新日本プロレス:Best of NJPW 2025 part.2の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | エチセロvs.ザック・セイバーJr.(1/11/2025) Jr.ヘビー級王座戦:エル・デスペラード(ch)vs.藤田晃生(2/4/2025) NEVER無差別級王座戦:KONOSUKE TAKESHITA(ch)vs.オレグ・ボルチン(2/11/2025) グローバル王座戦:辻陽太(ch)vs.ゲイブ・キッド(2/11/2025) IWGP世界ヘビー級王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.後藤洋央紀(2/11/2025) |
@エチセロvs.ザック・セイバーJr.(1/11/2025)
3度目をアメリカ興行とはいえNJPWで見られるとは。
巧みなグラウンドは変わらず。
とはいえ同じものを行う訳にはいかないので早めにヒートアップすると
ロープ、コーナー上も使っての攻防。
この2人でなくてもというテイストではありますが
細かな部分を拾っての繋げ方など2人のテクを堪能できるのは確か。
そして最後はレスリングに戻って味わい深い攻防。
2024年の2試合には明らかに劣るものの
単独で見れば一定の魅力は十分にあり。
ぎりぎり好勝負。
AJr.ヘビー級王座戦:エル・デスペラード(ch)vs.藤田晃生(2/4/2025)
デスペが胸を貸して藤田のレスリング力を、ハード・ヒットを
バランスよく引き出していきます。
藤田のアクションを踏まえた腕攻め、脚攻めは見事で
両方攻めつつも狙いは散らず、攻防に理屈が通っています。
藤田はロープの反動を使ったジャーマン等
印象的な技を複数用意してこのビッグ・マッチを成功させました。
王者になればデスペのような方法論が求められるでしょうが、
今はこのような対策でも十分にOK。
噛み合って両者魅力的に映った一戦でした。
文句なしに好勝負。
BNEVER無差別級王座戦:KONOSUKE TAKESHITA(ch)vs.オレグ・ボルチン(2/11/2025)
ボルチンの突進力を見せたあと竹下が鉄柱誤爆から腕攻め。
素材として有望なボルチンを見せつつ
適切にコントロールしていますね。
NEVERの世界観が描かれた上で、
ボルチンを終盤も上手く見せ場作っています。
最後のフィニッシュの見せ方も格好良かったですね。
無理に長引かせずコンパクトな中で完走。
ぎりぎり好勝負です。
Cグローバル王座戦:辻陽太(ch)vs.ゲイブ・キッド(2/11/2025)
ゲイブも確変してこれからのトップ・カードですね。
その位置付けにふさわしく
無駄に動きを重ねず、一つ一つで余韻を入れる表情・仕草です。
辻が先に引いて一進一退をしたい意図を示したのに対し
ゲイブはもう少しバチバチしたかった気持ちのズレもありますが、
自分のやりたいことを緩めずにアジャストしていったのは双方お見事。
辻が見せてやろうぜ俺たちの時代を、と
ダウンしているゲイブに言葉を投げかけるシーンが
転換点になっていますが、わざわざ言葉にせずとも表現できているレベル。
ゲイブのカウンターでのパイル・ドライバーや辻のストンプなどの技も
そういう見せ方を求められて応じている感はやや強い。
全てが2人の中からナチュラルに昇華されているものではなく、
最後も両者ダウンの見せ方良くなくてもやっとするものの
ベースのクオリティの高さは間違いなく、
これは是非とも黄金カードになって欲しいなと思いましたね。
ぎりぎり好勝負
DIWGP世界ヘビー級王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.後藤洋央紀(2/11/2025)
中々王座に届かない後藤に対し、
今度こそと観客は多大な歓声を送ります。
後藤はできないことを無理にしないし、
そこをできないことに対し逡巡を見せず、
しない選択肢を選び取ります。
それこそが今の後藤だからこその境地と言えますね。
ネック・ツイストからセイバーのターン。
ドライバーとサブミッションの二段構えで
分かりやすく後藤を追い込んでいきます。
後藤といえばシングルだとvs.棚橋がずっと思い浮かんでしまいますが、
ハードで若さがないと越えられないその試合ではなく
今の後藤だからこそのスキルとシチュエーションを活かした試合で、
そしてそれに相応するレベルに昇華できたのが良かったですね。
一体感を覚えさせる為の流れ作りと攻防の見せ方。
後藤への目に見える流れを作りつつ
クイックで、もしかしたらと思わせるザックならではのあてはめ方で
20分台ながらエモーショナルな一戦に仕上げています。
文句なしに好勝負。
(執筆日:2/?/25)





