新日本プロレス:Best of NJPW 2025 part.5の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | タイチ、石井智宏vs.内藤哲也、高橋ヒロム(4/26/2025) ルーザー・リーヴスBULLET CLUBケージ・マッチ:BULLET CLUB War Dogs(デイヴィッド・フィンレー、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニ―、ゲイブ・キッド、石森太二)vs.ハウス・オブ・トーチャーズ(EVIL、成田蓮、SANADA、SHO、金丸義信)(5/3/2025) STRONG女性王座戦:メルセデス・モネ(ch)vs.白川未奈vs.AZM(STRONG 5/9/2025) |
@タイチ、石井智宏vs.内藤哲也、高橋ヒロム(4/26/2025)
体が重たい内藤。
ヒロムとの連携がアクセントになるものの
それでも動きとしてはもっさり。
しかしヒロムと石井がハイ・テンション・バトルで弾みをつけると、
見栄えのする攻防が続いていきます。
それぞれが自分のあるべきポジションから試合に参画し、
内藤もまた一時的に素晴らしい働きを見せ、
良い介錯を内藤に対してしたなという印象を残しました。
ぎりぎり好勝負。
Aルーザー・リーヴスBULLET CLUBケージ・マッチ:BULLET CLUB War Dogs(デイヴィッド・フィンレー、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニ―、ゲイブ・キッド、石森太二)vs.ハウス・オブ・トーチャーズ(EVIL、成田蓮、SANADA、SHO、金丸義信)(5/3/2025)
時間差ではなく最初から全員参加で乱闘。
テンションは高くて良いですね。
場外にはけて整理しスポットを基本リング内のみ、という構築は
カオスさが求められるこの形式と相反していて熱量が上滑りしていますが、
それでも見応えあるのはBC WDの充実ぶりによる所が大きいですね。
リーダーのフィンレーに加えてゲイブは勿論、
クラークもこの手の形式で読めるレスラーになりましたね。
また、モロニ―の頑張りも印象的でした。
対するHoTは全体的に印象弱めでしたが、
成田が流血を顧みないファイトを見せていたのは良かったですね。
ぎりぎり好勝負。
BIWGP世界ヘビー級王座戦:後藤洋央紀(ch)vs.カラム・ニューマン(5/4/2025)
ちゃんと地力があるとはいえカラムのポジションを
Wrestling Dontakuのメインに抜擢するとは驚きましたね。
落ち着いたベースラインに
切り返し合いを混ぜ込んでいく
カラムはダメージ表現良いものの
それに頭行くと結構その要素に徹する
後藤とのバランス調整の頭は余りない
後藤が伸び伸びと安定して
王座戦らしい王座戦が出来るという意味では
良い挑戦者だったか
好勝負に少し届かず。
CSTRONG女性王座戦:メルセデス・モネ(ch)vs.白川未奈vs.AZM(STRONG 5/9/2025)
アピール性をベースに3ウェイを合わせで織り込みます。
合わせといってもその頻度は高い。
また、モネを王者として白川、AZMを対比的に据えた構図も良好で、
白川、AZMの戦略が上手く試合の中で活きていましたね。
クイックを存分に活かしてスリリングに。
モネが二冠の状態を解消するに内容・結果共に良い落し所でした。
ぎりぎり好勝負。
DBotB公式戦:ニック・ウェインvs.エル・デスペラード(5/14/2025)
軽快にニックが身体能力を見せて、デスペが脚攻め。
まだまだ新顔のニックを立てるには分かりやすいシチュエーションですね。
デスペが余裕のある状態から
ニックの奮闘により余裕がなくなっていく推移をテンポ感で表現。
終盤も適切に攻防を組み合わせて、
まだまだ出来ることは残しつつ、ニックの良好な印象を築きました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:5/?/25)