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新日本プロレス:Best of NJPW 2025 part.9の分析


名勝負 なし
好勝負 G1公式戦:辻陽太vs.上村優也(7/22/2025)

G1公式戦:海野翔太vs.ザック・セイバーJr.(7/23/2025)

G1公式戦:エル・ファンタズモvs.ザック・セイバーJr.(7/26/2025)

G1公式戦:KONOSUKE TAKESHITA vs.鷹木信悟(7/26/2025)

@G1公式戦:辻陽太vs.上村優也(7/22/2025)
 辻ゆったり間を取った試合運びをしながら
 上村の腕攻めをトコトン受けていきます。

 売れ線の形に落とし込まず
 今の上村のやりたいことやらせた上で
 全力でアレンジしたらどうなるか。
 それを手数少なく上手くやって見せた辻の構築力には脱帽です。

 最後のまとめ方も完璧です。

 ぎりぎり好勝負。

AG1公式戦:タイチvs.デビッド・フィンレー(7/22/2025)
 フィンレーはヒールとして後手に回りつつ
 自分の価値を守るバランス感の良さが素晴らしい。

 主導権を取り返せば緩急をつけながらの試合運びでアピールし
 格差を見せつけつます。

 タイチはキャリアの晩年になっていることを自覚しつつも
 その中で自分のスタイルを貫き続けます。

 フィンレーもタイチに合わせて細かい一進一退。
 綺麗にまとまっていて上質な攻防でしたね。

 好勝負に少し届かず

BG1公式戦:海野翔太vs.ザック・セイバーJr.(7/23/2025)
 1.4はやりすぎて失敗試合として認定されたものの
 決して2人で作っているもの自体は悪くなかったカード。

 その時全力でやった過去は
 試合構築上も観客が試合に抱く意味合いとしても効いています。

 この試合も海野の執拗な膝攻めは素晴らしく、
 セイバーとのテンポの合った試合の進め方は
 気持ち良く2人の攻防を見入らせることができます。

 セイバーの細かな所作の意味付がありながら
 目まぐるしく攻防の物量あり。
 その中の大半は良質で、印象で他を引き上げるシーンがあります。

 海野の新しく技セットに加えたラリアットも効果的でした。

 1.4の良いとこを残し、悪いとこを無くしただけではない。
 その先を見せてくれた内容で
 1.4の失敗を塗り替えられるだけの一戦でした。

 文句なしに好勝負。

CG1公式戦:エル・ファンタズモvs.ザック・セイバーJr.(7/26/2025)
 レスリングの調和。
 新日において圧倒的に格が違いますが、
 そこを気にせず海外団体でのマッチ・アップかのように
 自在にレスリングを愉しんでいますね。

 面白くしてやろうというそれぞれの考えが一致。
 面白いというのは一つ一つのムーブに表れていて、
 下手すれば表面的なエンタメに寄ってしまう所ですが
 総体としてもまとまりがあって素晴らしい。

 最後もニア・フォール自体はそんなに多くないものの
 それが必ずしも必須要素でないことを見せつけました。
 お見事。

 文句なしに好勝負。

DG1公式戦:KONOSUKE TAKESHITA vs.鷹木信悟(7/26/2025)
 ショルダー・タックルの耐え合い等ハード・ヒット。

 キャリア・ピークの竹下に対し鷹木はそのピークは過ぎている訳ですが、
 それでもここぞの一戦ではまだまだ引けを取らないのが凄いですね。

 コンビネーションの完成度や
 攻め合いの中に光るダメージの見せ方で勝負できています。

 1.4に比べるとじっくり時間をかけた激闘。
 時間をかけただけの+αが物足りず1.4を超えるまではいきませんでしたが、
 良くも悪くも現代ハイ・スパート・プロレスの最先端です。

 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:7/?/25)