新日本プロレス:Best of NJPW 1985の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | アントニオ猪木vs.ブルーザー・ブロディ(4/18/85) WWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.藤波辰巳(6/11/85) |
@アントニオ猪木vs.ブルーザー・ブロディ(4/18/85)
猪木がブロディのスケール性を堪能する間の使い方を魅せていますね。
立ち構えも正確でブロディが本当の意味で試合の本質に近づけている。
全日のように印象化でありながらそれはリアルで
いつ反撃しても良い戦いがあります。
両者のスタイルの固有する狙いが完全にフィットしている。
中盤ミスや崩れる動きがあったのは残念だが、
それはそれでリアリティーがあると思ってしまうような空白の魅力は兼ね備えている。
コンビネーション、流れで上手く終盤へ繋げます。
そこからの終盤でギアを上げるかと思いきや
落ち着かせてくどい攻防になってしまったのは残念。
最後の締め自体は試合の性質に沿った物で良かったけれど
終盤のインパクトはやや不足している。
ブロディのシングル・ベスト。
内容のみならず初対決という事実も観客を熱狂させている。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:8/19/10)
AWWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.藤波辰巳(6/11/85)
ホーガンは体格差をアピールしますが、
レスリングも真面目に取り組んでいる。
また藤波の数少ない技に対しても上手く受けてスケール・アップしています。
藤波も相手の荒っぽい打撃や技に適切に対処し攻防を作り上げました。
最後のフィニッシャーがやや一致しなかった形ですが大満足です。
ホーガンがトータル・パッケージな魅力を見せており、
ホーガンの試合の中で一番感心した内容でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:8/12/11)
BGPTL公式戦:藤波辰巳、木村健吾vs.ディック・マードック、マスクド・スーパースター(11/29/85)
ヘビー級ながらキレのある動きを見せますね。
マードック、マスクドは場外使う構築、スケール感ある技、
煽るヒール・ムーブ、と完成度の高いタッグ・ワークを見せます。
木村がストマック・ブロックを食らいつつも
自陣に転がって孤立を脱するタッチをするも
藤波もまた捕まる展開がその完成度をまた際立たせます。
椅子攻撃という分かりやすい演出や
木村の感情の発露といったアクセントもある。
ただその木村に関して次に何をするか
ミス・コミュニケーションが起きていますね。
最後の演出においてもその問題は起きていて
只でさえ場外に落ちた後リングに戻るのを邪魔し合って両リン、という
終わり方の微妙な印象を強めてしまった。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:4/?/20)





