新日本プロレス:ワールドプロレスリング ザ・ゴールデンアワー '82新春黄金シリーズの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | WWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスクvs.ダイナマイト・キッド(1/1/82) WWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ダイナマイト・キッド(1/28/82) |
夜8時枠があって元旦から興行なんて
今の惨状からは想像もつかない・・・
BWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスクvs.ダイナマイト・キッド(1/1/82)
硬さと華麗さが同居した素晴らしいレスリングです。
リズムまでありますね。
そこからキッドがハードな打撃と脚攻めでタイガーを抑えつける。
脚の痛みから動けなくなるような表現はありませんが
脚を通して体力の疲労につながって伝わる痛みがあります。
ヒール表現も上手くいっていて構図を見事に描きました。
タイガーが基本ダウンしていて最後も丸め込みフィニッシュと、
ハイ・フライを打てなかった形ですがこの数え歌にふさわしい内容でした。
8分と短めなのが残念ですが、これはぎりぎり好勝負として良いでしょう。
D5分10R:アントニオ猪木vs.ローランド・ボック(1/1/82)
日本で再戦。
ボックは依然圧迫感はありますが、
状態は衰えていて強引さを押し通す強さはない。
試合も前回とは逆に猪木がキレのある仕掛けで雰囲気を作っていきます。
ボックがエプロンからロープ越しにスリーパーを決めたりもしますが、
基本的には全然猪木が苦戦していない内容。
不透明決着で前戦の話題性を守った形ながらその価値があったかは疑問です。
悪くない試合。
(執筆日:6/1/11)
FWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ダイナマイト・キッド(1/28/82)
まずは頭より体が先に動いた、って感じの超速の攻防です。
タイガーが王座を取った事で成長、
前回とは違い対等なレベルにあがってきている事を
前回の試合を軽く活かしたりしながら見せています。
各スポット・シーンのスピード配分のバランスも良いですね。
場外を使って試合を過激化していくのも上手い。
一進一退の攻防の中、地味に強烈な技が出てきます。
この試合で「タイガーvs.キッド」の形に辿り着きましたよ。
その構築に比べ表現では足りない所もありましたね。
キッドがタイガーの成長に対しここで潰さないといけない、と
焦りや意地のような心情表現を見せて欲しいし、
このカードでは必殺技と言えどデビュー戦と同じジャーマンでフィニッシュしては駄目です。
それ故に長めの試合時間のせいで濃度が軽く薄くなった印象もある。
タイガーマスクとしてのキャリアの短さを考えるとこの時点でこれだけやれば凄い事ですけどね。
ぎりぎり好勝負。
Gアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.アントニオ猪木
アビーの打撃と猪木の苦しむ姿は実に絵になるけど
試合としては受けがなく、まるで展開もされない。
雰囲気はあるが中身の無い内容。
最後は微妙な反則で決着をつけなかったもののそんな必要があったかどうか。
悪くない試合。
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
BWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスクvs.ダイナマイト・キッド(1/1/82)組むとタイガーが腕を押さえニー。
キッドが耐えバックを取りロープに押し込む。
ニーをいれ殴りつける。
タイガーがソバット。
仕切り直し。
組むとタイガーがバックを取る。
キッドがバックを取り返しテイクダウン。
クラバート。
起き上がられたのでスナップ・メアからヘッド・ロック。
タイガーは起き上がるとアーム・ロックに返す。
リスト・ロック。
キッドが回転から取り返す。
タイガーが取り返し腕を取り返す。
キッドが飛びおきフォア・アームズ。
ヘッド・バッドにダブル・チョップ。
カバー。カウント1。
ガット・レンチ・スープレックス。
カバー。カウント2。
ニー。
脚を取るとロープに絡め蹴り飛ばす。
体を倒しストンピング。
中央に引っ張ると脚にニー。
脚にレッグ・ドロップ、ニー。
レッグ・ロック。
タイガーがヘッド・ロックで離させる。
キッドは起き上がると脚をロープに絡め殴りつける。
蹴りを入れる。
レフェリーが引き離す。
キッドがタイガーの脚にニー。
レフェリーがタイガーの脚をロープから解き仕切り直し。
キッドがドロップ・トー・ホールドからレッグ・ロック。
脚を踏みつける。
脚を取り引っ張って倒すとニー。
レッグ・ロック。
タイガーが蹴り飛ばして逃れると起き上がりロー・キックを連打。
コーナーを背にしたキッドを引っ張り話そうとするも耐えられる。
ロー・キックで倒す。
キッドが蹴り。
ブレーン・バスターへ。
タイガーが後ろに着地。
キッドがバックを取り返しバック・ドロップ。
変形ツームストン。
更にダイビング・ヘッド・バッド。
カバーするも自らカウント2で止める。
変形ツームストン。
ダイビング・ヘッド・バッドへ。
タイガーが避けて自爆させる。
両者ダウン。
キッドが先に起き上がり変形4の字。
タイガーが何とかロープを掴む。
キッドが全然離さない。
ようやく離すも脚を取って倒し4の字を狙う。
タイガーが蹴り飛ばす。
キッドが脚を取って倒し4の字を狙う。
タイガーが蹴り飛ばす。
キッドがタイガーをコーナーに振ろうとする。
タイガーはコーナーを使って裏に回る。
突進してきたキッドに変形ラ・マヒストラルを決め1,2,3!
タイガーが新チャンピオンに!
FWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ダイナマイト・キッド(1/28/82)
組むとキッドがロープに押し込みフォア・アームズへ。
タイガーがガード。
仕切り直し。
キッドが蹴りを入れコーナーに振る。
フォア・アームズを入れコーナーに振ろうとする。
タイガーが振り返し突進。
かわされるもサマーソルトで着地。
蹴りを放つ。
受け止められるもミュール・キック。
ロープに振りフライング・クロス・チョップへ。
キッドが避け蹴りを放つ。
タイガーが受け止め払い蹴り。
脚を取って倒すと脚にけり。
キッドは起き上がると延髄切り。
起こすとヘッド・バッド。
タイガーが場外に転がり出る。
キッドは追うとタイガーを柵に振ってぶつける。
リングに戻るとコーナーに上ろうとするも止める。
エプロンに上がってきたタイガーを殴りつけコーナーにぶつける。
レフェリーが引き離す。
キッドがエプロンのタイガーにショルダー・ブロック。
レフェリーが引き離す。
キッドがリングに入ってきたタイガーにスナップ・メア。
チン・ロック。
タイガーが逃れリスト・ロック。
キッドが回転から腕を取り返す。
タイガーが回転から腕を取り返す。
キッドが回転から脇の下に頭をいれスープレックス。
タイガーが着地。
仕切り直し。
キッドが脚を取って倒しレッグ・ロック。
タイガーのマスクの紐を解いている。
注意するレフェリーを突き飛ばす。
殴りつける。
タイガーを起こすとロープに振ろうとする。
タイガーが前転で止まる。
ロープに走ったキッドに巴投げ。
コーナーに振るとモンキー・フリップ。
腕を取るとコーナーに振る。
キッドが一回転してコーナーに激突。
ガット・レンチ・スープレックス。
カバー。カウント2。
ニー・ドロップからカバー。カウント2。
アーム・ロック。
アーム・バー。
キッドが体勢を変え上になる。
頭にニー・ドロップ。
頭を踏みつける。
タイガーを場外に捨てる。
リングに入ってきたタイガーを殴りつけダブル・アーム・スープレックス。
カバー。カウント2。
チン・ロック。
グラウンド・ヘッド・シザース。
タイガーが反転してすり抜けるとシャープ・シューター。
キッドがロープを掴む。
タイガーがキッドに回転してレッグ・ロック。
数回繰り返し4の字。
キッドがロープを掴む。
キッドがタイガーに蹴り。
エルボーをいれニーを突き上げる。
ガット・レンチ・スープレックスでカバー。カウント2。
アッパーカート。
アッパーカート。
タイガーがソバット。
セントーンでカバー。カウント2。
バタフライ・スープレックス。
カバー。カウント2。
両肩を押し付ける。
カウント2だったのでハンマー・ロック。
グラウンド・ヘッド・シザース。
キッドが体勢を変え倒立。
タイガーがキッドの頭部をマットに叩きつける。
キッドが倒立。
タイガーがキッドの頭部をマットに叩きつける。
キッドはすり抜けると上にかぶさりチョーク。
キッドがバック・ブリーカー。
カバー。カウント2。
カバー。カウント2。
タイガーが腹にパンチを入れヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
キッドがタイガーを捕らえツームストン。
カバー。カウント2。
コーナーに振る。
担ぎ上げる。
タイガーがもがいたので落としてしまう。
ストンピングを打つとコーナーに上がる。
ダイビング・ヘッド・バッドへ。
タイガーが避けて自爆させる。
タイガーがキッドにDDT。
ダイビング・ヘッド・バッドへ。
タイガーが避けて自爆させる。
両者ダウン。
キッドが先に起き上がりロープに振る。
タイガーがカウンターでヒップ・トスを狙う。
キッドがアーム・ドラッグに切り返す。
突き飛ばし場外に落とす。
トペ・スイシーダで追撃する。
エプロンに連れて行く。
リングに戻りリング内へのブレーン・バスターを狙う。
キッドが後ろに着地。
タイガーがバックを取り返す。
キッドがバックを取り返す。
タイガーがバックを取り返しジャーマンで1,2,3!
タイガーの防衛!
試合結果
@藤原喜明vs.カール・ゴッチ(1/1/82)Aアニマル浜口vs.長州力(ダブル・カウントアウト)(1/1/82)
Bジュニア・ヘビー級王座戦:タイガーマスク(新チャンピオン!)vs.ダイナマイト・キッド(1/1/82)
CWWF王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.藤波辰巳(1/1/82)
D5分10R:ローランド・ボックvs.アントニオ猪木(DQ)(1/1/82)
Eアジア地区予選:坂口征二vs.ラッシャー木村(ダブル・カウントアウト)(1/28/82)
Fジュニア・ヘビー級王座戦:タイガーマスク(ch)vs.ダイナマイト・キッド(1/28/82)
Gアブドーラ・ザ・ブッチャーvs.アントニオ猪木(DQ)