新日本プロレス:Best of NJPW 1991の分析
| 名勝負 | タッグ王座戦:馳浩、佐々木健介(ch)vs.スタイナー・ブラザーズ (3/21/91) 獣神サンダー・ライガーvs.馳浩(5/6/91) |
| 好勝負 | TotSJ公式戦:オーエン・ハートvs.獣神サンダー・ライガー(4/28/91) マスク対マスク:獣神サンダー・ライガーvs.ペガサス・キッド(7/4/91) |
@タッグ王座戦:馳浩、佐々木健介(ch)vs.スタイナー・ブラザーズ (3/21/91)
世の中何が起こ るのか分からない物で
スタイナーズと佐々木が入ったこんなカードで
Wrestling ObserverのMatch of the Yearを獲得する程の試合になるとはね。
スタイナーズは相変わらず投げを連発するにもかかわらず
珍しい事に間が取れています。
しかしそれよりも褒めなければいけないのは馳。
レスリングの素地を利用する等した
絶妙の動かし方で試合を完全にコントロールします。
この働きは絶賛物ですよ。
残る一人。
危険牌の佐々木ですがポイント、ポイントの役だったため
試合のリズムを崩すことはなかったですね。
タッグの原要素、交代の妙に
過激な投げや、ダウンした相手への投げ等革新性、
つまり古きと新しきが見事に融合した名勝負になりました。
文句なしに名勝負です。
(執筆日:3/30/09)
Aオーエン・ハートvs.ペガサス・キッド(4/17/91)
まずは素早いレスリングからスタート。
緊密な試合運びを見せています。
前回に比べてキッドが意図的に技を控えめなものにしていて
オーエンと同じ目線で試合を作り上げました。
上質な一進一退で最後まで2人のあるべき攻防を貫きました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:11/1/08)
BTotSJ公式戦:オーエン・ハートvs.獣神サンダー・ライガー(4/28/91)
素早い攻防とハ イ・フライングの打ち合いが素晴らしいのは勿論
レスリングが単なる緩急をつけるためだけでなく
戦法として活かしているのは流石オーエン。
中々差別化が難しいジュニア選手の中で個性もありますし
もし新日に留まっていたなら、と考えずにはいられませんね。
所々で少しまだ若さ故の至らぬ部分も見られましたが
決勝にしてもふさわしい内容でぎりぎり好勝負です。
(執筆日:11/1/08)
C獣神サンダー・ライガーvs.馳浩(5/6/91)
ハンドカメラによる撮影。
ノンTVということでグラウンドをじっくり行なっていますね。
見応えがあるもののこの手の攻防を解さない子供が
ライガー、ライガーと10秒も経たない感覚で叫び続けるのが鬱陶しい。
馳から腕狙いを仕掛けライガーもあくまでグラウンドで対抗心を燃やす。
痛みを伝え、じっくりと見入らせる形。
ライガーがいつも見せる動きは一部で軽く使われますが
それもあくまでグラウンドのためにある。
持ち技を見せ場とする構成ではなくグラウンドのために持ち技がある。
ライガーがダイブを組み込んだシークエンスを行い、
今度は馳の番ですが馳は飄々としたもので
あくまで自分の感覚でハイ・スポットを組み込んでいく。
目指すべき道が見えていて、まったくぶれていませんね。
それに伴いライガーを応援させる展開に。
ライガーが一つ一つ技を決めてにじり寄っていくと
場外へのブレーン・バスターからダイビング・トペ・アトミコ、トペ・コンという贅沢なスポット。
ここからはもう勝敗に直結する攻防ですが
テンポを上げず、その試行錯誤を見過ごさせずに堪能させます。
30分近い素晴らしい試合でした。
試合後に握手した後2人同時にコーナーでアピール。
勝者が敗者を称えるのではなく文字通り勝者も敗者もなかった光景が大変印象的です。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:11/1/08)
Dマスク対マスク:獣神サンダー・ライガーvs.ペガサス・キッド(7/4/91)
マスク対マスクという試合形式にふさわしい
力の入りようで、それが伝わってくる程密度の高い内容です。
中でも要所で挟まれる攻防のチェーンが
非常に素晴らしい組み合わせで見応えがあります。
終盤の大技の打ち合いも過剰と感じさせないレベルに到達しており
文句なしに好勝負です。
(執筆日:11/1/08)





