にトリオとして機能していて連携技を見せます。
 UWF組みもしっくり合わせた試合の中で技術的見所を入れている。
 トリオ・マッチならではのテンポの速さもあり面白かったですね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Fアントニオ猪木、マサ斉藤、星野勘太郎vs.前田日明、木村健吾、木戸修(7/7/87)
 UWFの安定した運びをベースに
 マサを中心に軽いリズムづけを加えています。
 テンポも良いがEと違って大きな見所に欠ける。
 まあまあ良い試合。
 
G前田日明vs.バン・バン・ビガロ(7/18/87)
 ゆったりした立ち上がりですが
 4分でフェンス・アウトという微妙なフィニッシュ。
 前田が復帰以来初のフォール負けを喫したという前の試合を収録すれば良いのに。
 悪い試合。

Hタッグ王座戦:前田日明、高田延彦(ch)vs.スーパー・ストロング・マシーン、小林邦昭(8/2/87)
 タッグですがEに似たスピード・バトルに。
 王者組みの蹴りは精力的で新日組みも受けが良い。
 4人が場外にもつれて転落するスポットから終盤突入で落とすかと思いきやアップ・テンポを貫きます。
 そこらへんにギクシャクしている部分はあるものの
 終わってみればアスリートとしての試合で貫いて正解だったという感想。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

総評
 楽しめる内容でしたがカードがパッとしないのは事実でしょう。
 (執筆日:12/11/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アントニオ猪木、藤原喜明vs.前田日明、木戸修(カウントアウト)(12/10/86)
A坂口征二、上田馬ノ助vs.前田日明、藤原喜明(DQ)(2/4/87)
Bタッグ王座戦:前田日明、高田延彦(ch)vs.藤原喜明、山崎和夫(5/25/87)
C木戸修vs.ケビン・フォン・エリック(6/9/87)
D長州力vs.藤原喜明(6/9/87)
E長州力、スーパー・ストロング・マシーン、小林邦昭vs.藤原喜明、木戸修、高田延彦(6/12/87)
Fアントニオ猪木、マサ斉藤、星野勘太郎vs.前田日明、木村健吾、木戸修(7/7/87)
G前田日明vs.バン・バン・ビガロ(フェンスアウト)(7/18/87)
Hタッグ王座戦:前田日明、高田延彦(ch)vs.スーパー・ストロング・マシーン、小林邦昭(8/2/87)