TOP日本のプロレス新日本プロレス 2024年の大会 → 新日本プロレス:Best of NJPW 2024 part.8

新日本プロレス:Best of NJPW 2024 part.8の分析


名勝負 なし
好勝負 G1公式戦Aブロック決勝:ザック・セイバーJr.vs.鷹木信悟(8/17/2024)

G1決勝:ザック・セイバーJr.vs.辻陽太(8/18/2024)

NEVER無差別級王座戦:HENARE(ch)vs.高橋ヒロム(9/9/2024)

@G1公式戦Bブロック決勝:辻陽太vs.デイビッド・フィンレー(8/17/2024)
 フィンレーがヒール・ムーブ。
 もう辻を強く見せた上でいなせば効果的ですが、
 少し中途半端な向き合い方でしたね。

 中盤は安定し、それぞれ印象的なスポット。
 終盤に向けて右肩上がりの流れを作りましたね。
 
 その上で予告していたテーブル葬。
 それを利用してドラマチックに盛り上げました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

AG1公式戦Aブロック決勝:ザック・セイバーJr.vs.鷹木信悟(8/17/2024)
 鷹木は今回は良く見ていて
 受け側から思考を組み立てていますね。

 セイバーがテクニックで先行しますが、
 鷹木がラフさを交えながら反撃。
 硬軟上手くミックスされています。

 前回と同じクオリティを担保しつつ
 その上で決勝をかけた攻防にふさわしいボリューム感も持たせています。

 文句なしに好勝負。

BG1決勝:ザック・セイバーJr.vs.辻陽太(8/18/2024)
 ザックが辻をグラウンドで無効化して腕攻め。

 辻はスケールの大きなトペで反撃。
 まずはどっしりと土台を作る序盤ですね。

 中盤ギアを上げつつ20分時点でまだまだ。
 少し前半の構築がスローすぎるか。

 合わせた技の感覚そのままに後半は加速し、
 ぴったりの切り返しを見せます。

 そして最後はザックの特別すぎるサブミッション・フィニッシュ。

 ピークをもう少し前倒ししながら
 全体構成すれば名勝負にもなり得た内容でしたね。

 文句なしに好勝負。

CSTRONG女性王座戦:メルセデス・モネ(ch)vs.渡辺桃(STRONG 8/30/2024)
 桃がヒール・ワーク。
 アメリカのリアクションを楽しみます。

 お互い挑発を入れ込みながら一進一退。
 分かりやすい桃の攻めに対し、
 モネがフェイスとして単純な応対になっていて、
 もう少し両者の良さを広げれたかなという印象は残りますが高クオリティ。
 
 好勝負に少し届かず。

DNEVER無差別級王座戦:HENARE(ch)vs.高橋ヒロム(9/9/2024)
 HENARE体格差あるとはいえ
 そこでドミネイトせず胸を貸すスタンスなので、
 ヒロムの受けと反撃の機運を自由に出せます。

 HENAREも簡単には反撃許せない中で
 追撃を抑えて適切な試合運びですね。

 ヒロムの健闘とHENAREの力強さを確立した上で締め。

 ぎりぎり好勝負です。


(執筆日:12/?/24)