新日本プロレス:Classics Jr. History #24 & #25の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約1時間40分です。
SlamBamJam製。
闘いのワンダーランドより。
#24
@NWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.寺西勇(5/4/83)
タイガーの魅力のベクトルとまったくかすらない寺西。
最初から最後まで高まる可能性がなかったけれど
素材、能力を考えると上手くまとめたな、という印象ですね。
平均レベル。
ANWA Jrヘビー級王座戦:デイビー・ボーイ・スミスvs.ザ・コブラ(11/3/83)
コブラとしてのデビュー戦。
日本人とは思えぬ体格、ハイ・センスなマスクと白ジャケット。
巴投げを着地するなどダイナミックな動きを見せます。
投げから間接技への移行も素早く、
素晴らしい素材だという事が伝わってきます。
しかし試合としては駄目。
というのもスミスは元々バンディードというマスク・マン・ギミックだったのですが
試合前にマスクを脱ぐという筋書き破りの行動に出ています。
それが試合に影響し、ぎすぎすした構築になります。
最初は探りとして通用してましたが攻防が合わなくなり、スポットのミスになる。
思うようにいかなければ嫌な気分になるもので
ブランチャを避けて危険な目に合わせたりと負のスパイラルに陥ります。
避け、カウンター、相打ちばっかりで技が決まる快感に乏しいまま
自分が食らったようにも見える良く分からない技でフィニッシュ・・・。
平均レベル。
(執筆日:12/1/09)
BNWA Jrヘビー級王座戦:ザ・コブラ(ch)vs.小林邦昭(2/9/84)
素晴らしい試合になれる可能性は結構あったと思います。
しかしこれでもかとその可能性は潰されている。
最初の奇襲は認定宣言でリセットされるし、
マスク剥ぎをするにはコブラがまだ人気を十分に獲得していない。
小林が中々のリズムとサブミッションでコブラのハイ・スポットへのお膳立てをするも、
コブラはコンセンサスの弱さ、踏み切りの悪さからやっぱり幾つかミスをしてしまっています。
最後は実況席への危険な投げで両者フェンス・アウトです。
平均より少し上。
(執筆日:8/13/10)
CNWA Jrヘビー級王座戦:ザ・コブラ(ch)vs.小林邦昭(8/2/84)
今度はコブラから仕掛けています。
動きに余裕が無いので優雅さが薄れているけれども
両者能動的に攻める潰し合いとなっています。
しかもコブラには信じられない事に複数の切り返しを組み合わせてシーンにする事が出来ています。
小林も強引なミックスでしたがAより良い試合運びです。
総力戦の内容でしたが、ここでも両者フェンス・アウトをするという最悪のフィニッシュです。
平均的な良試合。
(執筆日:8/13/10)
総評
Highspotsのコブラ個人物に収録されている事を忘れていた・・・。
再見して評価は少し上がったけどねぇ。
(執筆日:8/13/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@NWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.寺西勇(5/4/83)ANWA Jrヘビー級王座戦:デイビー・ボーイ・スミスvs.ザ・コブラ(新チャンピオン!)(11/3/83)
BNWA Jrヘビー級王座戦:ザ・コブラ(ch)vs.小林邦昭(両者フェンス・アウト)(2/9/84)
CNWA Jrヘビー級王座戦:ザ・コブラ(ch)vs.小林邦昭(両者フェンス・アウト)(8/2/84)