TOP日本のプロレス新日本プロレス 2023年の大会 → 新日本プロレス:Best of NJPW July 2023

新日本プロレス:Best of NJPW July 2023の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@Jr.ヘビー級タッグ王座戦:キャッチ22(フランシスコ・アキラ、TJP)(ch)vs.バレット・クラブ・ウォー・ドッグス(クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニ―)(STRONG 7/4/23)
 STRONGによる日本興業PPV。
 
 キャッチ22は魅力的なタッグ・ワークで本当に完成されていますね。

 対するウォードッグスへは反応控えめ。
 日本での参戦数少ないレスラーに冷たいですね…。
 確かに少し物足りなさもあるが
 基本的には良い仕事をしています。
 
 そして終盤は予想以上にタッグとして動いており、
 キャッチ22と印象的な攻防でバトン・タッチするだけのものに仕上げています。

 好勝負に少し届かず。
 
Aドゥームスデイ・ノーDQ:エル・デスペラード、葛西純vs.ホミサイド、ジョン・モクスリー(STRONG 7/4/23)
 STRONGによる日本興業PPV。

 セミと同じく観客席乱闘でスタートですが、
 先ほどの入場口上からのダイブと違って、こちらはラフで魅せる。

 ブッキング当初、ホミサイドの抜擢に違和感がありましたが、
 トルネード寄りのラフ・ファイトなら理解力のあるホミサイドは確かにありですね。
 
 葛西、デスペが受けに回った中盤。
 一応通常形式でタッチ・ルール見せますが、
 中途半端でトルネード・タッグ・ルールで良かった気もしますね。

 デス・マッチ的演出も加わり、らしさ爆発。
 翌日のモクスリーvs.デスペの一騎打ちへの期待感も高め、しっかりと締めくくりました。

 好勝負に少し届かず。
 
Bファイナル・デス・マッチ:エル・デスペラードvs.ジョン・モクスリー(STRONG 7/5/23)
 STRONGによる日本興業PPV2日目。

 有刺鉄線ボードが事前に両コーナーに設置された状態で試合開始。
 これが別ブランドとはいえ新日のカードとは隔世の感がありますね。
 
 ロジックを意識し、過激になり過ぎないように
 一定の配慮をしながらも2人ならではのやりたいプロレスを披露。

 じっくり時間をかけ、それぞれ攻めと受けの絵姿を見せてくれます。

 その上で丁寧にギアを上げ
 最後は敢えて凶器を排除して技の攻防で魅了。

 魔法の時間とは言わないまでも組まれた価値のある内容でした。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:7/?/23)