新日本プロレス:Best of NJPW 1992 part.2の分析
| 名勝負 | グレート・ムタvs.馳浩(12/14/92) |
| 好勝負 | ウルティモ・ドラゴン、折原昌夫vs.獣神サンダー・ライガー、金本浩二(12/11/92) |
@ウルティモ・ドラゴン、折原昌夫vs.獣神サンダー・ライガー、金本浩二(12/11/92)
ウルティモXライガーという最高の絡みを最初と最後に配置。
その他は相手の技を使ったり、パートナーを痛めつけるのを見せ付ける事で火花を散らしています。
金本、折原は重みを増したサブミッションでふさわしいベース・ラインを作って支える。
対抗戦だからか折原がたいした反撃をせずに孤立から抜け出し、
すぐに戦線復帰していたのは勿体無いように思いますね。
しかしそこからの連携技、クイックからの華麗なハイ・フライという流れで爆発させたのは見事。
終盤のニア・フォール合戦も見応えがあります。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:9/21/09)
A越中詩郎vs.天龍源一郎(12/14/92)
越中が乱戦の理で立ち向かっているのが面白いですね。
天龍は静謐で怖さを醸すので
やや受け手に回る時間が長いものの
何かするのではと観客の注意は途切れません。
越中も執拗な腕攻め、チョップへの意識において
そんなに幸先を考えていたようには見受けられませんでしたけどね。
天龍が越中を流血させた後終盤へ。
相手含めて技の組み立てをより考え抜けば
もっとダイナミックに魅せれましたが
越中の番狂わせを信じさせる攻防に大きく盛り上がりました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:1/?/12)
Bグレート・ムタvs.馳浩(12/14/92)
2年前血祭りに上げられている馳が奇襲を仕掛け腹攻め。
ムタは怪人キャラだからこそ実現できる極端な緩急を生みます。
馳は間を取ったラフ・ファイトで人間味のあるリズムを生み出していますね。
またフォール狙いをほぼ排除する事でデス・マッチの世界観を設定したのも上手い。
他、馳の脚のダメージ表現や適切な一進一退で進行。
ここまで難度の高い仕組み、行動を為していましたがまだ目に見える成果として現われていませんでした。
しかしムタの顔面を赤く染め直す程の流血で爆弾が花開く。
復讐とはいえ2年前に前振りが依拠している。
それが逆にベビーフェイス/ヒールの境界を揺らがせる事になる。
ムタという化生も剥がれ落ちたり再生したりする。
その中で両者は自身の魅力を押し上げながらも1つの世界に収まっています。
クライマックスの1要素に取り入れたムタのアピールも驚異的な表現でした。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:1/28/11)





