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新日本プロレス:Best of NJPW 1982の分析


名勝負 なし
好勝負 WWF Jr.ヘビー級王座戦:タイガー・マスクvs.ダイナマイト・キッド(1/1/82)

WWF Jr.ヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ダイナマイト・キッド(1/28/82)

MSGシリーズ優勝決定戦:アンドレ・ザ・ジャイアントvs.キラー・カーン(4/1/82)

WWF Jr.ヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ブラック・タイガー(4/21/82)

@WWF Jr.ヘビー級王座戦:タイガー・マスクvs.ダイナマイト・キッド(1/1/82)
 硬さと華麗さが同居した素晴らしいレスリングです。
 リズムまでありますね。
 そこからキッドがハードな打撃と脚攻めでタイガーを抑えつける。
 脚の痛みから動けなくなるような表現はありませんが
 脚を通して体力の疲労につながって伝わる痛みがあります。
 ヒール表現も上手くいっていて構図を見事に描きました。
 タイガーが基本ダウンしていて最後も丸め込みフィニッシュと、
 ハイ・フライを打てなかった形ですがこの数え歌にふさわしい内容でした。
 8分と短めなのが残念ですが、これはぎりぎり好勝負として良いでしょう。
 (執筆日:?/?/12)

AWWF Jr.ヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ダイナマイト・キッド(1/28/82)
 まずは頭より体が先に動いた、って感じの超速の攻防です。
 タイガーが王座を取った事で成長、
 前回とは違い対等なレベルにあがってきている事を
 前回の試合を軽く活かしたりしながら見せています。
 各スポット・シーンのスピード配分のバランスも良いですね。
 場外を使って試合を過激化していくのも上手い。
 一進一退の攻防の中、地味に強烈な技が出てきます。
 この試合で「タイガーvs.キッド」の形に辿り着きましたよ。
 その構築に比べ表現では足りない所もありましたね。
 キッドがタイガーの成長に対しここで潰さないといけない、と
 焦りや意地のような心情表現を見せて欲しいし、
 このカードでは必殺技と言えどデビュー戦と同じジャーマンでフィニッシュしては駄目です。
 それ故に長めの試合時間のせいで濃度が軽く薄くなった印象もある。
 タイガーマスクとしてのキャリアの短さを考えるとこの時点でこれだけやれば凄い事ですけどね。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:?/?/12)

BWWF Jr.ヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ブレット・ハート(2/5/82)
 ブレットがクラ イマックスまで
 殴る、蹴るによる間だけで試合を構成していたのには驚きました。
 そのためタイガーのムーブも控えめで
 盛り上がりは薄かったですが完成された試合で、
 これは好勝負に届かずも中々良い試合でした。
 (執筆日:4/11/08)

CMSGシリーズ優勝決定戦:アンドレ・ザ・ジャイアントvs.キラー・カーン(4/1/82)
 猪木負傷によりカーンが繰り上げでこの決勝カードに。

 アンドレがキャリア一のワークを見せましたね。
 序盤の打撃無視しながらの圧のかけ方から
 幅広い技の使いこなし方、
 そしてカバーを返される際の動きなど
 地味な部分で良い受け身を見せました。

 後半はカーンが脚攻めを前面に。
 どうしてもアンドレ体が大きいので、
 攻めと受けを完全一致させてのアクションには出来ないものの
 アンドレが反応できない小さな打撃を上手く抑揚に活かしていましたね。

 両者とも上手く足攻めの要素を使ってスケール・アップさせました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/22)

DWWF Jr.ヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ブラック・タイガー(4/21/82)
 ブラック・タイガーのデビュー。
 華麗な動きが出来る事をまず見せた後
 得意な試合を荒れさせないラフ・ファイトへと移行していきます。
 ペースという実体の見えない物を、
 受けからの反撃速度、綱の握り加減で上手く表現した巧みの業です。
 タイガーは苦戦しながらも自身の魅力を失っていません。
 またツームストン、ジャーマン防ぎのロー・ブローといった攻防に、両リンという結末、
 十分にインパクトを与え、記憶に残す素晴らしい演出です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:4/25/10)