新日本プロレス:Best of NJPW 1981の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | スタン・ハンセンvs.アンドレ・ジャイアント(9/23/81) |
@タイガー・マスクvsビジャノIII(6/24/81)
レスリングで色々な形を見せつつ、
タイガー・マスクに期待する立体的攻防も見せます。
ヴィジャノは細かく間を置きつつ
ちょっとずつ高めていく丁寧な構築。
現代的な感覚からするともっとギアを上げて欲しい気はするし、
ヴィジャノがゲストとしてタイガー・マスクを立てる裏方に徹している感もありますが、
終盤の演出、攻防量共に〇で素晴らしかったですね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:3/?/25)
Aジュニア・ヘビー級王座戦:藤波辰巳(ch)vs.エル・ソルタリオ(9/23/81)
ベーシックから入るとスピード、テクニカル、
両面で上手く魅せれるように2人の間の関係を向上させていく。
打撃で心理的優劣をタッチで加えているのも良いですね。
グラウンドで込められた物を伝えてから
鬩ぎ合ってそれぞれがダイブを決め幕、という当時の追う道中の王道を行く展開でしたね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:5/22/10)
Bスタン・ハンセンvs.アンドレ・ジャイアント(9/23/81)
乱戦というのは正確じゃないな。
その拳は気持ちに駆られてはおらず、スケール・アップの意図を持って行われています。
ハンセンは引かないファイト・スタイルと受けでバランスを上手く取っているし、
ボディ・スラムや一本背負いという、この場にふさわしい技を用意している。
アンドレも普通に能力の劣る部分を意識していて、
腕狙いという理に頼りながら、一方でそのサブミッションでテンポを落とさないように考えている。
雰囲気の面ではブッカーが良い仕事をしていて
両者リングアウトを延長させる筋書き、
そしてその延長戦をハンセンのラリアット炸裂、
アンドレがそれに引けを取らないラリアットをレフェリーに打つ事で実質的勝敗をつけずに
夢を夢のまま膨らませて終わらせているのが素晴らしい。
全体的にもっと上手くできるような印象を受けましたが
ヘビー級ならともかく、スーパー・ヘビー級の対決としてはこれで十分です。
アンドレの生涯最高試合に位置づけられる、
知性と能力によって作り上げられた好勝負。
ぎりぎり好勝負です。
(執筆日:5/22/10)
Cタイガー・マスクvs.グラン浜田(11/5/81)
身体能力の限界までタイガーは動くので
浜田と攻防のリズムが完全にはあってないですね。
そこで浜田は1つ1つ切る受けで対応しています。
こうなると浜田の経験、能力で十分に
クオリティの高い攻防に仕上げる事が出来ます。
浜田は激しい攻撃も見せていて気合入っていましたね。
しかし安定感がある一方、
中盤のここぞで加速せずに引っ張る展開が目につきましたね。
浜田がトペ後、場外ダイブにいって自爆しタイガーがCO勝ちを拾う、という終わり方なので
ここで浜田が先輩としてタイガーを追い込んでいたら完璧でしたね。
それがないせいで後半の移入度が物足りなかったですね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:4/25/10)





