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新日本プロレス:Best of NJPW 1990の分析


名勝負 なし
好勝負 Jr.ヘビー級王座戦:佐野直樹(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(1/31/90)

タッグ王座戦:マサ斎藤、橋本真也(ch)vs.武藤敬司、蝶野正洋(4/27/90)

@Jr.ヘビー級王座戦:佐野直樹(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(1/31/90)
 ライガーが握手を拒否して掌底ラッシュ。
 ライバル関係が頂点に達した
 火花を散らしながらも苛烈な攻め合いです。
 佐野はライガーの攻めを受けた上で効果的に動きを止めていますね。
 ツームストン、鉄柱、マスク引き裂きと方法はやや過剰ではありますが・・・。
 これにより素顔を晒され、顔面真っ赤になったライガー、
KO状態でぴくりとも動きません。
 試合できるのか、中止になるのではないかという見せ方ですね。
 個人的にはこの見せ方を諸手を挙げて賛美できない。
 全て技も粘りも同一化されてしまってますからね。
 例えば4-8-6-10とスポットを組み合わせて28以上の36の結果を出したとして、
 それよりも10-10-10-10なら40で上じゃないか。
 そういうような興のない考えが入っている。
 しかしJrの欠点であるドラマ性に富んでいることは認めざるを得ません。
 それに復活後のぎりぎりの一線をライガーが凌いで一進一退を繰り広げる攻防は
 ライガーx佐野の数え歌でしか出来ないレベルのものだし、
 動き自体も大一番にかける気力に溢れていました。
 いまだこれを5スター・マッチだとは思わないが
 見るごとに評価は上がっていて現時点でぎりぎり好勝負と評価しています。
 (執筆日:1/31/12)

Aビッグ・ヴァン・ベイダーvs.スタン・ハンセン(2/10/90)
 殴り合いだけでど迫力。
 この2人にしか出来ないレベルですね。
 ベイダーは目を負傷しながらも
 しっかりやりきりました。
 お互いの打撃の価値を高めあって充実。
 最後は定番の場外両リンなのは仕方ないでしょう。
 中々良い試合。
 (執筆日:1/?/18)

Bタイガー・マスクIIvs.ブレット・ハート(日米レスリング・サミット 4/19/90)
 全日、新日、 WWFによる日米レスリング・サミットからの一戦。
 そんな物が実現していたとは今では信じられないですね。
 さてブレットもまたジュニア級上がりですから
 前の試合と同じくクオリティの高い試合になりましたけれど
 やや意思疎通の乱れが目立つのと
 何より何の前振りもなく
 時間切れという結末を迎えてしまうのはお粗末すぎる。
 ROHの一戦といい三沢は逆算ができないのか。
 中々良い試合。
 それにしても試合前にブレットが観客にサングラスをプレゼントしたら
 タイガーへの嫌がらせ・・・って何て実況してるんだ。
(執筆日:6/26/11)

Cタッグ王座戦:マサ斎藤、橋本真也(ch)vs.武藤敬司、蝶野正洋(4/27/90)
 武藤がアメリカ遠征から帰国しての第一戦。
 ということで皆相当に気合が入っていて
 打撃一発すら迫力がありますね。

 また、試合運びのスピード感も素晴らしく、
 4人誰になっても乱れません。
 
 三銃士の個性にマサも全然負けておらず、
 素晴らしいヘビー級タッグでしたね。
 
 結果はご祝儀的ですが、中身がぎっしり伴っています。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:11/?/19)

Dオーエン・ハートvs.ペガサス・キッド(6/26/90)
 序盤はキッドが飛ばす割に落ち着きどころがなく余り効果を上げていません。
 しかし落ち着いてからの緩急は見事で立体的な攻防も生み出しています。
 ペガサスがオーエンの志向性を読み違えている部分もあるが
 概ね素晴らしい出来栄えだし、
 外国人対決という事で余計な事に気を払うことなく全力を出せている。
 雪崩式バック・ドロップで決着。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:6/26/11)