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新日本プロレス:猪木vs.ブロディフルタイム 9/16/86の分析


名勝負 なし
好勝負 アントニオ猪木vs.ブルーザー・ブロディ(9/16/86)

@アントニオ猪木vs.ブルーザー・ブロディ(9/16/86)
 猪木は肉体的には下り坂ですが、
 得意の表情・仕草で緊張感を作り出します。

 ブロディが軽くノー・セルも交えて
 猪木の肉体的衰えをそのまま反映したのも良かった。

 本来は後半に温存したい仕掛けもあり苦しさも一部ありましたけどね。

 良好な入り方をしたら
 続いて今回のお題ロング・マッチをどう構築するか、ですが、
 猪木が腕、脚に狙いをつけたグラウンドで主導権を掴む展開。
 これでしっかり時間を使って、
 ブロディの凶器攻撃を交えながら30分弱まで構成できたのは素晴らしいですね。

 ブロディは今改めて見るとレスリングが思ったより出来ない。
 執拗なヘッド・ロックをここぞで使いますが、
 本質的な理解は及んでいないように見受けられます。

 しかし猪木がリードしてくれたおかげで随分楽ができたので、
 後半はブロディが本領を発揮してスケール感のある技で反撃。
 
 ブロディが疲労表現の調整をしてくれて
 猪木もスムーズに技の攻防が出来、
 最後までダレることなく盛り上がりました。

 雰囲気を身に纏ったブロディが受けの表現から怒り狂うネタ自体は面白い。

 欲を言えば、前半の構成を考えると
 猪木は4の字といった脚へのサブミッションを終盤で再び織り交ぜて欲しかった。
 そうすればより良い攻防になったでしょうね。
 
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

注目試合の詳細

@アントニオ猪木vs.ブルーザー・ブロディ(9/16/86)
 ゴングが鳴る。
 ブロディは観客席に入り威嚇。
 リングに戻る。
 ブロディがロープに走ると猪木が場外に下り戻る。
 ブロディが組もうとするも猪木がロー・キックを叩き込み防ぐ。
 組むと猪木がコーナー上に押し込み離れる。
 組むと猪木がコーナー上に押し込み離れる。
 組むと猪木が腕を押し上げる。
 ブロディが押し上げ逆に倒す。
 アーム・ロック。
 ブロディは起き上がるとコーナー上に押し込む。
 クリーンに離れる。
 組むとブロディがヘッド・ロック。
 ロープに振られショルダー・タックル。
 組むと猪木がヘッド・ロック。
 ロープに振られショルダー・タックルを決めるも倒せない。
 ロープに走る。
 ブロディがリープ・フロッグからビッグ・ブーツを狙う。
 猪木はロープを掴んで止まり避ける。
 組むとブロディが腕を押し上げ倒す。
 アーム・ロック。
 猪木がロープに逃げる。
 5分経過。
 組むと猪木がヘッド・ロック。
 グラウンドに倒す。
 ブロディが両肩をつけにいくも猪木が戻す。
 ブロディは起き上がるとロープに振る。
 ヒップ・トスを狙う。
 猪木が体勢を入れ替えヒップ・トス。
 ドロップ・キックへ。
 ブロディは耐えると背中を殴りつける。
 殴りつける。
 ボディ・スラム。
 レッグ・ドロップ。
 カバーにいく。
 猪木はロープに脚をかけて場外に逃れる。
 リングに戻る。
 ブロディが組もうとする。
 猪木がアブナミドル・ストレッチを決める。
 卍固めに持っていく。
 ブロディが後ろに倒れてマットに叩きつける。
 起き上がるとパイル・ドライバーを狙う。
 猪木がリバース・スープレックスに切り返す。
 ブロディの上にのる。
 ブロディは返すと蹴り飛ばす。
 蹴り飛ばす。
 フロント・ヘッド・ロック。
 猪木がハンマー・ロックに切り返し腕にストンピング。
 ハンマー・ロック。
 ブロディがロープに脚をかける。
 仕切りなおし。
 ブロディが力比べを要求。
 猪木が応じナックル・ロック。
 ブロディが押し込む。
 戻そうとする猪木に蹴り。
 ロープに振りビッグ・ブーツ。
 カバー。カウント2。
 チン・ロック。
 猪木が起き上がりロープに振る。
 ブロディがショルダー・タックル。
 ロープに走る。
 猪木がドロップ・トー・ホールド。
 インディアン・デス・ロック。
 弓矢固めを狙うも決められず、そのままレッグ・ロック。
 ブロディに外されるもすぐに脚を掴み中央に引っ張る。
 4の字を狙う。
 蹴り飛ばされるも起き上がってロー・キック。
 ロー・キックを叩き込む。
 脚を掴んで中央に引っ張ると4の字を狙う。
 諦めレッグ・ロックを決める。
 アキレス腱固め。
 20分経過。
 ブロディがロープに逃げ場外に出る。
 焦れて場外に出てきた猪木にけり。
 柵の外に出し背中に椅子をたたきつける。
 チョップ。
 リングに戻す。
 持ち上げパワー・スラム。
 起き上がった猪木に蹴りを叩き込み倒す。
 猪木が場外に転がり出る。
 ブロディはリングに戻ってきた猪木をロープに振りショルダー・スルーを狙う。
 猪木が蹴り上げ延髄切り。
 バック・ドロップを狙う。
 ブロディがロープに逃げる。
 組むとブロディがヘッド・ロックへ。
 猪木が脚を取って倒し4の字。
 25分経過。
 ブロディが反転しようとするも戻される。
 ロープ・ブレイク。
 猪木がドロップ・トー・ホールドを仕掛けるも避けられる。
 ロー・キックを叩き込んでいく。
 ロープに振ろうとする。
 ブロディは振り返すとドロップ・キック。
 ブレーン・バスターを狙う。
 脚の痛みで諦める。
 猪木がロー・キックを叩き込む。
 30分経過。
 ブロディの脚をロープに絡め引っ張る。
 猪木がドロップ・トー・ホールド。
 上にかぶさりチン・ロック。
 猪木が諦め離れる。
 ナックル・ロック。
 猪木が腹にヘッド・バッド。
 拳を胸に叩きつけていく。
 ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
 ブロディが蹴り上げ倒す。
 滞空式ブレーン・バスター。
 カバー。カウント2。
 起こすともう1発。
 カバー。カウント2。
 チン・ロック。
 猪木がロープの外に脚を出す。
 ブロディがニーを叩き込みチン・ロック。
 起こすとバック・ドロップ。
 カバー。カウント2。
 チン・ロック。
 ニー・ドロップ。
 ボディ・スラム。
 距離を取りニー・ドロップ。
 カバーするもカウント2。
 ボディ・スラム。
 距離を取りニー・ドロップへ。
 猪木がかわし自爆させる。
 コーナーに上るとダイビング・ニーへ。
 ブロディは支えにしていたレフェリーを盾にしてかわす。
 猪木がブロディにバタフライ・スープレックス。
 カバーするもレフェリーが気絶している。
 猪木は起き上がるとレッグ・ドロップ。
 小鉄がリングに上がりレフェリーを務める。
 猪木がブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
 カバー。カウント2。
 猪木がドロップ・キックを決めるとブロディが場外に転落。
 ブロディがリングに戻る。
 猪木がロー・キック。
 バック・ドロップ。
 40分経過。
 カバー。カウント2。
 ブロディが近づいてきた猪木に体当たりで吹っ飛ばす。
 起き上がった猪木にもう1発。
 溜めてパイル・ドライバー。
 カバー。カウントは2。
 猪木はコーナーを背にして近づいてきたブロディに蹴り飛ばす。
 ロープにもたれるブロディを殴りつける。
 殴りつける。
 殴りつける。
 ロープに振り殴りかかる。
 ブロディは避けるとクロス・ボディ。カウントは2。
 猪木がボディ・スラム。
 ダイビング・ニー・ドロップ。
 カバー。カウント2。
 脚を掴んで倒すとボストン・クラブ。
 ブロディがロープに逃げる。
 猪木がストンピング。
 立ち上がったブロディに延髄切り。
 倒れないブロディにもう1発。
 45分経過。
 ブロディはふらつくも倒れない。
 猪木が3発目。
 ブロディがこれまた倒れない。
 猪木がコーナーに上りミサイル・キックで倒す。
 カバーするもブロディの脚がロープにかかる。
 ブロディが起き上がるも後ろに倒れる。
 猪木がストンピング。
 殴りつけていく。
 コーナーに振る。
 ブロディはコーナーに叩きつけられながらも蹴り飛ばして猪木を倒す。
 場外に放り捨てる。
 パイル・ドライバーを狙う。
 猪木がリングに逃げ込む。
 ブロディが怒ったようにリングに戻る。
 ストンピング。
 パイル・ドライバーを狙うも猪木が場外に逃げる。
 戻ってきた猪木にボディ・スラム。
 助走をつけニー・ドロップ。
 カバーするもカウントは2。
 助走をつけニー・ドロップ。
 カバーするも猪木の体がロープの外に出ている。
 コーナーに上る。
 猪木が察知して離れる。
 ブロディはコーナー上から下りると猪木に掴みかかる。
 猪木が体勢を入れ替え張り手を連打。
 50分経過。
 ブロディが耐え迫る。
 猪木がブレーン・バスターを狙う。
 ブロディが逆に持ち上げ投げ捨てる。
 助走をつけてのニー・ドロップ。
 カバー。カウント2。
 猪木がバック・スライド。カウント2。
 スリーパー。
 ブロディの体が崩れる。
 猪木がそれを見て離してコーナー上に上る。
 ダイビング・ニー・ドロップへ。
 ブロディは避けるとガット・レンチ・スープレックス。
 カバー。カウント2。
 起こそうとする。
 猪木がバック・ドロップ。
 掟破りの助走をつけニー・ドロップ。
 カバー。カウント2。
 延髄切り。
 ボディ・スラムでカバー。カウント2。
 殴りつける。
 起き上がるとパイル・ドライバー。
 カバーするもブロディがロープを掴む。
 ブロディが近づいてきた猪木にラリアット。
 55分経過。
 カバー。カウント2。
 場外に放り捨てる。
 マットを剥いだ場所でパイル・ドライバー。
 両者リングに戻る。
 ブロディが蹴り飛ばす。
 殴りつける。
 猪木がドロップ・キックを決める。
 ロープにもたれたブロディの顔に拳を打ち込んでいく。
 殴りつける。
 ブロディが起き上がり歩く。
 猪木が正面に回り殴りつける。
 ブロディがチョップ。
 ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
 猪木がサンセット・フリップ。カウント2。
 残り2分。
 猪木が卍固めを決める。
 残り1分。
 諦めてブレーン・バスター。
 カバー。カウントは2。
 起こそうとする。
 ブロディが不意を突いてバック・ドロップを狙う。
 猪木が体勢を入れ替えバック・ドロップ。
 カバーするもカウント2。
 60分時間切れ!

試合結果

@アントニオ猪木vs.ブルーザー・ブロディ(60分時間切れ)(9/16/86)