新日本プロレス:Best of NJPW January 2023の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 中嶋勝彦vs.鷹木信悟(1/21/23) |
@オカダ・カズチカ、真壁刀義vs.清宮海斗、稲村愛輝(1/21/23)
清宮が意識するもオカダは無視。
清宮がカットするもサブミッションを外さないオカダの顔を蹴ります。
ここからオカダがバーサク・モード。
セコンドのオカダと清宮の小競り合いがカメラの中心に。
権利者を置いてけぼりにすることでリアルな不協和音を演出。
感情の出し方の起伏も良いですね。
真壁をカードに入れて、ああフォール取られる要員ね、と思わせて、
このノー・コンテストでの終わりを全く思わせなかったの手腕にも脱帽。
こういうアングルがはまった時に日本のプロレスは爆発的な熱量生むので楽しみですね。
まあまあ良い試合。
A中嶋勝彦vs.鷹木信悟(1/21/23)
真っ向から打撃の打ち込み合い。
予想通り、期待通りのえげつないハード・ヒットです。
相手のハード・ヒットに比例する受け身に
それ以上のハード・ヒットで応える反撃。
ストレートに極北に向かう攻防でしたね。
中嶋が試合全体を通して強い芯を通した一方で、
鷹木が弱さも見せて緩急を利かせ、
後半にかけて差別化を図っていったのも正解でした。
2人ならではの試合です。
文句なしに好勝負。
B内藤哲也vs.拳王(1/21/23)
内藤がすかしつつも手合わせ。
普段ない邂逅の演出として良いが、
まどろっこしさはあって、もう少し尖らせても良いかも。
拳王がアピールをパクって挑発しながらオーソドックスな試合運び。
アウェイの中ヒールとして煽ります。
全体構成は長ったらしいですが、
ポイント、ポイントで見ると相手に対するアンサーは細やかですね。
ただDDTの時もそうですが拳王は役回りを与えられると、
それに忠実でありつつデフォルメする中で型に収まってしまうので、
終盤も思ったほど跳ねなかったですね。
中々良い試合程度。
(執筆日:1/?/23)